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職業執行者の俺、 天使と悪魔と契約して異世界を生き抜く!!(旧題: 漆黒の執行者)

サクえもん

第三十一話 挨拶

 俺が、 城の玉座のある部屋につくと、 部屋には、 アリシアとジークとリーゼがいた。


 「遅いぞ! 待ち合わせの時間を十分も遅刻だ!」
 「それは、 申し訳ありません。 何せこちらにも事情は、 あるので」
 「おい。 なんだそのしゃべり方は。 気持ち悪いから昨日みたいに話せ」
 

 き、 気持ち悪いだと! 失礼な奴だ。 
 こっちだって好きでこのしゃゃべり方をしているわけではないのに!
 

 「いえいえ。 何を言っているのですか? 私は、 もともとこういうしゃべり方ですよ?」
 「お前が、 自分のしゃべり方が、 周りの人間に、 バレたくないのは理解している。 だがこの部屋には、 お前のもともとのしゃべり方を知っている連中しかいない。 それに全員信用できる人物だ。 だからその気持ち悪いしゃべり方をやめろ」
 「わかったよ。 これでいいんだろ」
 「そうだ。 やっぱりお前は、 そちらのしゃべり方の方が、 魅力的だぞ?」
 「うるせぇ。 それで今日は、 国民に俺が、 お前の結婚相手だって挨拶すればいいのか?」
 「そうだ。 それと結婚式だが明日やる」
 「は!? 明日だと!? それは、 いくら何でも急すぎないか!?」
 「経費を削減するために私達の即位式と合同でやることになったんだ。 だから今日はここに泊まっていけ」
 「まじかよ」


 これは、 非常にまずい。
 明日は、 四人と町を回る約束をしている。
 約束は、 四人の方が先だし、 そもそも約束は俺の方からしてしまった。
 それを今更消すことなんてできない。
 それと今日ここに泊まれと言われても今夜は、 ルーとの約束もある。
 また、 ここで俺が、 ルーとの約束を破れば、 大変なことになる。
 今度は、 きっと腕一本だけがは、 すまないだろう。
 最悪首を飛ばされ兼ねない。


 「さっきからどうしたんだ? 顔色がすぐれないようだが?」
 「気にするな。 それと今夜ここで泊っていくのは、 絶対に無理だ」
 「それは、 なぜだ?」
 「理由は、 言えない。 だが絶対に無理なんだ」


 理由なんて言えるわけないだろ!  理由は、 女の子と寝るためですなんて言ったら一体どんな目で、 見られることやら。


 「む。 そこまでお前が言うなら今夜は諦めよう。 なら明日の夜ならどうだ?」
 「なあ。 なんでお前は、 そこまでして俺を泊めようとするんだ?」
 「それは、 言えん。 お前にも秘密があるように私にも秘密は、 あるんだ」
 「そうか。 それと明日なら多分大丈夫だな」
 「そ、 そうか」


 そう言ったアリシアは、 とても嬉しそうだった。
 こいつ一体俺に何をする気なんだ?


 「さて、 そろそろ時間もちょうどいいだろう。 今からお前には、 国民の前であいさつしてもらう」
 「わかった。 それで俺は、 一体どこに立てばいいんだ?」
 「そうだな。 まずは、 私から国民に対してあいさつする。 その後は、 私がお前の名前を呼ぶから、 呼ばれたら私の隣にこい」
 「了解した」
 「よし。 なら、 ジーク。 マジックミラーの準備を頼む」
 「わかりました」


 そうジークが言った後、 ジークは、 マジックミラーを用意し始めた。
 ちなみに今日のアリシアの姿は、 昨日の鎧姿とは、 違い豪華なドレスを着ている。
 ドレスのデザインは、 かなり派手なのだが、 それをアリシアが着ると下品さは感じられず、 むしろアリシアの美しさを引き立てていた。
 

 「姫様。 いつでも撮影可能です」
 「よしなら今から頼む」
 「わかりました」


 そうしてジークは、 マジックミラーに魔力を流し始めた。


 「国民の諸君今日は、 皆に伝えたいことがある。 すでに皆知っていると思うだろうが、 先代の王グレゴリウス・アーククラフトは、 昨日死んだ。 そして私が伝えたいこととは、 次の王であり私の夫を紹介することだ。 私の夫の名前は、 ファントムという。 皆これだけ聞いても全くピンとこないだろう。 しかし皆はすでに知っているはずだ。 昨日のワイバーンを一人で倒した男。 あれがファントムだ。 では、 今からその本人に挨拶してもらおうと思う」


 そうアリシアに言われ俺は、 アリシアの隣へと歩いて行った。


 「国民の皆さん私の名前は、 ファントムと言います。 私は、 彼女の夫であり、 全人類で自分に勝てる者はいないと思っております。 それは、 昨日の映像で理解できると思います。また私の名前は、 偽名です。 そしてこの仮面を外し私の素顔をさらすことは、 できません。 それは国民の皆様に対して失礼なことは、 百も承知です。 しかしそこには目をつむり私の話を聞いて欲しい。 私は、 王になったらまず初めに、 前の王を支援していたいわゆる王派と呼ばれる連中を排除します。 次にこの国の税金を必要最低限まで下げます。 また、 魔王軍やモンスターから襲われた場合、 私とこの国の騎士団全員で対処し国民の皆さんに一切被害者を出させないことを約束しましょう。 以上で私からの挨拶は、 終了させてもらおうと思います」


 俺は、 そう言った後、 アリシアの元から離れた。
 そしてアリシアが、 また話し始めた。


 「次に、 明日私とファントムの結婚式を上げようと思う。 その際、 町の中をパレード形式で回ろうと思っている。 それに対し国民の皆が私たちの結婚を祝ってくれると私は、 嬉しく思う」


 そう言って、 ジークは、 マジックミラーを切った。


 「お疲れ様ですファントム様」
 

 そう言って、 リーゼがこちらに近づいてきた。
 

 「ありがとう」
 「いえ、 お気になさらないでください。 何せ私は、 次期宰相としてファントム様を支えるつもりなんですから」
 「リーゼが、 次期宰相なのか?」
 「はい。 私は、 昔から頭だけはよかったので、 それでアリシア様に次期宰相をやってほしいとお願いされたので、 私はそれを引き受けたというわけです」
 「そうなのか。 ならこれからよろしく頼む。 俺は、 政治のことについては、 あまりよくわからないから、 その辺のことを教えてくれるとありがたい」
 「お任せください!」


 そう言ってリーゼは、 俺の両手を握ってきた。


 「おい。 リーゼ。 私は、 お前をファントムとイチャつかせるために宰相に任命したわけではないぞ?」


 そう言うアリシアは、 かなり不機嫌そうだった。


 「そんなこと当然理解してますよ。 アリシア様」
 「ならいつまでその手を握っているんだ?」
 「これは、 失礼しました」


 そう言った後、 リーゼはすぐに手を放してくれた。 


 「さて、 これで今日の用事は、 終わりか?」
 「そうだ」
 「なら、 俺は、 もう帰るわ」
 「わかった。 明日は、 朝の十時には、 ここに来い」
 「了解だ。 それじゃあな」


 俺は、 そう言った後ルーに連絡をとり、 ワープの魔法を使ってもらい自分の部屋へと帰っていった。
 俺が、 部屋に戻ると、 ルーは、 笑顔でお出迎えをしてくれた。


 「ただいま」
 「お帰り優。 今日は、 昨日よりだいぶ早かったけど私のために早く帰ってきてくれたの?」
 「そう言うわけじゃないが、 今日はそれほど予定はなかったからな」
 「そこは、 嘘でも私のためって言ってくれたら嬉しかったのだけどね」
 

 ルーは、 口ではそう言っているが、 顔は笑顔で、 俺がいつもより速く帰ってきたことにいつもより嬉しそうだ。
 

 「さて、 それでこの後は、 どうする?」
 「わかってるくせに」
 

 そう言ってルーは、 唇を尖らせた。


 「悪い悪い。 ついルーが可愛かったものだから意地悪したくなっただけだ」
 「もう。 優のいじわる」
 

 ルーは、 そう言った後服を脱ぎ裸の状態で、 俺に抱き着いてきた。


 「どう? ドキドキする?」
 「ああ、 すごくドキドキしてる」
 「それは、 あの女の抱き着かれたときよりも?」


 ルーが、 あの女と言っているのは、 きっと雪のことをさしているのだろう。


 「当然だろ?」
 「そう! なら嬉しいわ!」


 そう言って、 ルーは、 さらに自分の体を押し付けてきた。
 正直これ以上は、 我慢できない。


 「優。 もしかして、 もうしたいの?」


 おっとどうやら顔に出ていたようだ。


 「いいわよ。 私のことをめちゃくちゃにしても」


 そう言ってルーは、 ベットに入り俺を誘ってきた。
 俺は、 その言葉に完全に自分の理性を我慢しきれなくなり、 まるで獣のようにルーを一晩中求め続けた。
 



 

 



 




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