旅からの学び

RYO

〜癒しの島編〜2話

 闘技場に行き受付のお姉さんに出場手続きをお願いした。

「参加されるパーティは3人で宜しいですか?」

「はい。宜しくお願いしま・・・。」

「私も参加しまーす!」

 受付を済ませようとしたその時、ひとりの女の子が横から入ってきた。

「えっ!」

「参加人数は、4名でよろしいですね。これで手続きは、終わりです。大会の開催は2日後になりますので宜しくお願いします。」

 そのままの流れで、手続きが完了してしまった。

「あのー。あなたは?」

 その女の子は、両手で抱くように本を持ち短剣を2本腰につけていた。髪の毛はロングでピンク色。体型は、少し小柄だった。

「ごめんねー。私は、『ユピテル』と言います。闘技場に出場したかったんだけど1人では出場できなくて・・・。それで、急に横から入ってしまいました。許してね。」

 これも、何かのご縁かもしれないと思ったので4名で闘技場に参加することにした。

「僕は、リードって言います。宜しく!」

「俺は、ムドです!宜しく!」

「私は、リラです。同じ女の子同士仲良くしましょ!」

 みんなで、自己紹介をした。新しい仲間が出来たみたいで少しワクワクしている。

「あ!そうだ。戦闘スタイルについて話しておくね。私は、2本の短剣を使って攻める事ができるよ。身体能力を向上させる魔法も使えるからね。」

「身体能力を向上させる魔法って凄いね!」

 僕たちの戦闘スタイルについても話した。そして、闘技場での戦い方についても作戦をたてた。

「ぐぅ〜。」

 誰かのお腹が鳴る音がした。

「お腹空いちゃったー。」

 ユピテルのお腹が鳴ったのだ。みんなで笑い合い、そして御飯を食べに行くことにした。

つづく。

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