漆黒王の英雄譚
第10話 アルベルトの実力
アイリス達がアルベルトの応急処置をしているが正直遅かった。
「アイリス様!血が止まりません!」
「こちらもです!」
「回復魔法で治しきれない……ッ!」
そんな時さらなる追撃が来る。
「ぐぁ!」
当たりを警戒していた騎士のひとりが攻撃を食らった。
親子の感動の再会の場面だったが魔物にはそんなものは関係ない。
さらにエルヴィンの大声やアルベルトの血の匂いによってさらに魔物が集まってきた。
「くそぉ!アイリス!急いで街に戻るぞ!アルトを連れていく準備をしろ!」
「けどこのまま運んだら余計悪化するわ!」
「ちくしょお!」
そしてついに完全に包囲されてしまう。
ボロボロで寝たきりのアルベルトはそこで後悔する。
(クソっ!せっかく……家族になれたのに……こんな所で……しかも家族まで……!どうすればいい?!)
「密集体型をとれ!魔物の群れに篭城戦だ!」
エルヴィン達が取れる行動はこれしか無かった。
動くことの出来ないアルトを置いて一点突破すれば自分たちは助かるかもしれないがアルトが助からなければなんの意味もない。だからといって無理に動かせば余計に傷が悪化する。
(畜生がァ!せめて動ければ……!)
「ゼーダ!限界まで回復魔法を!」
「もちろんでございます!!」
(回復魔法……魔法!!そうだ!)
アルベルトは力を振り絞って声を出す。
「ステー・・・タス!」
「アルト!喋らないで!」
名前: アルベルト・クロスフィード
種族: 人族(始祖)
位階: 20
能力: SS
-筋力 S
-体力 S
-知力 SS
-敏速 SS
-器用 S
-魔法行使力 SS
  
魔法適性: 炎、水、風、土、雷、光、闇、空間、時間、太陽、月、契約
スキル: 固有スキル【覡神鳴流】
 固有スキル【神眼】
 固有スキル【無限収納】
 固有スキル【創破始焉】
 究極能力【完全否定】
耐性(常時): 属性魔法耐性、物理攻撃耐性、精神攻撃耐性、状態異常耐性
称号:クロスフィード伯爵家4男、始祖の人族、第一級特異点、神々の神徒、転生者
加護:十二神の加護、八大上級神の加護
この中の究極能力《完全否定》に目をつけた。
これはアルトが転生する時、タクロス達に提案して作ってもらったスキルだ。
このスキルは作った本人であるタクロス達ですら驚くような効果があった。
完全否定
▷ 完全に否定する。魔法を使うことを否定することもできるし、無いことを否定することもできる。ただし、生命の否定、存在の否定など様々や規約はあり、それに反した場合、自らの何かを代償としなくてはならない。
(これだ!!)
アルトは心の中で念じる。
(・・・今現在、俺の身体に怪我、損傷がある事を『否定する』!)
すると、アルトの身体から魔力が吹き荒れ傷の全てが無くなった。
アルトは身体の痛みがなくなったらのを確認して起き上がる。
「よし、初めてやったけど上手くできたみたいだ。」
「アルト・・・お前は一体何を・・・」
「親父・・・俺も色々と隠していることがある。家に帰ったら言うから今はこれをどうにかしようぜ」
「お、親父って」
「もう猫を被っているのは終わりにするよ。これが本当の俺だ。母さん。心配かけてごめん。ゼーダさん、ほかの騎士の人たちも・・・本当にごめん」
「傷は大丈夫なの?」
「うん。もう大丈夫。それよりも親父、他に武器ある?」
「それならこれを使え。実戦向けではないが儀礼用のクロスフィード家の家紋が入った短剣だ。」
「・・・うん。ありがとう。じゃあ全員しゃがんでて貰っていい?」
「何をするつもりだ?」
「いいからいいから。」
エルヴィン達はよく分からないがアルトの言う通りしゃがんだ。
アルトは短剣を持ち魔物達に対峙する。
「悪いな。殺してくれなんて言ったけど今生きなきゃ行けなくなった。一瞬で終わらさせてもらうぜ!」
アルベルトは魔力を短剣に纏わせる。
しかも大量の魔力を纏わせた。
後ろにいるエルヴィン達の顔が驚きに染まる。
「なんて魔力・・・」
アイリスは魔法使いとして有名だがここまでの魔力を持ったものはこの歳では世界中を探しても数多く居ないと悟るほどだった。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
アルトはその場で自分の体を軸に短剣を一回転させる。
…………スパンっ!
魔物達が奥にある木ごと真っ二つに切れた。
エルヴィンには何が起こったのか分からなかった。しかし、アイリスとゼーダは長年魔力を使うことに長けてきた2人は分かった。
魔力を剣状にすることで魔力の刃を作り出しそれで魔物を切ったのだと。
実際アルベルトがしたのはそうだった。
「親父。これで終わったな。」
「アルト・・・お前は一体・・・」
「・・・それに関しては帰ってから話したい。家族には知っておいて欲しいからさ」
「・・・分かった。」
「それと出来ればこのことは・・・」
「ああ、全員、このことは他言無用とする!分かったな!」
『はっ!』
アルトは短剣をエルヴィンに返す。
「じゃあ帰ろっか!」
「そうだな。」
「アルト。帰ったらシルクに怒られそうね」
「え!それやだなぁ!」
「「あははははっ!」」
アルベルトはこの時自分という存在がこの世界で確立したような感じがした。
「アイリス様!血が止まりません!」
「こちらもです!」
「回復魔法で治しきれない……ッ!」
そんな時さらなる追撃が来る。
「ぐぁ!」
当たりを警戒していた騎士のひとりが攻撃を食らった。
親子の感動の再会の場面だったが魔物にはそんなものは関係ない。
さらにエルヴィンの大声やアルベルトの血の匂いによってさらに魔物が集まってきた。
「くそぉ!アイリス!急いで街に戻るぞ!アルトを連れていく準備をしろ!」
「けどこのまま運んだら余計悪化するわ!」
「ちくしょお!」
そしてついに完全に包囲されてしまう。
ボロボロで寝たきりのアルベルトはそこで後悔する。
(クソっ!せっかく……家族になれたのに……こんな所で……しかも家族まで……!どうすればいい?!)
「密集体型をとれ!魔物の群れに篭城戦だ!」
エルヴィン達が取れる行動はこれしか無かった。
動くことの出来ないアルトを置いて一点突破すれば自分たちは助かるかもしれないがアルトが助からなければなんの意味もない。だからといって無理に動かせば余計に傷が悪化する。
(畜生がァ!せめて動ければ……!)
「ゼーダ!限界まで回復魔法を!」
「もちろんでございます!!」
(回復魔法……魔法!!そうだ!)
アルベルトは力を振り絞って声を出す。
「ステー・・・タス!」
「アルト!喋らないで!」
名前: アルベルト・クロスフィード
種族: 人族(始祖)
位階: 20
能力: SS
-筋力 S
-体力 S
-知力 SS
-敏速 SS
-器用 S
-魔法行使力 SS
  
魔法適性: 炎、水、風、土、雷、光、闇、空間、時間、太陽、月、契約
スキル: 固有スキル【覡神鳴流】
 固有スキル【神眼】
 固有スキル【無限収納】
 固有スキル【創破始焉】
 究極能力【完全否定】
耐性(常時): 属性魔法耐性、物理攻撃耐性、精神攻撃耐性、状態異常耐性
称号:クロスフィード伯爵家4男、始祖の人族、第一級特異点、神々の神徒、転生者
加護:十二神の加護、八大上級神の加護
この中の究極能力《完全否定》に目をつけた。
これはアルトが転生する時、タクロス達に提案して作ってもらったスキルだ。
このスキルは作った本人であるタクロス達ですら驚くような効果があった。
完全否定
▷ 完全に否定する。魔法を使うことを否定することもできるし、無いことを否定することもできる。ただし、生命の否定、存在の否定など様々や規約はあり、それに反した場合、自らの何かを代償としなくてはならない。
(これだ!!)
アルトは心の中で念じる。
(・・・今現在、俺の身体に怪我、損傷がある事を『否定する』!)
すると、アルトの身体から魔力が吹き荒れ傷の全てが無くなった。
アルトは身体の痛みがなくなったらのを確認して起き上がる。
「よし、初めてやったけど上手くできたみたいだ。」
「アルト・・・お前は一体何を・・・」
「親父・・・俺も色々と隠していることがある。家に帰ったら言うから今はこれをどうにかしようぜ」
「お、親父って」
「もう猫を被っているのは終わりにするよ。これが本当の俺だ。母さん。心配かけてごめん。ゼーダさん、ほかの騎士の人たちも・・・本当にごめん」
「傷は大丈夫なの?」
「うん。もう大丈夫。それよりも親父、他に武器ある?」
「それならこれを使え。実戦向けではないが儀礼用のクロスフィード家の家紋が入った短剣だ。」
「・・・うん。ありがとう。じゃあ全員しゃがんでて貰っていい?」
「何をするつもりだ?」
「いいからいいから。」
エルヴィン達はよく分からないがアルトの言う通りしゃがんだ。
アルトは短剣を持ち魔物達に対峙する。
「悪いな。殺してくれなんて言ったけど今生きなきゃ行けなくなった。一瞬で終わらさせてもらうぜ!」
アルベルトは魔力を短剣に纏わせる。
しかも大量の魔力を纏わせた。
後ろにいるエルヴィン達の顔が驚きに染まる。
「なんて魔力・・・」
アイリスは魔法使いとして有名だがここまでの魔力を持ったものはこの歳では世界中を探しても数多く居ないと悟るほどだった。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
アルトはその場で自分の体を軸に短剣を一回転させる。
…………スパンっ!
魔物達が奥にある木ごと真っ二つに切れた。
エルヴィンには何が起こったのか分からなかった。しかし、アイリスとゼーダは長年魔力を使うことに長けてきた2人は分かった。
魔力を剣状にすることで魔力の刃を作り出しそれで魔物を切ったのだと。
実際アルベルトがしたのはそうだった。
「親父。これで終わったな。」
「アルト・・・お前は一体・・・」
「・・・それに関しては帰ってから話したい。家族には知っておいて欲しいからさ」
「・・・分かった。」
「それと出来ればこのことは・・・」
「ああ、全員、このことは他言無用とする!分かったな!」
『はっ!』
アルトは短剣をエルヴィンに返す。
「じゃあ帰ろっか!」
「そうだな。」
「アルト。帰ったらシルクに怒られそうね」
「え!それやだなぁ!」
「「あははははっ!」」
アルベルトはこの時自分という存在がこの世界で確立したような感じがした。
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コメント
ノベルバユーザー402458
あれ?おかしいなぁ?
うどんスープ
あらすじと内容が違うんですが…