FPSゲーマーが本物使って異世界で無双できるのか?!

CoMeT

#1転校生

雨音に香る雨のにおい、白んできた朝のにおいと同じく心地よい、
だけれどそんな雨も長らく降っていると、憂鬱になってくる。
六月、僕はそんな雨を教室から見ていた。静かに鼻から深呼吸すると、
また心地よいそんなにおいが体を巡っていた。
学校というのは、つまらないもので部活動をやっていれば多少なりとも違ったのだろうけど、
生憎僕は、部活動をやっていない。強いて言うなら「帰宅部」というやつだ。
いつも、最後の授業が終わり、勿論放課後なんて特にやることもなく
家に帰り、時間を潰すかのごとくゲームをする。
一応補足はするが、ゲームは別に好きでやっているのであって
暇つぶしのためだけではないのだ。
だが、時々変化がほしかった。
行動力のかけらもなく、ただ、変化を待っただけの日々だったが、
「そんなものだろ」と考えていた。


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そんな中二病臭い語りは置いといて、
その日も、いつもと変わらず、学校に登校したが、
梅雨ということもありずっと雨で憂鬱な気分になる
雨が好きなはずの僕も、流石に僕もうんざりしてきていた
教室に入ると、いつものように親友は僕に向かって挨拶をしに来た
「おはよう。終夜。」  「おう。」
遅くなったかもしれないが、僕の名前は御嵜 終夜みさき しゅうや という
身長は170cm 体重55kgのやせ形 髪の色はモブまっしぐらの黒である
自己紹介といえど、ほとんど言えるようなこともなく、
先程も言ったように特技という特技はほとんどない
言えることとしてもゲームが好きなことぐらいだ
挨拶はいつも大体そんな感じで済ますんだが、今日はこの続きがあった
「今日なんか、転校生が来るらしいぞ。なんかこんな時期に珍しいよな。」
僕は、相槌を打つように「あぁ、確かに珍しいな。」と言った
この親友というのが小学校からの腐れ縁で名前を翆谷 秋みどりや あき という
名前的には女性と思うかもしれないがごりごりの男である
身長は高く180cm 体重は63kg やせ形 髪は茶髪で地毛である
こいつは僕とは真反対のように青春を謳歌しているリア充というやつだ
彼女こそはいないものの軽音部に所属しクラスではムードメーカー兼リーダー格
イケメンだから告白もされる。ハイスペックすぎてちょっとまぶしいぐらいだ
なんでそんな奴が僕の親友なのかは、まぁ色々あったのだ。それはさておき
そのまま自分の席に座り鞄を下ろして本を取り出しながら窓の外を見る
そこにはやはり鬱陶しく雨が降り続いていた

そして横にある空席はひとりでに
僕のこれから起こる一連の出来事を物語っていたのかもしれない

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数分経つと学校のチャイムが鳴り、がたがたとクラスメイトが急いで席に着いた
それと同時に担任がドアを開け教室に入ってくる
教卓の前に着くと「今日は転校生がいます。」
といい転校生を呼ぶ
転校生は担任の横に立ちどまると
「俺の名前は白夜 静人はくや しずとって言います よろしく」
見た目は小柄で中学生といわれてもわかんない感じだ
顔はイケメンでなんかスべスべしてそうな清潔感あふれる感じだ
そして極めつけは金髪なのだ
どこかのハーフなのだろうか
と簡単な自己紹介をし担任に促されるまま僕の隣の席に座ってきた
「よろしく。静人ってよんでね。」
「あぁこちらこそよろしく。終夜っていう。こちらこそ名前でいいよ。」
今日はそれ以外の会話はしなかった
だが授業中何か言いたげな様子でこちらをちらちら見てくるもんだから、
授業中本は読めないわ、振り向いたら視線そらすわ、中々の鬱陶しさだった

学校が終わり放課後になった
学校にいてもまるっきしやることもないのでそそくさと家に帰る準備をする
すると
「終夜君の横になったのも何かの縁かもしれないし
現状友達と呼べる人もいないから一緒に帰ろう?」
と静人が言ってきた
「まぁ別にいいけど」
友達もいないとか言われては断れないので
僕は、快く承諾する
「で、お前の家はどこなんだ?」
「まぁまぁ それより君の家はどっちなんだい?」
「質問を質問で返すなよ。東のほうだけど。」
「俺もそっちだよ!一緒に帰ろう!」
「お、おう、、、」
なんかはぐらかされながらも一緒に帰ることになった

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「さて僕は自分の家に着いたが、静人の家って結局どこなんだ?」
他愛無い話をしながら帰路についたが結局のところ静人の家の詳細な位置は
聞き出せなかったのである
「この先だから。じゃね!」
といいそのまま行ってしまった
いやマイペース過ぎんだろあいつ、、、
何故かどっと疲れた僕は家に帰ってゲームをすることなく
ベッドに横たわりながらスマホをいじっていた
「う、、、う~ん」
気が付くともう外は暗くなっていた。時計を見ると午前一時を回ったぐらい
「はぁ」とため息をついた
「風呂 入るか、、、」
そんなことを言いながら風呂に入り
昨日できなかったゲームをやろうとヘッドセットをかけると
ドンッ ドンッ ドンッ
と何かをたたく音がする
何かと思って注意深く聞いていて見るとそれは窓からなっていた
「っ!」
えっ 誰か窓をたたいてる!瞬間的に悟ってしまった
ありがたいことにカーテンは閉まっている
意外と僕はオカルトを信じる人なのでとてつもない恐怖に襲われた
「まじかよ、、、」
でもそんな中好奇心に勝る恐怖心はないので恐る恐るカーテンを開けると
そこには窓をたたきながら空中に浮かんでいる人がいた







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どうも始めましてCoMeT(コメット)っていいます
頑張って書いていこうと思うのでよろしくお願いします!
こういう武器出してとかこういうキャラだしてとか受け付けますので
コメントよろしくおねがいします
あと誤字脱字報告もお願いします!

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