異世界を楽しみたい転生者
第61話少年期[51]イメージも大事だからな
「さてと、決闘は終わったから剥ぎ取りに移るとするか」
俺はドウガンが身に付けてる道具や武器をアイテムリングにしまっていった。
「ゼルート君、えっと。それは昨日と同じで・・・」
「はい。剥ぎ取りをしています」
俺はなにも悪びれずに答えた。
「決闘に勝ったんだから文句はないと思うけど、後から闇討ちされるかもしれないよ」
イルーネさんは心配そうに言ってくれた。
いや、実際心配してくれてるんだろう。いくら強いといっても俺は見た目まだ子供だしな。
「イルーネちゃん。こいつならそんな心配要らないと思うぜ。イルーネちゃんは昨日のドアンとの喧嘩も見ていただろう」
「それはそうですが・・・・・・」
この人は確か昨日俺に話しかけてくれた人か。
「そういえば少年に自己紹介をしていなかったな。俺はガンツだ。一応Cランクの冒険者だ。
少年のお陰で今日は稼がせてもらったよ。ありがとな」
「俺は俺に喧嘩売ってきた人を倒しただけですよ」
「確かにそうかもしれないな。でも昨日も同じこと聞いたが、最後の倒し方もそうだがなんで装備とかの剥ぎ取りまでするんだ?」
「あんな倒し方をすれば、恥ずかしくもう俺に絡んでこないと考えたからです。剥ぎ取りも新人に決闘で負けた上に装備まで取られたとなれば、トラウマの一つくらいあたえられるかなと思ったからです」
「な、なるほどな。確かに一理あるかもな」
ガンツさんは少しはわかってくれたようだ。
さてと、もう目ぼしいっものは持ってなさそうだし帰るとするか。
「ん?」
帰ろうと思った俺はドウガンの腰周りに、妙にもっこりした部分があったので探ってみた。
そしたら・・・。
「これは・・・イルーネさん。これって本物ですか?」
俺は見つけたものをイルーネさんに本物かどうか見てもらった。
確かに冒険者が持っていても不思議ではないが、Dランクのドウガン持っているとは思えないからな。一応確認してもらうことにした。
「どうしたんですか? ・・・・・・・こ、これは!?」
「どうですか?」
「た、確かに本物です!」
「どうしたんだ・・・・ってマジか!! 白金貨じゃねえか!!! なんでドウガンなんかが・・・そういえば結構前にドウガンが最高のお守りを手に入れたって言っていたが、まさがそれがその白金貨だったのか!?」
ぷっ、は、白金貨がお守りって。
そんな大金があればランクの高い武器や、魔道武器でも買えばよかったのに。
「やったじゃねえかゼルート! 一気に金持ちじゃねえか!!」
確かにそうだが白金貨ぐらい自分で稼ごうと思えば、稼げそうだしな。
この場はこうしておこうか。
「え~と、今ギルドにいる冒険者の皆さん! 俺は今回の決闘で白金貨をてに入れることが出来ました。 それでこの中に今回の決闘の賭けで負けた人達もいると思います。なので今日はこの白金貨で思う存分飲んでください!!」
と景気よく言ってみた。
すると・・・。
「「「「「ウオオオォォォオオオオーーーーーーーーー!!!!!!!」」」」」
「いいそ兄ちゃん! 気前良いな!!」
「おーーいみんな!! 今日は少年の奢りだ! 飲んで飲んで飲みまくるぞーーー!!!」
「はっはっはっ!! 俺はドウガンに勝って欲しかったが、今回は少年が勝ってくれたことに感謝だな」
「にしてもあの少年、確かゼルートだったか? まだ登録したばかりなのにかなりの強さだな」
「今のうちにパーティーに誘っておくか?」
「年上の女には興味があるのかしら?」
みんな良い感じに盛り上がってるみたいだな。
なんかパーティーに勧誘しようとしてる声もあったけどな。
「おいおいゼルート。確かに俺らは嬉しいことこの上ないが本当にいいのか? 白金貨だぞ」
「今のところ必要はないんで大丈夫ですよ。
あっ、イルーネさん。これはお願いします」
「わ、わかりました。で、でもガンツさんと同じことを聞くけど本当にいいの?」
まあ、白金貨だしこういう反応になるのは当たり前か。
「本当に大丈夫ですよ。それじゃあまた明日」
「ちょっ、また明日ってお前は飲んでいかないのかよ!?」
「酒はあんまり強くないんで。起きたらギルドの床だったてのも嫌なんで。それでは」
俺はギルドにいる冒険者達に気づかれないようにギルドからでていった。
「主よ」
「どうしたんだゲイル?」
「なぜあのようなことをしたんですか? あのお金は主が手に入れた物なので、主のために有効活用したほうがよかったと思うのですが」
なるほどな、ゲイルらしい考えだな。
「確かにそうかもしれないな。でもな、俺はただ冒険者と喧嘩がしたいわけじゃないんだよ。
この先依頼上他の冒険者と手を組まなきゃいけない時が来るかもしれないだろ。そういうときに悪いイメージばかり持たれてたら、あまり良くないだろ。だから今回みたいにイメージを良くしたりすることも必要なんだよ」
「なるほど。そういう意図があったんですね。さすが主。感服しました」
まったく。こいつはいつも大袈裟だな。
別に悪い気はしないから良いんだけどな。
「とりあえず宿に帰って飯を食うぞ」
「そうですね」
明日はなんの依頼を受けようかな~。
面白い依頼があれば良いんだけどな。
俺はドウガンが身に付けてる道具や武器をアイテムリングにしまっていった。
「ゼルート君、えっと。それは昨日と同じで・・・」
「はい。剥ぎ取りをしています」
俺はなにも悪びれずに答えた。
「決闘に勝ったんだから文句はないと思うけど、後から闇討ちされるかもしれないよ」
イルーネさんは心配そうに言ってくれた。
いや、実際心配してくれてるんだろう。いくら強いといっても俺は見た目まだ子供だしな。
「イルーネちゃん。こいつならそんな心配要らないと思うぜ。イルーネちゃんは昨日のドアンとの喧嘩も見ていただろう」
「それはそうですが・・・・・・」
この人は確か昨日俺に話しかけてくれた人か。
「そういえば少年に自己紹介をしていなかったな。俺はガンツだ。一応Cランクの冒険者だ。
少年のお陰で今日は稼がせてもらったよ。ありがとな」
「俺は俺に喧嘩売ってきた人を倒しただけですよ」
「確かにそうかもしれないな。でも昨日も同じこと聞いたが、最後の倒し方もそうだがなんで装備とかの剥ぎ取りまでするんだ?」
「あんな倒し方をすれば、恥ずかしくもう俺に絡んでこないと考えたからです。剥ぎ取りも新人に決闘で負けた上に装備まで取られたとなれば、トラウマの一つくらいあたえられるかなと思ったからです」
「な、なるほどな。確かに一理あるかもな」
ガンツさんは少しはわかってくれたようだ。
さてと、もう目ぼしいっものは持ってなさそうだし帰るとするか。
「ん?」
帰ろうと思った俺はドウガンの腰周りに、妙にもっこりした部分があったので探ってみた。
そしたら・・・。
「これは・・・イルーネさん。これって本物ですか?」
俺は見つけたものをイルーネさんに本物かどうか見てもらった。
確かに冒険者が持っていても不思議ではないが、Dランクのドウガン持っているとは思えないからな。一応確認してもらうことにした。
「どうしたんですか? ・・・・・・・こ、これは!?」
「どうですか?」
「た、確かに本物です!」
「どうしたんだ・・・・ってマジか!! 白金貨じゃねえか!!! なんでドウガンなんかが・・・そういえば結構前にドウガンが最高のお守りを手に入れたって言っていたが、まさがそれがその白金貨だったのか!?」
ぷっ、は、白金貨がお守りって。
そんな大金があればランクの高い武器や、魔道武器でも買えばよかったのに。
「やったじゃねえかゼルート! 一気に金持ちじゃねえか!!」
確かにそうだが白金貨ぐらい自分で稼ごうと思えば、稼げそうだしな。
この場はこうしておこうか。
「え~と、今ギルドにいる冒険者の皆さん! 俺は今回の決闘で白金貨をてに入れることが出来ました。 それでこの中に今回の決闘の賭けで負けた人達もいると思います。なので今日はこの白金貨で思う存分飲んでください!!」
と景気よく言ってみた。
すると・・・。
「「「「「ウオオオォォォオオオオーーーーーーーーー!!!!!!!」」」」」
「いいそ兄ちゃん! 気前良いな!!」
「おーーいみんな!! 今日は少年の奢りだ! 飲んで飲んで飲みまくるぞーーー!!!」
「はっはっはっ!! 俺はドウガンに勝って欲しかったが、今回は少年が勝ってくれたことに感謝だな」
「にしてもあの少年、確かゼルートだったか? まだ登録したばかりなのにかなりの強さだな」
「今のうちにパーティーに誘っておくか?」
「年上の女には興味があるのかしら?」
みんな良い感じに盛り上がってるみたいだな。
なんかパーティーに勧誘しようとしてる声もあったけどな。
「おいおいゼルート。確かに俺らは嬉しいことこの上ないが本当にいいのか? 白金貨だぞ」
「今のところ必要はないんで大丈夫ですよ。
あっ、イルーネさん。これはお願いします」
「わ、わかりました。で、でもガンツさんと同じことを聞くけど本当にいいの?」
まあ、白金貨だしこういう反応になるのは当たり前か。
「本当に大丈夫ですよ。それじゃあまた明日」
「ちょっ、また明日ってお前は飲んでいかないのかよ!?」
「酒はあんまり強くないんで。起きたらギルドの床だったてのも嫌なんで。それでは」
俺はギルドにいる冒険者達に気づかれないようにギルドからでていった。
「主よ」
「どうしたんだゲイル?」
「なぜあのようなことをしたんですか? あのお金は主が手に入れた物なので、主のために有効活用したほうがよかったと思うのですが」
なるほどな、ゲイルらしい考えだな。
「確かにそうかもしれないな。でもな、俺はただ冒険者と喧嘩がしたいわけじゃないんだよ。
この先依頼上他の冒険者と手を組まなきゃいけない時が来るかもしれないだろ。そういうときに悪いイメージばかり持たれてたら、あまり良くないだろ。だから今回みたいにイメージを良くしたりすることも必要なんだよ」
「なるほど。そういう意図があったんですね。さすが主。感服しました」
まったく。こいつはいつも大袈裟だな。
別に悪い気はしないから良いんだけどな。
「とりあえず宿に帰って飯を食うぞ」
「そうですね」
明日はなんの依頼を受けようかな~。
面白い依頼があれば良いんだけどな。
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