旅からの学び
〜幼馴染編〜10話
旅からの学び(たびまな)10話
商店街には、道具屋・武器屋・防具屋・魔法書店・食料品店などがある。
まず始めに行ったのは、魔法書店だ。アクシスとリラに引っ張られて行った。
この魔法書店には、魔法に関することが書かれている本がたくさんあるのだ。アクシスとリラは、目を輝かせていた。ムドは、難しいことが苦手なので椅子に座って寝ようとしている。僕は、『光の魔法』について何か書かれている本がないか探してみたが見当たらない。アクシスは、一冊の本を手に取り興味津々に読んでいた。
「アクシス。何について読んでるの?」
「雷の魔法について調べているんだ。僕は、魔導師だから様々な魔法を使えるのだけれど、魔法との相性が良いのは雷の魔法なんだ。だから、より高度な雷の魔法を使えるようになりたいんだ。」
アクシスの研究熱心なところは、大好きだ。興味を持ったら答えが出るまで追求して行くのである。
一方、リラは、ヒーラーについての本を読んでいた。リラもアクシスと同じで研究熱心だ。時間があると読書をしている姿をよく見る。
「これは良い!使えるようになりたい!」
リラは、本を読みながら独り言を言う癖があるのだ。何か求めていたものに出会ったのかな。
アクシスとリラは、それぞれ求めていた本を買った。
 次に、向かったのが防具屋である。この村では、鎧など丈夫で重いものが多いのだ。もう少し、軽くて丈夫でおしゃれな防具があれば嬉しい。店長に聞いて見るか。
「店長。もう少し軽くて丈夫でおしゃれな防具あるかな?」
「ん~~。この村では、現状で精一杯だな~。すまないね。」
「大丈夫。ありがとう。」
確かに、この村では今の防具で精一杯だろう。職人が悪いのではなく取れる材料が限られているのが原因だと考えられるだろう。
そういえば、師匠から聞いたことがある。『科学の島』という島があるらしい。そこでは、ここよりも優れたものがあるらしい。この島から船で南東のところにあるらしい。このことを思い出しながら店を出た。
次は、武器屋に行こう。ずっと前から欲しいと思っていた片手剣が買えると思うと心が躍る。胸が、ドキドキする。武器屋に着くと、念願だった剣があった。
「これだよ!!軽くて鋭い切れ味。間違いない。」
僕は、はしゃぎながら剣を眺め素振りをした。
「うん!手に馴染む感じがとても良い。」
僕は、他の剣に誘惑などせずに、この剣を選び購入した。その剣は、青く透き通るような色をしていた。鞘は、濃い青色である。珍しい色合いだったがセール中のため安く買えた。
ムドは、なぜか弓を眺めて考えていた。
「ムド?弓を見ているけど、どうしたの?」
「弓って格好いいね。使ってみようかな。」
みんなは、驚いていた。
「ムドが弓を使うの?使えるの?」
リラが驚きながらムドに質問をしていた。僕は、冷静に考えていた。ムドは、難しいことを考えるのは苦手だが、とても手先が器用だということは知っていたのだ。
つづく。
商店街には、道具屋・武器屋・防具屋・魔法書店・食料品店などがある。
まず始めに行ったのは、魔法書店だ。アクシスとリラに引っ張られて行った。
この魔法書店には、魔法に関することが書かれている本がたくさんあるのだ。アクシスとリラは、目を輝かせていた。ムドは、難しいことが苦手なので椅子に座って寝ようとしている。僕は、『光の魔法』について何か書かれている本がないか探してみたが見当たらない。アクシスは、一冊の本を手に取り興味津々に読んでいた。
「アクシス。何について読んでるの?」
「雷の魔法について調べているんだ。僕は、魔導師だから様々な魔法を使えるのだけれど、魔法との相性が良いのは雷の魔法なんだ。だから、より高度な雷の魔法を使えるようになりたいんだ。」
アクシスの研究熱心なところは、大好きだ。興味を持ったら答えが出るまで追求して行くのである。
一方、リラは、ヒーラーについての本を読んでいた。リラもアクシスと同じで研究熱心だ。時間があると読書をしている姿をよく見る。
「これは良い!使えるようになりたい!」
リラは、本を読みながら独り言を言う癖があるのだ。何か求めていたものに出会ったのかな。
アクシスとリラは、それぞれ求めていた本を買った。
 次に、向かったのが防具屋である。この村では、鎧など丈夫で重いものが多いのだ。もう少し、軽くて丈夫でおしゃれな防具があれば嬉しい。店長に聞いて見るか。
「店長。もう少し軽くて丈夫でおしゃれな防具あるかな?」
「ん~~。この村では、現状で精一杯だな~。すまないね。」
「大丈夫。ありがとう。」
確かに、この村では今の防具で精一杯だろう。職人が悪いのではなく取れる材料が限られているのが原因だと考えられるだろう。
そういえば、師匠から聞いたことがある。『科学の島』という島があるらしい。そこでは、ここよりも優れたものがあるらしい。この島から船で南東のところにあるらしい。このことを思い出しながら店を出た。
次は、武器屋に行こう。ずっと前から欲しいと思っていた片手剣が買えると思うと心が躍る。胸が、ドキドキする。武器屋に着くと、念願だった剣があった。
「これだよ!!軽くて鋭い切れ味。間違いない。」
僕は、はしゃぎながら剣を眺め素振りをした。
「うん!手に馴染む感じがとても良い。」
僕は、他の剣に誘惑などせずに、この剣を選び購入した。その剣は、青く透き通るような色をしていた。鞘は、濃い青色である。珍しい色合いだったがセール中のため安く買えた。
ムドは、なぜか弓を眺めて考えていた。
「ムド?弓を見ているけど、どうしたの?」
「弓って格好いいね。使ってみようかな。」
みんなは、驚いていた。
「ムドが弓を使うの?使えるの?」
リラが驚きながらムドに質問をしていた。僕は、冷静に考えていた。ムドは、難しいことを考えるのは苦手だが、とても手先が器用だということは知っていたのだ。
つづく。
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