異世界を楽しみたい転生者
第26話少年期[16]いざめんどくさいお披露目会へ
は~~~~~~。
非常にめんどくさい。
なんでお披露目会みたいなものがあるんだ。
そんなのなくてもいいだろ!!
なんでそんなにイライラしてるのかだって?
別に他の貴族の子達と話したらりする事が、嫌なわけではないんだ。
むしろそれは若干楽しみでもある。
兄さんと姉さんの流れからして、俺も面倒くさそうな事が起きそうな予感がするが・・・。
それで俺が嫌なのは、言葉使いをあんな堅苦しくするのが面倒くさすぎるんだよ!!
なんであんな言い方で話すんだよ!!
もっとフレンドリーにとは言わないが、もう少し砕けた感じでいいだろ!!!
「どうしたんだゼルート。そんな元気がなさそうな顔をして。体調でも悪いのか?」
「いえ・・・少しばかり緊張しているので。そのせいで元気がないのだと思います」
お披露目会が面倒くさくて仕方がないから、なんてことは言えない。
「そうか・・・。安心しろゼルート! こういう場は確かに俺も面倒くさいが、慣れれば楽しいところもあるぞ!」
「それもそうですね! ところで父様。一つ質問があるのですが、よろしいでしょうか」
これは絶対に聞いておいた方がいいはずだ。
「構わないぞ。言ってみろ」
「お兄様やお姉様のときと、同じようなことが起こったときは、どうしたらいいですか?」
「ゼルート、そんなの決まっているだろう。ぶっとばして構わん! 俺が許す!!!」
「ありがとうございます!!! 父様!!!!」
よし! 父さんからの許しがでた。
相手がどんなやつでもぶっとばしてやる!!!!
そんなことを話ながら父さんと王城に向かっていた。
そんでついに目の前まで来た。
・・・・・・・・・・・・・
なんっっっっっっつーーーーでかさだよ!!!!
前世にあったデイズニーランドのシンデレラ城の二、三倍のでかさはあんだろ!! いや、もしかしてそれ以上か!?
「どうしたんだゼルート。王城のでかさにそんな驚いたのか?」
「え、ええ。そんなところです」
いやいやいや、初めてこの城を見て驚かないやつなんていないだろ。
「それでは中に入るぞ」
「は、はい」
おいおい、もうちょい心の準備をさせてくれよ!!!
さてさてここは・・・なんて言えばいいんだ?
パーティー会場でいいのか?
に入ったはいいんだが・・・ほんとに貴族の社交場っで感じだな。
回りの大人も子供もみんな豪華な服着てるし。
女の子達や貴婦人達もドレス着てるし。
本当に疲れそうな場所だな・・・・
んん? さっきまで大人達が話で盛り上がっていたのがピタリと止み、視線が一つの方向に集中した。
目線の先には・・・なるほど。そういうことか。
さすがに国王が現れたとなれば静かになるか。
「皆の者よ! 良く集まってくれた!! 本来ならここで長々とした話をしなければならないのだろうが、そんなのは抜きだ!! 大人は大人同士で! 子供は子供同士で仲を深めていこう!!!」
「「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」」
ずいぶんと豪快な王様だな。見た目通りって感じだな。良い王様なんだろうな。
前世の校長の長話みたいなのがあるかと思っていたけど、それもないみたいだしな。
「それと子供達よ!! 我が娘のルミイルもいるから仲良くしてやってくれ!!!」
こうしてお披露目会が開かれたわけだが。
実際これ大人達の飲み会じゃないのか?
もちろん権力や政治関係の話もしてるんだろうけど。
父さんはすごいね。元冒険者だったはずなのにあんな簡単に馴染んでるよ。
俺はというと・・・
隅っこで料理をつまんでます。
だってな~、魔力を使って聴力を良くしていろんな会話を聞いたけど、自慢話やどうにかしてこの家といい関係を結ぼうとか、そんな話ばかりだしな。
俺にも最初そんな感じの子供が来たが、適当にあしらったら直ぐに消えた。
はっきりと言って退屈だ。
なんて思っていたら前から金髪の、将来絶対イケメンになるであろう少年がこちらに来た。
「もしかしてゲインルート家の人かな」
「君は・・・」
「自己紹介がまだだったね。僕はスルト・マルクールだ。よろしくね」
「ああ、こちらこそよろしく。僕も自己紹介をしよう。ゼルート・ゲインルートだ。よろしく」
「こっちこそ。ゼルートって呼んでもいいかな」
「ああ、それでいいよ。こっちもスルトって呼ばせてもらうよ」
それから俺とスルトの話は続いた。
婚約者決めが多くて疲れるや、友達といたずらをして怒られたなどいろいろ話した。
多少貴族っぽい会話だったけど、なかなか楽しむことができた。今はスルトが父さんの冒険者時代の話を聞きたいといったので、父さんの冒険者の時の話をしている。
どうやら父さんは冒険者の中だけではなく貴族のなかでも有名らしい。
そこで話が盛り上がっている時に、以外な人物が訪れた。
「すみません。ガイル・ゲインルート様のご子息様のゼルート様でしょうか?」
その人物とは先ほど王様が紹介していたルミイル様だった。
濁りのないきれいな金髪。
そして将来必ず美人になるであろう顔。
だが幼さが残ってるのが顔もまた可愛い。
スルトとお似合いだな~と思いながら、スルトを見ると緊張してるからなのか震えまくってた。
「はい、私がゼルート・ゲインルートです。ルミイル様は私たちにどのような御用で?」
別に無礼をした覚えはないんだがな。
「是非ガイル様の冒険者時代の話を聞けたらいいなと思って来たのですが・・・迷惑だったでしょうか?」
「いえ、そんなことはありません。今スルトとちょうど話していたところなので、ルミイル様も一緒にどうですか?」
「是非お願いします!!!」
・・・・・・本当に可愛い子が笑うと、こんなに可愛いんだな。
その後はルミイルも交えて話を続けた。
お披露目会が終わるまで、ずっと続けばいいんだけどなと思っていたが。
やはりそんな簡単にはいかないらしい。
前からまだ七歳なのに、どうしたらそんな欲望にまみれた顔ができるのかと思う三人組が近づいてきた。
「ルミイル様。そんな位の低い者達と話さず、私達と話をしませんか?」
は~~~~~~、いきなり位の低い者と来たよ。
小物臭マックスだな。
非常にめんどくさい。
なんでお披露目会みたいなものがあるんだ。
そんなのなくてもいいだろ!!
なんでそんなにイライラしてるのかだって?
別に他の貴族の子達と話したらりする事が、嫌なわけではないんだ。
むしろそれは若干楽しみでもある。
兄さんと姉さんの流れからして、俺も面倒くさそうな事が起きそうな予感がするが・・・。
それで俺が嫌なのは、言葉使いをあんな堅苦しくするのが面倒くさすぎるんだよ!!
なんであんな言い方で話すんだよ!!
もっとフレンドリーにとは言わないが、もう少し砕けた感じでいいだろ!!!
「どうしたんだゼルート。そんな元気がなさそうな顔をして。体調でも悪いのか?」
「いえ・・・少しばかり緊張しているので。そのせいで元気がないのだと思います」
お披露目会が面倒くさくて仕方がないから、なんてことは言えない。
「そうか・・・。安心しろゼルート! こういう場は確かに俺も面倒くさいが、慣れれば楽しいところもあるぞ!」
「それもそうですね! ところで父様。一つ質問があるのですが、よろしいでしょうか」
これは絶対に聞いておいた方がいいはずだ。
「構わないぞ。言ってみろ」
「お兄様やお姉様のときと、同じようなことが起こったときは、どうしたらいいですか?」
「ゼルート、そんなの決まっているだろう。ぶっとばして構わん! 俺が許す!!!」
「ありがとうございます!!! 父様!!!!」
よし! 父さんからの許しがでた。
相手がどんなやつでもぶっとばしてやる!!!!
そんなことを話ながら父さんと王城に向かっていた。
そんでついに目の前まで来た。
・・・・・・・・・・・・・
なんっっっっっっつーーーーでかさだよ!!!!
前世にあったデイズニーランドのシンデレラ城の二、三倍のでかさはあんだろ!! いや、もしかしてそれ以上か!?
「どうしたんだゼルート。王城のでかさにそんな驚いたのか?」
「え、ええ。そんなところです」
いやいやいや、初めてこの城を見て驚かないやつなんていないだろ。
「それでは中に入るぞ」
「は、はい」
おいおい、もうちょい心の準備をさせてくれよ!!!
さてさてここは・・・なんて言えばいいんだ?
パーティー会場でいいのか?
に入ったはいいんだが・・・ほんとに貴族の社交場っで感じだな。
回りの大人も子供もみんな豪華な服着てるし。
女の子達や貴婦人達もドレス着てるし。
本当に疲れそうな場所だな・・・・
んん? さっきまで大人達が話で盛り上がっていたのがピタリと止み、視線が一つの方向に集中した。
目線の先には・・・なるほど。そういうことか。
さすがに国王が現れたとなれば静かになるか。
「皆の者よ! 良く集まってくれた!! 本来ならここで長々とした話をしなければならないのだろうが、そんなのは抜きだ!! 大人は大人同士で! 子供は子供同士で仲を深めていこう!!!」
「「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」」
ずいぶんと豪快な王様だな。見た目通りって感じだな。良い王様なんだろうな。
前世の校長の長話みたいなのがあるかと思っていたけど、それもないみたいだしな。
「それと子供達よ!! 我が娘のルミイルもいるから仲良くしてやってくれ!!!」
こうしてお披露目会が開かれたわけだが。
実際これ大人達の飲み会じゃないのか?
もちろん権力や政治関係の話もしてるんだろうけど。
父さんはすごいね。元冒険者だったはずなのにあんな簡単に馴染んでるよ。
俺はというと・・・
隅っこで料理をつまんでます。
だってな~、魔力を使って聴力を良くしていろんな会話を聞いたけど、自慢話やどうにかしてこの家といい関係を結ぼうとか、そんな話ばかりだしな。
俺にも最初そんな感じの子供が来たが、適当にあしらったら直ぐに消えた。
はっきりと言って退屈だ。
なんて思っていたら前から金髪の、将来絶対イケメンになるであろう少年がこちらに来た。
「もしかしてゲインルート家の人かな」
「君は・・・」
「自己紹介がまだだったね。僕はスルト・マルクールだ。よろしくね」
「ああ、こちらこそよろしく。僕も自己紹介をしよう。ゼルート・ゲインルートだ。よろしく」
「こっちこそ。ゼルートって呼んでもいいかな」
「ああ、それでいいよ。こっちもスルトって呼ばせてもらうよ」
それから俺とスルトの話は続いた。
婚約者決めが多くて疲れるや、友達といたずらをして怒られたなどいろいろ話した。
多少貴族っぽい会話だったけど、なかなか楽しむことができた。今はスルトが父さんの冒険者時代の話を聞きたいといったので、父さんの冒険者の時の話をしている。
どうやら父さんは冒険者の中だけではなく貴族のなかでも有名らしい。
そこで話が盛り上がっている時に、以外な人物が訪れた。
「すみません。ガイル・ゲインルート様のご子息様のゼルート様でしょうか?」
その人物とは先ほど王様が紹介していたルミイル様だった。
濁りのないきれいな金髪。
そして将来必ず美人になるであろう顔。
だが幼さが残ってるのが顔もまた可愛い。
スルトとお似合いだな~と思いながら、スルトを見ると緊張してるからなのか震えまくってた。
「はい、私がゼルート・ゲインルートです。ルミイル様は私たちにどのような御用で?」
別に無礼をした覚えはないんだがな。
「是非ガイル様の冒険者時代の話を聞けたらいいなと思って来たのですが・・・迷惑だったでしょうか?」
「いえ、そんなことはありません。今スルトとちょうど話していたところなので、ルミイル様も一緒にどうですか?」
「是非お願いします!!!」
・・・・・・本当に可愛い子が笑うと、こんなに可愛いんだな。
その後はルミイルも交えて話を続けた。
お披露目会が終わるまで、ずっと続けばいいんだけどなと思っていたが。
やはりそんな簡単にはいかないらしい。
前からまだ七歳なのに、どうしたらそんな欲望にまみれた顔ができるのかと思う三人組が近づいてきた。
「ルミイル様。そんな位の低い者達と話さず、私達と話をしませんか?」
は~~~~~~、いきなり位の低い者と来たよ。
小物臭マックスだな。
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