仮面の英雄
新しい家族
  いつまで続くんだろ。
  あれ、揺れが収まった、止まったのか?。いや、この感触は、抱え上げられたのか?。
「かわいそうに、一人で寂しかったよね。もう大丈夫、私がそばにいてあげるから」
  この人の声は、凄く…落ち着く、なんだか…ねむく…なって………。
------------------------------------------------------------
「あれ、寝ちゃたのかな?。疲れてたんだよね、きっと。そうだ、この子、名前ないのかな?。名札は……ついてる…サク…ト。サクトくんか。夜だし、早く帰らなきゃね」
  私は走った。私たちの家へ。
------------------------------------------------------------
  あれ、また寝てたのか。寝る子は育つって言うから、今の俺の状態だからいいんだろうけど、さすがに寝すぎだな。
  そうだ、確か誰かに拾われたような…。
「はーい、今から授業をはじめまーす。突然だけど、きょうはこの孤児院に新しい子が入ってきました」
  寝る前に聞いた声だ。
「センセー、どんな子、どんな子。」
「まだ、赤ちゃんだけど、みんな仲良くしてあげてね」
『ハーイ』
  なんだろう、孤児院と言うよりは幼稚園のほうがちかいきがするな。
「今日の授業は、スキルについてです。この中に『声』を聞いたことある人いますか」
「センセ『声』ってなんですか?」
「何かしたときに、頭の中に直接聞こえてくるのが、『声』です」
  ある、凄くこころあたりがある。
「センセ『声』の言ってたこと忘れちゃった」
「そういう子も、まだ聞いてない子も、みんな今からゆうとおりにしてね」
『ハーイ』
  これって、俺もやったほうがいいのかな。
「まず、自分の中に意識を向けて。そうしたら、こころの中で唱えて『ステータス』」
  取り敢えずやってみるか。
  意識を集中して、ステータス。
ステータス
名:サクト Level.1
年齢:生後4ヶ月
種族:?族
職業:??
称号:『転生者』『作りし者』
スキル:『魔力感知 Level.10』
ユニークスキル:『作成 Level.1』
  なんか出てきた。これも頭の中に出るのか。
  あ、魔力感知を習得したのは覚えてるけど……なんだ、この作成ってのは。
  説明とかないのかな。
作成 Level.1
材料さえあれば何でも作れる。発動は『クリエイト』
  うーん、絶対説明文さぼっただろ。意味がわからん。
  じゃあ、次は魔力感知の方。
魔力感知 Level.10
体内の魔力や空気中の魔力を感知するスキル。一度発動すると、止めるには、自ら停止させる以外の方法がほぼない。
  うんうん、説明ってこんな感じのことを言うんだよ。
  取り敢えず、魔力感知の方は発動しとくか。
  ……。どうやるんだ。
  前言撤回、あんなの説明じゃない。
《スキル:魔力感知を発動しますか?》
  あ、ありがとう。……、なに普通に答えてるんだ俺。
  お、白黒だけど周りがみえるようになった。魔力感知の影響か。魔力?、の濃さで空間を感じ取ってるのかな?。魔力の多いところが白かな。
  そうだ、俺の魔力ってどんだけあるんだろう。
  ステータスのときの応用で出来るかな……。
  ?、真っ白だ。魔力の多いところが白だから……俺ってけっこう魔力あるんじゃないのか。
  魔力って何でも出来るイメージあるんだけどなぁ。なんかできないかな。
  そうだ、視力を作ればいいんだ。魔力を全部つぎ込んだら出来るだろ。
  よし。
『あばぶぶぶ』
------------------------------------------------------------
  その後、町の人々が全員気絶するという事件が起きた。
  あれ、揺れが収まった、止まったのか?。いや、この感触は、抱え上げられたのか?。
「かわいそうに、一人で寂しかったよね。もう大丈夫、私がそばにいてあげるから」
  この人の声は、凄く…落ち着く、なんだか…ねむく…なって………。
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「あれ、寝ちゃたのかな?。疲れてたんだよね、きっと。そうだ、この子、名前ないのかな?。名札は……ついてる…サク…ト。サクトくんか。夜だし、早く帰らなきゃね」
  私は走った。私たちの家へ。
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  あれ、また寝てたのか。寝る子は育つって言うから、今の俺の状態だからいいんだろうけど、さすがに寝すぎだな。
  そうだ、確か誰かに拾われたような…。
「はーい、今から授業をはじめまーす。突然だけど、きょうはこの孤児院に新しい子が入ってきました」
  寝る前に聞いた声だ。
「センセー、どんな子、どんな子。」
「まだ、赤ちゃんだけど、みんな仲良くしてあげてね」
『ハーイ』
  なんだろう、孤児院と言うよりは幼稚園のほうがちかいきがするな。
「今日の授業は、スキルについてです。この中に『声』を聞いたことある人いますか」
「センセ『声』ってなんですか?」
「何かしたときに、頭の中に直接聞こえてくるのが、『声』です」
  ある、凄くこころあたりがある。
「センセ『声』の言ってたこと忘れちゃった」
「そういう子も、まだ聞いてない子も、みんな今からゆうとおりにしてね」
『ハーイ』
  これって、俺もやったほうがいいのかな。
「まず、自分の中に意識を向けて。そうしたら、こころの中で唱えて『ステータス』」
  取り敢えずやってみるか。
  意識を集中して、ステータス。
ステータス
名:サクト Level.1
年齢:生後4ヶ月
種族:?族
職業:??
称号:『転生者』『作りし者』
スキル:『魔力感知 Level.10』
ユニークスキル:『作成 Level.1』
  なんか出てきた。これも頭の中に出るのか。
  あ、魔力感知を習得したのは覚えてるけど……なんだ、この作成ってのは。
  説明とかないのかな。
作成 Level.1
材料さえあれば何でも作れる。発動は『クリエイト』
  うーん、絶対説明文さぼっただろ。意味がわからん。
  じゃあ、次は魔力感知の方。
魔力感知 Level.10
体内の魔力や空気中の魔力を感知するスキル。一度発動すると、止めるには、自ら停止させる以外の方法がほぼない。
  うんうん、説明ってこんな感じのことを言うんだよ。
  取り敢えず、魔力感知の方は発動しとくか。
  ……。どうやるんだ。
  前言撤回、あんなの説明じゃない。
《スキル:魔力感知を発動しますか?》
  あ、ありがとう。……、なに普通に答えてるんだ俺。
  お、白黒だけど周りがみえるようになった。魔力感知の影響か。魔力?、の濃さで空間を感じ取ってるのかな?。魔力の多いところが白かな。
  そうだ、俺の魔力ってどんだけあるんだろう。
  ステータスのときの応用で出来るかな……。
  ?、真っ白だ。魔力の多いところが白だから……俺ってけっこう魔力あるんじゃないのか。
  魔力って何でも出来るイメージあるんだけどなぁ。なんかできないかな。
  そうだ、視力を作ればいいんだ。魔力を全部つぎ込んだら出来るだろ。
  よし。
『あばぶぶぶ』
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  その後、町の人々が全員気絶するという事件が起きた。
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