旅からの学び
〜幼馴染編〜3話
旅からの学び  (たびまな)  3話
 練習の森に行くことになった僕たちは、腹ごしらえをしていた。腹が減っては戦はできぬだ。
 師匠の家には、たくさんの食材がある。なぜかというと村のみんなが師匠に感謝の気持ちとして食材をくれるのだ。
 リラは、料理が得意なので今ある食材でご飯を作ってくれた。
 リラが作る料理は、本当に美味しい。よくお母さんのお手伝いをしているからなのかな。
「リラの料理は、本当に美味しいなー。」
 ムドは、バクバクと食べながら言っている。
「当然よ!!」
 リラは、顔を赤くしながら腰に両手をあてて威張っている。照れているのだ。腹ごしらえをした僕たちは、練習の森に向かった。
 練習の森は、師匠の家の裏から出て道沿いにいけばすぐである。
 森に近づくと僕は、剣をとり素振りをした。
「よし!!行くぞ!!みんな!!」
「オォー!!!」
 この時、師匠は微笑みながら僕たちの方を見ていた。
 森に入ると、ウルフが2頭あらわれた。
ウルフは、素早く鋭い牙も持っているので厄介である。
 しかし、試してみたい作戦にはピッタリである。
「アクシス!雷の詠唱を頼む!!」
 「了解だ!雷よ我の呼び掛けに答えたまえ!スパーク!!」
 ウルフの前に、雷がはしった。ウルフは、一瞬ひるんだ!その時、僕とムドはウルフの前に飛び込み一撃で倒した!
「え!!」
 リラは、思わず声をあげた。師匠も、驚いた表情で僕たちを見ていた。
「えー!すごーい!!」
リラは、両手を上げて喜んでいた。
「今のは良かった!人間も動物も、驚いた時は一旦行動が止まる。お見事だ!」
 師匠に褒めてもらえた僕たちの顔は微笑んでいた。
「リード!今のが試してみたかったことなのか?」
アクシスが、確認するように僕に聞いてきた。
「そうだ!いつもは、僕とムドで足止めをしてからアクシスの魔法でとどめをさしていた。今回は、反対にしてみようと思ったんだ!魔法の詠唱も短時間で出来るアクシスがいての作戦だけどね!」
 リードは、うまくいったので安堵した顔をしながら言った。
「今のは良かったね!気持ちよかった!リードの動きにつられて知らない間に体が動いていたよ!」
 ムドは興奮していた!
「僕の魔法は、威力が高いからとどめの時だけだと考えていたが、こういう使い方もあったんだな!」
 アクシスは、メモを取りながら言った。この勤勉さを頼りにさせてもらっている。
「わたし、なにもしてなーーい!!」
 リラが、急に大きな声を出した!
「わたしも、力になりたい!」
「いつも、居てくれているだけで力になるよ!リラがいるから、僕とムドは思い切って飛び込めるんだ!」
 リードは、リラの目を見て言った。ムドも頷いている。リラは、顔を赤くしていた。
 師匠は、何か安心した顔で僕の方をみていた。
「今日は、いい収穫になったんじゃないか?」
 師匠の一声に、みんなは頷いていた。こうして、戦闘パターンが増えた。
 師匠の家に帰宅すると、リラが口を開いた。
「師匠。わたしも、みんなの力になりたい。だから、回復役のわたしでも使える攻撃魔法を教えてください!!」
 リラが、師匠にお願いをしているのは初めて見た。リラも色々と考えていたんだな。
「リラは、そのままでいいんだよ。深く考えなくていいよ。大丈夫だから。」
 師匠は、リラの頭をポンポンとしていた。リラは、頬を膨らませてふてくされたような顔をしていた。
 リラは、そのままでいいとは、どういうことなのだろうか?
外が暗くなってきたので、みんな帰宅することにした。夜は、少し冷えるので寒い。
つづく。
 練習の森に行くことになった僕たちは、腹ごしらえをしていた。腹が減っては戦はできぬだ。
 師匠の家には、たくさんの食材がある。なぜかというと村のみんなが師匠に感謝の気持ちとして食材をくれるのだ。
 リラは、料理が得意なので今ある食材でご飯を作ってくれた。
 リラが作る料理は、本当に美味しい。よくお母さんのお手伝いをしているからなのかな。
「リラの料理は、本当に美味しいなー。」
 ムドは、バクバクと食べながら言っている。
「当然よ!!」
 リラは、顔を赤くしながら腰に両手をあてて威張っている。照れているのだ。腹ごしらえをした僕たちは、練習の森に向かった。
 練習の森は、師匠の家の裏から出て道沿いにいけばすぐである。
 森に近づくと僕は、剣をとり素振りをした。
「よし!!行くぞ!!みんな!!」
「オォー!!!」
 この時、師匠は微笑みながら僕たちの方を見ていた。
 森に入ると、ウルフが2頭あらわれた。
ウルフは、素早く鋭い牙も持っているので厄介である。
 しかし、試してみたい作戦にはピッタリである。
「アクシス!雷の詠唱を頼む!!」
 「了解だ!雷よ我の呼び掛けに答えたまえ!スパーク!!」
 ウルフの前に、雷がはしった。ウルフは、一瞬ひるんだ!その時、僕とムドはウルフの前に飛び込み一撃で倒した!
「え!!」
 リラは、思わず声をあげた。師匠も、驚いた表情で僕たちを見ていた。
「えー!すごーい!!」
リラは、両手を上げて喜んでいた。
「今のは良かった!人間も動物も、驚いた時は一旦行動が止まる。お見事だ!」
 師匠に褒めてもらえた僕たちの顔は微笑んでいた。
「リード!今のが試してみたかったことなのか?」
アクシスが、確認するように僕に聞いてきた。
「そうだ!いつもは、僕とムドで足止めをしてからアクシスの魔法でとどめをさしていた。今回は、反対にしてみようと思ったんだ!魔法の詠唱も短時間で出来るアクシスがいての作戦だけどね!」
 リードは、うまくいったので安堵した顔をしながら言った。
「今のは良かったね!気持ちよかった!リードの動きにつられて知らない間に体が動いていたよ!」
 ムドは興奮していた!
「僕の魔法は、威力が高いからとどめの時だけだと考えていたが、こういう使い方もあったんだな!」
 アクシスは、メモを取りながら言った。この勤勉さを頼りにさせてもらっている。
「わたし、なにもしてなーーい!!」
 リラが、急に大きな声を出した!
「わたしも、力になりたい!」
「いつも、居てくれているだけで力になるよ!リラがいるから、僕とムドは思い切って飛び込めるんだ!」
 リードは、リラの目を見て言った。ムドも頷いている。リラは、顔を赤くしていた。
 師匠は、何か安心した顔で僕の方をみていた。
「今日は、いい収穫になったんじゃないか?」
 師匠の一声に、みんなは頷いていた。こうして、戦闘パターンが増えた。
 師匠の家に帰宅すると、リラが口を開いた。
「師匠。わたしも、みんなの力になりたい。だから、回復役のわたしでも使える攻撃魔法を教えてください!!」
 リラが、師匠にお願いをしているのは初めて見た。リラも色々と考えていたんだな。
「リラは、そのままでいいんだよ。深く考えなくていいよ。大丈夫だから。」
 師匠は、リラの頭をポンポンとしていた。リラは、頬を膨らませてふてくされたような顔をしていた。
 リラは、そのままでいいとは、どういうことなのだろうか?
外が暗くなってきたので、みんな帰宅することにした。夜は、少し冷えるので寒い。
つづく。
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