動物ブリーダーの僕が異世界でモンスターブリーダーとして活躍してるんだけど。
九話 ギルドに行こう
「主、しっかり乗ったか?」
「大丈夫ですよ。行きましょう。」
「行こ〜。」
デュポーンさん(ドラゴンの状態)の背中に初めて乗った。やっぱ、デュポーンさんの鱗って触り心地いいなー。
「主、前にも言った気がするが、鱗をべたべた触られるとそわそわするからそういうのは後でやって欲しいんだが。飛んでる時にされるとちょっと制御できるかわからん。」
おっと、デュポーンさんの鱗が気持ちよすぎて触りまくってしまった。ごめんなさい。
「では、飛ぶぞ。」
ブワッとデュポーンさんが羽を広げ空に浮かび上がった。待ってこれ、やばい奴じゃね?飛び上がった瞬間に猛スピードで飛び始めた。
「待って待って待って待ってー!速すぎるからー!」
「主速いね〜。」
いや、なんでそんなに呑気なのコロ?ちょっとその精神が僕にはわからないよー。デュポーンさんは、どんどん加速して、進んでいく。これは、飛んでる間に死ぬかもしれない。僕はそうふと思った。
「主、そろそろ着くぞ。主?」
「ちょっと速すぎですよ。吐きそうなんですけど。」
僕はあまり乗り物には強くない。しかも、デュポーンさんは軽く飛行機並みにスピードが出ていた。ステータス上がってなかったら死んでたよ。あれは。
「すまんな、主よ。いつもより遅くしていたつもりだったのだが。まだ速かったか。」
「僕は楽しかったよ〜。」
僕は死にそうでした。コロさんやっぱり最強ですね。いろんなことで。
「ほら、見てみろ主よ。あれがクレール街だ。」
どれどれ。おー、なんかTHE異世界みたいな街だな。見たところ、でかい建築物が一つあってそこを中心に発展してるみたいだな。
「デュポーンさん。あそこのでかい建築物はなんですか?」
「あれは、冒険者ギルドだ。金を稼ぐにはあそこでクエストをクリアした方が一番手っ取り早いだろう。それに、主の装備を整えないといけないしな。」
そういえばそうだ。装備つけないってどこの舐めプ野郎ですか?異世界では必須でしょ。洋服着てないのと一緒だよ?
「我の鱗を使うが良い。何枚か後で渡すからどこかの鍛冶屋でも寄って加工して貰えばよかろう。そろそろ我がこの姿で近くまで行くと街が慌て出すからな。ここからは歩きだ。下に降りるぞ。」
デュポーンさんは減速して地上にゆっくりと降りた。なんだかエレベーターとか止まる時のあのブワッて奴気持ち悪いよね。関係ないけど。
「ありがとうございます。デュポーンさん。ここからはデュポーンさんどの姿で行くんですか?」
「我の人間の姿は知っているものが何人かいるかもしれないからな。主の使い魔として、小さい竜にでもなろうかの。」
デュポーンさんは体から光を発して数秒たつと、小さな可愛い白いドラゴンが現れた。
「これでどうだろう?主よ。」
「うん、いい感じだよ。めちゃくちゃ可愛い。」
「可愛いと言われるとなんだかむず痒いな。嬉しいのだが。」
そう言いながらデュポーンさんは僕の肩に乗ってきた。ちょうどいいサイズ感だ。
サ○シ君の相棒もこのくらいの大きさなのだろうか。
「コロはどうする?」
「僕は、まだ変身とかできないしなー。このままでいいかな。主の隣歩いとく〜。」
「わかった。じゃー行こうか。」
15分くらい歩いただろうか。城門の前まで来た。結構でかいな。この街の隣にはでかい森がある。デュポーンさんが言うにはそこに森の王、デュポーンさんの同胞がいるらしい。装備とかお金が手に入ったら行くか。城門をくぐった。おー、やっぱりTHE異世界だ。雰囲気が素晴らしい。
「すごいねー。なんか目が回りそうだよ。」
コロは、物珍しそうに回りをキョロキョロしてる。初めてだから仕方ないだろう。
「我は久しぶりだが、あまり変わってないな。」
「へー、デュポーンさん来たことあるんですね。ここ。」
「まあ、数十年前だがな。ここで一回寝泊まりをするために使ったことがある。」
数十年前って。結局デュポーンさんって何歳くらいなのだうか。ドラゴンの中では若いとは言っていたが、相当な歳だと言うことには違いない。そんなこと考えているとデュポーンさんが肩の上からじーっと見つめられたので考えるのをやめました。
「ところでデュポーンさん。森の王様ってどんな人なんですか?」
「森の王はな、簡単に言えばでかい熊だ。ビックリするくらいデカイ熊だ。それしか言えないな。我よりは流石に小さいが熊の中では一番大きいだろう。後は、心優しいのだがキレたらやばい。我でもあれは止められん。森を燃やされた時のアイツは暴走して燃やした犯人を生き埋めにしたこともあったな。」
ヤバすぎだな。ちょっと不安になってきた。そうこう喋っていると、ギルドの前まで来た。
「ここでいいんですよね?ギルドって。」
「ああ。そのはずだが。」
お邪魔しまーす。酒くっさ!ギルドに入ると、酒の臭いが充満してとても臭かった。冒険者らしき人たちがお酒を飲んでワイワイと盛り上がっている。んー。やっぱりTHE異世界クオリティである。漫画とかとそのまんまだ。
「何すればいいか分かんないし、受付の人にどうすればいいか聞いてみるか。」
カウンターらしきところに受付嬢の人がいたから話しかけた。
「あのー、すいません。冒険者になりたいんですけど、登録とかしないといけませんか?」
「登録だったらここで受け付けてますよ。見たところビギナーですね。でも、すごい従魔を2体も使役しているなんて。初めてですよ。ビギナーでそんな人。このギルドカードにステータスと等級をのせないといけないのでここの四角の板に手を置いてくれませんか?」
「分かりました。これでいいですか?」
「はい、オッケーです。では、数秒だけ静止しといてくださいね。」
少しすると板が青白く光だし僕の手から魔力を少しずつ取り始めた。多分魔力の質で実力を図るのだろう。原理はよくわかんないけど。しばらくすると光がやんだ。
「はい。完了です。お疲れ様でした。今の様子を見ると何も体調など崩されてないご様子ですね。ビギナーの方は魔力を吸われると体調を崩す方がおられまして。」
ビギナーそんなんで生きていけるのかこの世界。魔物なんて倒せないよ?
「ステータスを見てみますね。え?」
受付嬢さんが固まった。あ、そういえば精霊さんの力とデュポーンさん使役した時にレベル上がりまくってたんだった。やばい、やらかした。
「すいません。冒険者さん。何かこの魔力検知板に不具合があったみたいで。ギルドカードのステータスが書いたあるところに???としか書いてないんです。それに、スキルのところも。こんなこと初めててよく分からないのでギルド長に聞いてきます。少し待っててくださいね。」
「了解しました。」
「主よ。めんどくさいことになったぞ。ここのギルド長は、ただただめんどくさいで有名なのだ。それに絡まれるとなれば、やりたいことも進まないぞ。」
デュポーンさんがここまで言うギルド長っていかほど!?やばい、お家帰りたい。家ないけどね。
数分後なんかごつそうな人を連れた受付嬢さんがこちらに向かってきた。
「すいません。お待たせしました。ギルド長を呼んできました。この隣の方です。」
その隣にはガチムチの筋肉お化けがそこに立っていた。
「初めまして、私の名前はギィルティよ。よろしくね。」
あ、この人オネエだわ。僕は密かにそう感じ取っていた。
「大丈夫ですよ。行きましょう。」
「行こ〜。」
デュポーンさん(ドラゴンの状態)の背中に初めて乗った。やっぱ、デュポーンさんの鱗って触り心地いいなー。
「主、前にも言った気がするが、鱗をべたべた触られるとそわそわするからそういうのは後でやって欲しいんだが。飛んでる時にされるとちょっと制御できるかわからん。」
おっと、デュポーンさんの鱗が気持ちよすぎて触りまくってしまった。ごめんなさい。
「では、飛ぶぞ。」
ブワッとデュポーンさんが羽を広げ空に浮かび上がった。待ってこれ、やばい奴じゃね?飛び上がった瞬間に猛スピードで飛び始めた。
「待って待って待って待ってー!速すぎるからー!」
「主速いね〜。」
いや、なんでそんなに呑気なのコロ?ちょっとその精神が僕にはわからないよー。デュポーンさんは、どんどん加速して、進んでいく。これは、飛んでる間に死ぬかもしれない。僕はそうふと思った。
「主、そろそろ着くぞ。主?」
「ちょっと速すぎですよ。吐きそうなんですけど。」
僕はあまり乗り物には強くない。しかも、デュポーンさんは軽く飛行機並みにスピードが出ていた。ステータス上がってなかったら死んでたよ。あれは。
「すまんな、主よ。いつもより遅くしていたつもりだったのだが。まだ速かったか。」
「僕は楽しかったよ〜。」
僕は死にそうでした。コロさんやっぱり最強ですね。いろんなことで。
「ほら、見てみろ主よ。あれがクレール街だ。」
どれどれ。おー、なんかTHE異世界みたいな街だな。見たところ、でかい建築物が一つあってそこを中心に発展してるみたいだな。
「デュポーンさん。あそこのでかい建築物はなんですか?」
「あれは、冒険者ギルドだ。金を稼ぐにはあそこでクエストをクリアした方が一番手っ取り早いだろう。それに、主の装備を整えないといけないしな。」
そういえばそうだ。装備つけないってどこの舐めプ野郎ですか?異世界では必須でしょ。洋服着てないのと一緒だよ?
「我の鱗を使うが良い。何枚か後で渡すからどこかの鍛冶屋でも寄って加工して貰えばよかろう。そろそろ我がこの姿で近くまで行くと街が慌て出すからな。ここからは歩きだ。下に降りるぞ。」
デュポーンさんは減速して地上にゆっくりと降りた。なんだかエレベーターとか止まる時のあのブワッて奴気持ち悪いよね。関係ないけど。
「ありがとうございます。デュポーンさん。ここからはデュポーンさんどの姿で行くんですか?」
「我の人間の姿は知っているものが何人かいるかもしれないからな。主の使い魔として、小さい竜にでもなろうかの。」
デュポーンさんは体から光を発して数秒たつと、小さな可愛い白いドラゴンが現れた。
「これでどうだろう?主よ。」
「うん、いい感じだよ。めちゃくちゃ可愛い。」
「可愛いと言われるとなんだかむず痒いな。嬉しいのだが。」
そう言いながらデュポーンさんは僕の肩に乗ってきた。ちょうどいいサイズ感だ。
サ○シ君の相棒もこのくらいの大きさなのだろうか。
「コロはどうする?」
「僕は、まだ変身とかできないしなー。このままでいいかな。主の隣歩いとく〜。」
「わかった。じゃー行こうか。」
15分くらい歩いただろうか。城門の前まで来た。結構でかいな。この街の隣にはでかい森がある。デュポーンさんが言うにはそこに森の王、デュポーンさんの同胞がいるらしい。装備とかお金が手に入ったら行くか。城門をくぐった。おー、やっぱりTHE異世界だ。雰囲気が素晴らしい。
「すごいねー。なんか目が回りそうだよ。」
コロは、物珍しそうに回りをキョロキョロしてる。初めてだから仕方ないだろう。
「我は久しぶりだが、あまり変わってないな。」
「へー、デュポーンさん来たことあるんですね。ここ。」
「まあ、数十年前だがな。ここで一回寝泊まりをするために使ったことがある。」
数十年前って。結局デュポーンさんって何歳くらいなのだうか。ドラゴンの中では若いとは言っていたが、相当な歳だと言うことには違いない。そんなこと考えているとデュポーンさんが肩の上からじーっと見つめられたので考えるのをやめました。
「ところでデュポーンさん。森の王様ってどんな人なんですか?」
「森の王はな、簡単に言えばでかい熊だ。ビックリするくらいデカイ熊だ。それしか言えないな。我よりは流石に小さいが熊の中では一番大きいだろう。後は、心優しいのだがキレたらやばい。我でもあれは止められん。森を燃やされた時のアイツは暴走して燃やした犯人を生き埋めにしたこともあったな。」
ヤバすぎだな。ちょっと不安になってきた。そうこう喋っていると、ギルドの前まで来た。
「ここでいいんですよね?ギルドって。」
「ああ。そのはずだが。」
お邪魔しまーす。酒くっさ!ギルドに入ると、酒の臭いが充満してとても臭かった。冒険者らしき人たちがお酒を飲んでワイワイと盛り上がっている。んー。やっぱりTHE異世界クオリティである。漫画とかとそのまんまだ。
「何すればいいか分かんないし、受付の人にどうすればいいか聞いてみるか。」
カウンターらしきところに受付嬢の人がいたから話しかけた。
「あのー、すいません。冒険者になりたいんですけど、登録とかしないといけませんか?」
「登録だったらここで受け付けてますよ。見たところビギナーですね。でも、すごい従魔を2体も使役しているなんて。初めてですよ。ビギナーでそんな人。このギルドカードにステータスと等級をのせないといけないのでここの四角の板に手を置いてくれませんか?」
「分かりました。これでいいですか?」
「はい、オッケーです。では、数秒だけ静止しといてくださいね。」
少しすると板が青白く光だし僕の手から魔力を少しずつ取り始めた。多分魔力の質で実力を図るのだろう。原理はよくわかんないけど。しばらくすると光がやんだ。
「はい。完了です。お疲れ様でした。今の様子を見ると何も体調など崩されてないご様子ですね。ビギナーの方は魔力を吸われると体調を崩す方がおられまして。」
ビギナーそんなんで生きていけるのかこの世界。魔物なんて倒せないよ?
「ステータスを見てみますね。え?」
受付嬢さんが固まった。あ、そういえば精霊さんの力とデュポーンさん使役した時にレベル上がりまくってたんだった。やばい、やらかした。
「すいません。冒険者さん。何かこの魔力検知板に不具合があったみたいで。ギルドカードのステータスが書いたあるところに???としか書いてないんです。それに、スキルのところも。こんなこと初めててよく分からないのでギルド長に聞いてきます。少し待っててくださいね。」
「了解しました。」
「主よ。めんどくさいことになったぞ。ここのギルド長は、ただただめんどくさいで有名なのだ。それに絡まれるとなれば、やりたいことも進まないぞ。」
デュポーンさんがここまで言うギルド長っていかほど!?やばい、お家帰りたい。家ないけどね。
数分後なんかごつそうな人を連れた受付嬢さんがこちらに向かってきた。
「すいません。お待たせしました。ギルド長を呼んできました。この隣の方です。」
その隣にはガチムチの筋肉お化けがそこに立っていた。
「初めまして、私の名前はギィルティよ。よろしくね。」
あ、この人オネエだわ。僕は密かにそう感じ取っていた。
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