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漆黒王の英雄譚

夜叉神

プロローグ

「これで終わりだァ!!!!」

持ち上げられた光り輝く剣が振り下ろされる。
振り下ろされた剣は男の肩から脇腹までを大きく抉り切り男から大量の血が吹き出す。

「ぐぉぉぉぉ!!」

その剣には神聖属性の魔力が込められており神聖属性は男の弱点となる属性だった。

「くそぉぉぉぉ!!終わらんぞぉぉ!これで終わってたまるかァァ!」

男はゆらゆらと後ろによろめき止まる。

「いや!お前はこれで終わりだ!邪神グルース!」

斬られた男の名は邪神グルース。
そして、切った男の名は諸星光聖。異世界から召喚されし勇者である。

諸星は2年前にこの世界に召喚されてグルースを倒すためだけに頑張ってきた。

そして、今まで一緒に頑張ってきた仲間と共に最後の一撃を入れるまでに至った。

そしてこれで終わったと思った時・・・

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

突然グルースの魔力が急激に高まり7つに別れてどこかへ飛んでいってしまった。

「な、何をした!」

「これで終わりだと思うなよ……」

そう言ってグルースは塵となって消えてしまった。光聖はどこへ行ったのか魔力を追うが…………

「いない。やっぱり完全に死んだようだな」

グルースが塵になった場所には特に何も残っていなかった。

グルースと光聖達が戦った場所は後に《終末の極島》と呼ばれるようになった。

これで100年に及ぶ邪神による恐怖の時代が終わった。

これが後に伝説や物語となって語られていく勇者列伝の実話である。


そして、時は5000年後……



「おぎゃぁぁおぎゃぁぁ!」

森の中で1人の赤ちゃんがないている。
その声を聞きつけた2人の男女がやってきた。

「な!どうしてこんな所に赤ちゃんが?!」

「誰かが捨てたのかしら。それよりもここにいたら危ないわ。連れて帰りましょう」

「そうだな。」

その赤ん坊は2人の男女に抱かれて森を出た。

物語はここから始まる。
これはいずれ神の使徒、漆黒の英雄王と呼ばれ世界を救う1人の男の子のお話。






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