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漆黒王の英雄譚

夜叉神

第19話 修行の成果

一斉に動き出した俺達は通常の人では目に見えないスピードで動いていた。その反動でソニックブームが起き城の床が抉れる。

俺は自分の周りに小さな火の玉を展開した。それはまるで小さな太陽のようだった。

「踊り狂え!【雪暴太陽】!!」

小さな太陽は地面も何も関係なく突き進むような動きで敵に向かっていった。ひとつの火球が床に触れた瞬間床が蒸発・・した。

「くっ!」

相手はそれを見てそれぞれ回避を始める。しかし・・・・・・


「追尾型ですか・・・!」

火球はそれぞれを追って動き始めた。

「それは標的を自動追尾する魔法だ。しかも威力はさっきも見た通り充分だろう。さて、どうする?」

そうして敵の反応を見ていた時急に火球が爆発して消滅した。

「なに?!」

「何めんどいことしてくれとんねん。カルロも何やっとる?その程度自分で対処できるやろ?」

「ふふふ、ありがとうございます。デルさん。」

「いい加減、その気持ち悪い笑い方やめろや。」

どうやら敵によって攻撃を対処されたようだ。そしてあの魔力の動き方は・・・・・・

「重力使いか?」

「へぇ、よう分かったな。ワイはデルガモン。最強の重力使いや」

「最強の・・・ね。」

今のは火球に重力を圧縮したものをぶつけたみたいだ。

「仕方が無い。それじゃあ次は俺から行くぜ!」

アルトは素手のまま飛び出して近くにいるカルロに向かって行った。

「素手で私に勝てると思っているのですか!」

カルロは右手に持っていたレイピアで鋭くアルトの急所を3箇所ーー頭、胸、脇を突く。しかしカルロが突いたのはアルトの幻影だった。

「覡神鳴流 古歩術 写鏡」

特殊な歩行術を使って幻を生み出したアルトにまんまと騙され完全に無防備な状態になる。そして無防備なカルロの腹に拳を叩き込んだ、


「ぐぉっはっ!」

それだけでカルロは壁にめり込むほど飛ばされ血反吐を吐く。

「うーん、さすがに固いな。」

アルトは殴った拳を見ると皮膚が破れて血が出ていた。

「普通の武器じゃ傷は付けられないな。てか、俺の持ってる武器は普通なものはないか。」

アルトが少し手を振ると既に手に傷はなく元に戻っていた。

「よしよし、ちゃんと治ったな。と言ってもいちいち治すのはめんどくさいな。」

そう言って敵の攻撃を避けて距離をとる。

「よし、試しに使ってみるか。」

そう言ってアルトは一番近くにいる相手に走り出す。

「神器召喚 ゼクスニョルニル」

アルトがそう言った瞬間アルトの手には神聖さを感じさせ、圧倒的な力を放つ神槌が握られていた。

「踏み潰せ、ニョルニル」

アルトはそれを思いっきり振り上げ敵に向かって振り下ろした。敵は武器を盾にして受け止めるがまるで月が落ちてきたような衝撃に耐え切れず武器をへし折りゴキゴキと音を立てて相手を潰した。

「まずは一人目、ちゃんと手加減はしたから生きてるだろ。」

そう言ってアルトは次の敵を見据える。
実際は既に息たえだえになりながら八割ほど死んでいる。半殺し所ではないのだった。

「神器召喚 オディルグングニル」

神槌が消え、次は神槍が手元に召喚される。

「貫き通せ、グングニル」

アルトが槍を投擲すると音速を超える速度で飛来し、出来事貫いた。

磔ろはりつけろ

アルトがそう言うとオディルグングニルは敵を貫いたまま、壁に突き刺さりそのまま拘束した。

「よし、2人目」

そしてアルトは次の敵をみる。

「神器召喚 破壊の剛腕」

次はアルトの腕に禍々しいガントレットが現れる。そして一瞬にしてもう1人の敵の懐に入り込んだ。

「爆散せよ、ブレイクレイン」


アルトの腕が一瞬消える。そしてアルトが離れた直後、時が止まっていたのが動き始めたかのように敵の前後上下左右全ての方向から殴られる衝撃を受けた。全身の骨が砕け痛みによって気絶して倒れた。

「3人目」

アルトは敵の攻撃を避け上空にジャンプをしながら次の召喚を行った。

「神器召喚 アグニガルディヴィア」

その手には弓を持って矢をつがえる。

「敵を射よ、インドラの矢」

アルトの持つ矢が青白く光を発し始めた。そしてアルトはや 矢を放つ!

「ぐぉぉぉぉ!!」

敵はどうやら武器を盾にしたようだが圧倒的な圧力によって床を突き抜け見えなくなった。

「4人目、半分か」

アルトは地面に着地して次の敵をみる。しかし敵は既に遠距離攻撃の準備をし終わっていた。

「滅びろ!」

「死ね!」

「いい加減にせぇや!」

カルロ以外の3人がかなりの魔力を込めて攻撃をしてくる。そして一瞬にしてアルトを技が囲んでいた。

「神器召喚・・・」

そして技が直撃し爆発した。

「直撃やな。さすがにワイらの攻撃くらってタダではすまねぇはずや」

しかしそれはフラグだった。

「イージスフラワー」

直撃かと思われた攻撃は当たる瞬間アルトが新たに召喚した神器イージスフラワーという盾によって全て防がれていた。それはまるで花びらのような形をしていて5枚の花弁がアルトの全方向を守備している。

「それじゃあ意味がねぇな。打ち返せ、イージス!」

突然アルトを守っていた花弁がそれぞれの敵3人の方を向いて魔力を発しながら光り始める。そして数秒もしないうちにさっき打たれた攻撃と同じ攻撃が打ち出された。違う点は一点だけ。

「威力が!!」

敵のひとりが声を上げる。
そう、威力が先程打たれた威力とは別物と思えるほど上がっていたのだ。
結局3人とも避けきれず直撃をくらい瀕死に追いやられた。

「技の威力よし、切替速度よし、発現速度よし、と。いい感じだな。」


これがアルトが修行でつけた力の1部である。


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コメント

  • ノベルバユーザー334158

    転生少年の成長記とほぼ全部、同じ内容だね!

    0
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