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職業執行者の俺、 天使と悪魔と契約して異世界を生き抜く!!(旧題: 漆黒の執行者)

サクえもん

第三十八話 野宿

 今俺たちは、 十階にいる。
 あの後俺たちは、 ダンジョン内にある宝などを探したりモンスターとかと戦闘しながら、 上の階を目指して進んでいった。
 なぜ十階までしか進めなかったかというと、 モンスターが強いのもあるが、 やはり砂嵐のせいで方向感覚が狂わされるのが、 一番の原因だと思う。
 そして、 今の時刻は、 夜の十九時だ。 
 ダンジョン内は、 どうやら外の明るさとリンクしているため今は、 ダンジョン内は真っ暗でよく見えない。
 そのため俺たちは、 ダンジョン内で野宿することになった。


 「さて、 テントの準備をしましょうか。 それであんたってテント持ってるの?」
 「そんなの持ってるわけないだろ? 何せこのダンジョンだって一日で攻略するつもりだったんだからな」
 

 俺は、 ドヤ顔をしつつそう言った。
 

 「あんた今すぐその顔やめないと殺すわよ?」
 「おいおい。 そう怒るなよ」
 「別に怒ってないわよ。 そんなことよりあんた今日は、 何処で寝るつもりなの?」
 「ん? そんなの外で徹夜に決まってるが? だから見張りは、 俺がするからお前は、 テントでも張ってぐっすり寝てていいぞ」
 「あんたがそう言うならそうさせてもらうわ」


 そう言って、 ミスティはテントを組み立て始めた。
 ちなみにミスティは、 マジックバックと呼ばれる物を持っており一見ただの袋なのだが、 その中には無限に物が入るらしい。
 マジックバックは、 どこぞの某猫型ロボットが持っているものとは、 大きくデザインが違ったので、 俺はその点が、 少しがっかりした。
 また、 今俺が何をしているかというと創造魔術で、 薪を作り、 焚火ができるよう準備している。
 火については、 火打ち石で何とかするつもりだ。 
 しかし、 俺は、 火打ち石を使ったことがないためかなり苦戦して、 今も火をつけることができていない。


 「あんた何やってるの?」
 

 どうやらミスティもテントを組み立て終えたようで、 俺が何をしているのか気になっためこちらに来たようだ。


 「火をつけようとしてるんだ。 でも俺は、 火の魔法が使えないからこうやって火打ち石を使っているわけだ」
 「ふ~ん。 あんた火の魔法使えないんだ」


 そう言ったミスティは、 俺を馬鹿にしたような顔をしてきた。
 こいつ本当にいちいちムカつくな。


 「そうだよ。 だから火つけるのに邪魔だからお前は、 あっち行け」
 「ちょっと! 何よその態度! せっかく私が魔法をつかって火をつけてあげようと思ったのにそう言うなら勝手にすれば! それと今から、 お風呂に入るから絶対に覗くんじゃないわよ!」
 「風呂ってどうやって入るつもりなんだ?」
 「私のテントは、 特別製で、 見た目はただのテントだけど中は、  普通の一軒家くらいの広さは、 あってその中に風呂もあるのよ!」
 「そうなのか。 教えてくれてありがとな。 それとお前の幼児体型なんて興味ないから安心しろ」
 「あんた殺す!」


 そして、 俺はまた火をつける作業に戻った。
 ミスティは、 自分が相手にされていないことを悟ると怒りながらテントに戻っていった。
 また俺は、 火をつける作業を進行すると同時にルーに連絡をとっていた。


 (ルー。 今いいか?)
 (いいわよ!)
 (お前たちって今何階にいるんだ?)
 (ええと十二階だったはずよ)
 (そうか。 それで今どうしてるんだ?)
 (今こっちは、 野宿の準備をしてるって感じよ。 優は?)
 (俺もそうだ。 それでお前寝床は、 どうするんだ?)
 (それは、 あの魚人の女が大きなテントを持ってたからそこで寝るつもり)
 (それは、 よかった)
 (まさか優は、 この砂嵐の中外で寝るの?)
 (そうだが?)
 (あのチビ女は?)
 (あいつは、 テント。 それで俺は一晩中見張りをするつもり)
 (ねぇ。 今すぐ優の居場所を教えて。 そしてあのチビ女を殺しましょう!)
 (お、 落ち着け! とにかく要件は、 これだけだから! じゃあな!)
 (ちょ、 ちょっと優まだ話は終わって……)


 そう言って俺は、 無理やりルーとの会話きった。
 また、 火打ち石の方は、 全然うまくいかなかったためまだ火がついていない。
 そんなことをしているとミスティが無言でこちらに近づいてきて、 魔法を使って火をつけてくれた。


 「ありがとな。 助かったよ」
 「ふん!」
 

 そう言って、 ミスティは、 テントの中へと戻っていた。
 さて、 火もついたし俺も料理をしないとな。
 俺は、 創造魔術を使い鉄の櫛を作り、 ダンジョン内で殺したモンスターの肉を串焼きにして食べた。
 味としては、 やはり砂嵐がある分砂が大量に肉につき、 食べる時口の中がジャリジャリし、 おいしくなかった。
 ミスティは、 食事は、 どうするのか気になったが、 あいつのことだから何か持ってるだろうと思い、 気にしないことにした。
 また俺は、 見張りの仕事をすると言ってしまったため今日も城に行けない。
 これは、 さらにやばいことになった。
 仕事もたまるし、 アリシアには、 絶対殺されるだろうし、 本当にどうしよう。
 俺は、 夜の間は、 見張りをすると同時に、 創造魔術の訓練をすることにした。
 そして、 そんなことをして一晩夜を過ごした。
 そして今現在の時刻は、 午前九時であるにも関わらず、 ミスティは、 テントから出てこない。


 「あいつ遅いな。 一体何やってるんだ?」


 俺は、 昨日から徹夜をしていることもありかなり苛立っていた。


 「ええい。 こうなったらテントの中に入るか!」


 俺は、 そう結審した後、 ミスティのテントの中に入っていた。
 ミスティのテントの中は、 かなり広く、 驚いた。
 

 「さて、 とりあえず寝室を探さないとな」
 

 結果から言うとミスティは、 まだ寝室で寝ていた。
 ちなみに今のミスティの服装は、 子供向けの熊のパジャマを着ていた。
 俺は、 その気持ちよさそうに寝ている姿に、 かなりムカついたのでほっぺたを思いっきり引っ張て起こすことにした。


 「おい! いつまで寝てる! いい加減起きろ!」
 

 俺は、 そう言いながらミスティのほっぺたを引っ張たのだが、 こいつのほっぺたの感触が、 マシュマロみたいに柔らかくて、 つい何度も引っ張ってしまた。


 「い、 痛い痛い! 急に何するの! てかなんであんたがここにいるの! まさか私があまりにも可愛すぎて我慢できなくなって夜這いに来たのね!」
 「違うわ! 誰がお前みたいな幼児体型に興味があるか! それと夜這いと言ったが今はもう朝だ! だからさっさと準備しろ!」
 「また、 幼児体型って言ったわね! ぶっ殺してやる!」
 「ああ、 もういいからさっさと準備してくれ!」


 結局あの後ミスティは、 剣を振り回し俺に襲い掛かってきた。
 俺は、 それに対し剣を取り上げ、 地面に組み伏せたところ、 今度は痴漢とか変態とか散々暴言を吐かれた。


 「お前いい加減にしろ!」


 俺が、 本気で怒るとミスティはその俺の声にビックリし、 今度は泣き出してしまった。
 これでは、 完全に子供である。


 「ああ、 もう大きな声をだして悪かった! だから泣き止んでくれ!」
 「わ、 わかったわよ。 それとさっきは、 ごめんなさい」
 「ああ、 気にするな」


 どうやらやっと落ち着いてくれたようだ。
 

 「それと今から準備するからこのテントから早く出て行って」
 「わ、 わかった」


 俺は、 ミスティにそう言われ急いでテントを出た。
 俺が、 テントを出てから十分後。
 ミスティは、 出てきた。
 そしてテントをあっというまに片付けた。


 「さて、 今日こそは合流するわよ! ついてきなさい下僕!」
 「はいはい。 お嬢様」


 俺は、 いつからこいつの下僕になったかは、 知らないがここでまた俺が何か言うとこいつはまた怒りだすに違いないという確信があったため俺は何も言わなかった。
 そして、 今日も俺たちは、 上の階を目指して進むのであった。
 




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