詩っぽいものたち

青野

くりかえし

朝が嫌いだった。今日が来てしまうから。
夜が嫌いだった。今日が終わってしまうから。
床に座り込んで、ただただ景色をながめいた。
窓を横ぎるものを見送っていた。
ぼんやりとした思考がさめざめと冷えたからだから輪郭をとりもどしていくのが好きだった。
うだるような暑さに溶けた感情がカタチ作られるのが好きだった。


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