隣人さんは魔術師?!~ネイウィザ~
僕の隣人さん
8月31日、夏休み最終日
地獄とも新学期の始まりとも言える
自分には関係ないが何故か引っかかる
どうも『黒川 絢太』です。
現在引き籠もり系の中学生2年です。
ただ親は許してくれてますし、勉強もしています。
ところで今日は8月31日です。
引き籠もりの僕には関係ありませんが夏休み最終日です。
そして明日からは学校が始まるようです。
それはそうと今日隣に新しく人が引っ越して来ました。
外国人留学生の『リブリー』さんだった気がする。
今はお母さんとリビングでお話しているようだ。
早く1日が終わって欲しいものです。
「では、帰らさせて頂きます」
『リブリー』の声だ。
そしてその後に響くお母さんの声。
「もうちょっとゆっくりして行けばいいのに」
そして声優の様な綺麗な声が聞こえる
「いえ、そこまで迷惑を掛ける訳にも行きませんので」
「そう?・・・じゃあまたいつでも来てね!」
「はい、それでは」
 
トイレに行きたかったので部屋のドアを開け少し顔を出すと、視界の端に玄関を出る『リブリー』の姿が見れました。
とても綺麗で可愛かったけど、何か違和感がありました。
そして『リブリー』はこちらを見ると少し微笑んだ表情で「ではまた」と扉を閉めた。
「・・・絢太居たの?」
「今出たばっかだよ、トイレ行くから」
「はーい」
トイレから出てくるとお母さんが「買い物行ってくるからね」と言って家を出ていた。
あの違和感が知りたくてもどかしいが今は心の奥に沈めておこう。
いつの間に寝てしまったのだろうか。
時計はすっかり九を指していた。
上半身を起こしリビングに行こうとすると聞き覚えのある声が四つ聞こえて来た。
まず『お母さん』、『お父さん』、『妹』そして『リブリー』の声が聞こえる。
リビングの扉を開け部屋に入ると案の定『リブリー』が居た。
『リブリー』が僕を見て「お邪魔してます」と頭を下げた。
僕は「どうも」と軽く挨拶をし自分の席に座ろうとすると、よくよく見れば『リブリー』は僕の席に座っていた。
逆にそこに行くまで何故気づかなかったのか疑問に思う。
癖でため息を着いてしまいそれに対してなのか「どうしました~?」と笑顔で言って来るのは皮肉なのだろうか・・・
「・・・お母さん美夢は学校行くの?」
『黒川 美夢』、僕の妹で引き籠もりでは無いが少し休み癖がある。
ルックスもそこそこ良く女子力も高い。
頭も良いし、運動も出来る。
性格も優しくて、理想の女の子だ。
「さぁ?どうなの?」
「行くよ~多分ね~。お兄ちゃんはどうするの?」
「・・・さぁね・・・ご馳走様」
「は〜い」
自分の事になりつい逃げてしまったが、妹の皮肉が悪かった気がする、と言うかそう思いたい。
今日はもう寝よう、また明日。
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