暗黒騎士物語

根崎タケル

夢で会えたら

 今日のポレンとの修行が終わり、クロキは自身屋敷へと戻る。
 屋敷は魔王宮の郊外にあり、小さな城と言っても良い大きさであった。
 中に入るとグゥノを初めとした女性騎士達が出迎えてくれる。

「おかえりなさいませ。閣下」
「ただいまグゥノ卿。変わった事はなかったかい?」
「いえ、特には……。そういえば、沼地の大魔女様がお見えになられました」
「ああ、そういえばクーナに会いに行くって言っていたっけ」
「はい、閣下。ただ、その事でクーナ様が不機嫌になられました」
「そっ……。そうなんだ……」

 クロキは額から冷や汗が流れるのを感じる。
 クーナはヘルカートが苦手だ。
 でも、最初に強くなりたいからとヘルカートの元へ弟子入りしたのはクーナ自身である。
 クーナ自身の恩人を、断る事はさすがに出来ない。

「仕方がない。それじゃあクーナを宥めに行かないといけないな」

 そう言ってクロキはグゥノ達を見る。

「閣下。どうしました?」
「いや。いつも思うけど……。その格好はどうなの?」

 グゥノ達は黒いボンテージのようなものを着ている。
 後ろから見るとお尻が丸出しだ。
 デイモン族は天使族と同じぐらい、美しい種族だ。
 そのため、露出の多い服を着られると目のやり場に困るのである。
 実はこの恰好は女性デイモンでは一般的なのである。
 身分が高い者でなければ、動きやすい服を着るのがナルゴルでは普通なのである。
 それにオークやゴブリンの女性に比べれば厚着であった。

「えっ? でも閣下はこういう格好が好きなのでしょう?」
「えっ、なぜバレ……、確かに大好……。いやいや、その恰好はどうかと」

 グゥノが不思議そうに言うのでクロキは慌てる。

「それよりも閣下、お着替えにならないのですか? 鎧を脱ぐのを手伝いましょうか」

 グゥノ達が胸の谷間を見せつけるように寄って来る。

「いやいや! 鎧は自分で脱ぐから! 着替えも自分でやるから!」

 クロキがそう言うとグゥノはその慌てぶりを見て微笑む。
 そして、黒絹の部屋着を持って来てくれる。 

「ありがとうグゥノ卿……」
「いえ、お気になさらないで下さい」

 そう言ってグゥノは奥へと下がる。
 グゥノ達はナルゴルで上位種族のデイモンなので、こんな事までする必要はない。
 現にダークエルフと人熊ワーベア族のメイドがこの屋敷にいる。
 だけど、クロキの世話はグゥノ達がしたがるのである。
 そして、クロキは流されるままにお世話をされているのであった。
 クロキは着替えた後、クーナの所に行く。
 この屋敷のお姫様は寝室でふて寝をしている最中であった。

「お帰りクロキ」

 クーナは気配を感じたのか寝台からこちらを見ずに言う。
 いつものように抱き着いて来ない。不機嫌な証拠であった。

「ただいまクーナ」

 クロキは寝台に近づくとクーナの頬をさわる。
 するとクーナが抱き着いてくる。
 抱き着いてはいるがふくれっ面になっている。
 それも、また可愛いとクロキは思うが機嫌を治してもらいたかった。

「ぶう~」
「ごめん、ごめん。機嫌を治してクーナ」

 クロキは頭を撫でながらクーナを宥める。

「わかった……。でも一杯愛してくれないと駄目だぞ」

 そう言ってクーナは甘えてくるのだった。






「さて、閣下が御戻りだ。湯殿の準備を急げ」

 グゥノは奥に下がると配下の者達に命令する。
 クロキの屋敷には大きく分けて2種類のグループがある。
 1つ目はグゥノを始めとした女性のデイモンを中心にしたグループ。
 このグループにはダークエルフと人熊ワーベアの女性が付き従っている。
 彼女達は外部から命令によって、クロキの配下となった。
 2つ目はクーナに付き従う者達だ。
 ダークフェアリーや蟲人が主で、クーナが闇の森から連れて来た者達である。
 この2つのグループは特に仲が悪いわけではない。
 互いに特に反目し合う理由がないからだ。 
 ただ、ダークフェアリーや蟲人は屋敷の雑事には全く役に立たないので、そこだけがグゥノには不満だったりする。

「はいグゥノ様」

 人熊ワーベアの少女グリラが返事をする。
 グゥノの半分ぐらいの身長しかないが、その力はデイモンにも匹敵する。
 彼女達は普段人間の少女の姿をしていても、正体が熊なので当然だろう。
 人熊ワーベアはとても強い種族でゴブリンの数匹ぐらいなら子供でも勝つことが出来る程である。
 そのため力仕事ではとても役立っていた。

「ルコラ。そう言えばダークフェアリー達はどうなっている? 落ち着いたのか?」

 グゥノはダークエルフのメイドのルコラに聞く。
 ダークフェアリーは蛙人トードマンが苦手である。
 その蛙人トードマンが崇める女神であるヘルカートが来たので、かなり騒がしくなっていた。

「はいグゥノ様。それなら大丈夫です。あの子達もようやく落ち着きました」

 ルコラ達ダークエルフはダークフェアリーと仲が良い。
 そのため、仕事の邪魔にならないようにダークエルフ達がダークフェアリーの相手をする事になっている。
 
「そうか、それは良かった。それでは閣下の食事の準備を頼む」

 グゥノはクロキがダークエルフの作る料理が好きな事を知っていた。
 虫料理が苦手ではないが、ダークエルフの作る野菜と果物を使った料理をより好むのである。
 樹木と関りの深い彼女達は苦味のあるザックームの実も美味しく調理できる。
 そのため、この屋敷ではダークエルフの侍女が食事を作る事になっていた。

「わかりました、グゥノ様。いつものように精の付くもので良いのですね?」

 ルコラは確認するように聞く。
 グゥノは振り返り当然のように答える。

「もちろんだとも♪」






 チユキ達はグリフォンに乗って北へと向かう。
 目指すは北の都ヴェロス。
 空は雲が多いがグリフォンが飛ぶのに問題はなく、風を切るよう空を行く。

「結局。出発するのが遅くなってしまったわね。レイジ君」
「そうだな。チユキ」

 チユキの横でペガサスに乗って飛んでいるレイジは言う。
 出発が遅れた理由は特にない。
 特に急いでいく必要はないからだったりする。
 そもそも様子を見に行くだけで、何かするつもりはない。
 ナルゴルから外に出て何をしているのか気になるから見に行くだけなのである。

「ねえ、チユキさん。そろそろ、休まない?」

 ヒポグリフに乗っているリノが休憩を提案する。
 確かに朝に出てからずっと飛んでいる。
 そろそろ休んでも良い頃合いであった。

「え~。リノちゃん。まだ先は長いよ。もう休むの?」

 自前の翼を生やして飛んでいるシロネが不満そうに言う。
 シロネは直線を行くだけならこの中で一番速い。
 シロネとしてはもっと先に行きたいのだろう。

「シロネさん。急ぎたい気持ちはわかるけど。今は休みましょう。確かにもう少し進めそうだけど、きちんとした宿の所で休みたいでしょ?」

 チユキは諭すようにいうが、シロネは不満そうであった。
 まだ、日が暮れるのには時間がある。
 しかし、きちんとした宿屋がある国は少ない。
 下手をすると野宿をしなければならないだろう。
 この近くには少し大きな国があるはずだ。
 今夜はそこに宿泊すべきだとチユキは思う。

「シロネ。今はサホコもカヤもいない。俺達じゃ食える物を作れないから野営は無理だ。ここは休もう」

 レイジはシロネを宥める。
 サホコはキョウカとカヤと共に留守番をしている。
 そのため今はいない。
 そして、チユキ達の中で食事を作る事ができるのはサホコとカヤだけだ。
 そこら辺から食材を拾って来ても調理ができない以上、野営は無理である。
 手軽に食べる事が出来る携帯食を持って来ているが、1日分しかないので、もしものためにとっておくべきであった。

「うう~。わかったよ。レイジ君」

 レイジがそう言うとシロネは渋々納得したように言う。
 こうしてチユキ達5人は地上に降りる。
 降りた先には1つの国がある。
 名前はセンデア王国。
 100年前に若き王様が妻子を捨て、エルフの娘と駆け落ちした事で有名になった国だ。
 王とエルフはここから南のハーディの森へと逃げ、その後、2人がどうなったのか知られていない。
 それ以来、国全体がエルフ嫌いになったらしいが、チユキ達には関係がない事であった。

「ナオさん。監視している者が付けている様子はある?」

 地上に降りるとチユキはナオに聞く。

「うーん、天使さん達が付けているみたいっすけど、それだけっすね。いぶり出せると思ったんすけどね。さすがに空を飛んでまでは付いて来てないみたいっすね……」

 ナオは首を横に振る。
 チユキ達は複数の者達から監視されている事に気付いていた。
 その内の1つは天使であるが、後はわからなかった。
 実は今回の旅の目的とは別にその監視者を捕まえるという目的もある。
 だけど、付いて来ていないならどうしようもない。

「ナオちゃん。ルビーちゃんとは違うの?」

 リノはナオに聞く。
 ルビーというのはナオが以前に捕まえた火ネズミの事だ。
 そのネズミはナルゴルに帰ったので今はいない。

「いや、リノちゃん。ルビーだったら、わかるっすよ……。あの子じゃないっすね。一番気になる気持ち悪い視線を向ける奴は来てないみたいっす」
「そう、そいつだけは捕らえておきたかったのだけどね」

 チユキは溜息を吐く。
 少し前から、チユキ達を監視する者に気持ち悪い視線を送る者が現れた。
 ナオがその視線を感じ、全員に報告したところ、そいつだけは特に捕らえようという事になったのである。
 
「付けていないって事はサホコさん達の方にいるのかな?」

 シロネは首を傾げる。

「シロネさん。一応、カヤさんには何かあったら知らせてくれる事になっているわ。いざとなれば転移で戻る手はずになっているはずよ。そうよね、レイジ君」

 チユキは首を振る。

「ああ、そのつもりだ。もしサホコに危険が迫ったのなら、急いで戻らなければならない。良いかいシロネ?」
「う、うん。もちろん、わかってるよ。レイジ君」

 シロネはレイジに返事をする。
 チユキはそう言うシロネの顔を見る。
 明らかに、その表情には迷いがあった。
 北のヴェロス王国へはまだまだ遠い。
 チユキ達の旅は続くのだった。




 光り輝く庭園にクーナはいる。
 庭園には白い花が咲き、青い小さな鳥が綺麗な声で歌っている。
 こんな場所はナルゴルにはない。
 これは夢だ。
 その事がクーナにはわかる。
 クーナは今エリオスの天宮にいるのだ。
 ナルゴルにいるはずのクーナが突然、エリオスにいるのだ。普通に考えたら、これは有りえない事であった。
 だから、これは夢なのである。
 クーナは庭園を歩く。
 すると、目の前に開けた場所が現れる。
 そこに供えられた卓の椅子に座る。
 すでに先客は待っている。

「待っていたわよ。分身」

 先客はクーナの事を分身と呼ぶ。
 自分こそが本物とでも言いたいようだ。

「何の用だ? レーナ」

 クーナは目の前にいる者を睨む。
 女神レーナ。
 前にアリアディア共和国で会った時に奇妙な感じがした。
 クーナの元になった者なのだから。
 レーナはクーナに呼びかけて来たのである。
 元が一緒なためかクーナとレーナは簡単に精神を繋げる事ができた。
 そのため、このように夢の中で会う事ができるのである。

「呼びだした理由は抗議するためよ。分身。全く何で分身の貴方ばかり愛されているのよ」

 レーナが怒ったように言うがそんな事は知らない。

「仕方がないだろう。お前はエリオスに居るのだ。側にいるクーナが愛されるのは当然だぞ」
「それにしても愛され過ぎよ!!何よ、あのメイド服とかナース服は!!」

 メイド服もナース服もクロキの故郷の衣装だ。
 クロキはたまにクーナにそれを着せる事がある。

「別に構わないだろう。それを着ると、クロキが喜ぶ」
「クロキが喜ぶのは構わないけど……。そのため、すごく激しいのだもの、それを夢で見せられる私の身にもなってよ……」

 レーナが溜息を吐く。
 その頬が赤くなっている。
 おそらく、クロキとクーナの夜の事を思い出しているのだろう。

「何を言っている。モーナの夢を見るよりはましだろう?」
「確かにそうだけど……」

 クロキがクーナを作った事でレーナはモーナの夢を見る事がなくなった。
 理由は同じ男を愛しているからのようで、精神がクーナに近いからに違いなかった。

「ならば別に構わないだろう。クーナはもう行くぞ」
「待って。今度クロキに私の所に行くように言いなさい。トトナの書庫に行くついでで良いから」

 レーナは不機嫌そうに言う。
 クロキに会えないのが辛いようであった。

「それは、難しいぞ。お前の屋敷はエリオスの中央部。トトナの書庫から離れすぎている」

 トトナの書庫はエリオスの外れ目立たない所にある。
 だから、暗黒騎士のクロキが行く事も可能だ。
 それに対してレーナの屋敷は目立つところにある。
 もし、クロキが行けば目立つだろう。
 そもそも、レーナは自身の立場を捨てられず、クロキとの事を隠している。
 だから、クロキが屋敷に行って困る事になる。
 そのため会うのが難しいのだ。

「やっぱり、そうなるわね。だとしたら私が会いに行くしかないわね」

 レーナは妖艶な笑みを浮かべる。

「何を考えているレーナ?」
「簡単よ。ナルゴルの外に出たのなら、会いに行きやすいわ」
「なっ!? どういうつもりだ!?」
「言ったとおりの意味よ。言いたい事は言ったから、それじゃあ私は行くわね」

 レーナは立ち上がる。
 クーナは何も言い返せない。
 なぜかレーナには逆らえない何かを感じるのだ。
 そのためレーナが去っていくのを見送る事しかできない。

「ああ、そうだわ。1つ言っておくことがあるわ」

 レーナは振り返る。

「色々な衣装を着るのは良いけど、猫の尻尾だけは止めなさい。あれは夢で見るにしてもきついわよ」

 すごく真面目な顔をしてレーナはクーナに言うのだった。

★★★★★★★★★★★★後書き★★★★★★★★★★★★

エロ注意!
後書きに書いても意味ないですが……。

そして、ダークフェアリーですが、闇小妖精ダークフェアリーと書くべきかダークフェアリーと書くべきかで迷います。

最後に「カクヨム」も覗いて下さると、嬉しいです。

「暗黒騎士物語」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • 眠気覚ましが足りない

    夢で会えたら、より修正と提案です。


    食事を作る者がいないのでは野営は無理だ。

    俺たちは食事を用意できないから野営は無理だ。
    or
    俺たちはメシ作れないんだから野営は無理だ。
    or
    俺たちじゃ食える物を作れないから野営は無理だ。

    先にレイジの口調に関する提案です。
    設定上、丁寧な言葉使いをしないレイジからすれば指摘の文は丁寧寄りです。
    というよりチユキの地の文みたいな書き方に見えます。
    また、育ちは良いはずなので、“食事”とは言うかな、とは思います。ただ、レイジらしくはないかと。
    異世界召喚された日本人なので、“メシ”とは言うかな、あるいは“食い物”くらいは有りかな、とも思いました。

    ここからは修正指摘です。
    それと、食事を作る者がいないのと料理しないは別のことです。
    “作る者がいない”だと、彼らが野営の準備をしたとして、充てられた役割から料理を担当するものが抜けている、と解釈になると思います。
    これは言い換えれば、料理する暇がない、ということですね。
    しかし、先生が持たせたかった意味は、この面々に料理できる者がいない、のはずです。
    なので訂正後の方は“作れない”、“用意できない”としました。
    また、“料理を作る者”を取り払ったので、代わりにレイジ達自身を指して、“俺たち”にしました。

    0
  • cyber

    前のバージョンでは、悪の神の役割と黒木の勝利は非常に退屈だと感じました。あなたは邪悪なキャラクターを作成しましたが、黒木にそれらを打ち負かすよりも具体的にしていません。そうすれば、世界は何も起こらなかったように見えます。
    前のバージョンでの黒木の勝利は意味がなく、黒木自身のサイドストーリーのように、プロットをあまり助けなかった。黒木は邪悪な神を打ち負かし、世界を救いますが、首都の真ん中に座っているエリオスの神々は誰も知りませんし、誰も感謝しません。ナルゴルが悪霊と戦うのを見ています。
    黒木は、モデュスの兄弟と戦い続け、何も起こらなかったかのように勝利して家に帰り、世界や人間関係に大きな影響を与えずに勝利しました。
    悪魔も色あせて現れ、黒木にあまり影響されず、何も起こらなかったようにすべてが同じでした。
    悪魔が人間やヒーローを最初に攻撃し、その後エリオスを攻撃しなかった理由を黒木と戦うのではなく、悪魔に数回勝ってほしい。黒鬼を戦わせるよりも面白いと思われるレナの愛の王国を攻撃することにより、悪魔が共謀し、人間の世界に入り、彼らの主な敵であるエリオスを標的にする方が良いです。このような無意味な方法でそのような悪に勝つために

    4
  • cyber

    新しい章のレナは、トトナの嫌悪を恐れているので、トトナのライブラリに行くことを恐れていません。トナとレナとの関係をより積極的にプッシュする必要があります。この章で黒木がアルフォスを破った後、イシュティアのビジョンを少し話に加えることができます。黒木がアルフォスを破り、その顔が女神エリオスの意見の変化に影響を与える可能性があります。イシュティアに少し似ています。
    また、7,8,9章では、悪魔を倒した黒木の偉業を前のバージョンよりも大きくしたいと考えています。これは、少なくとも名声と感謝を得るということです。黒木が砂漠の王国や死の住まいのように旅した場所。第9章の後、黒木に邪悪な神との戦いをやめさせ、邪悪な神に陰謀をさせ、少なくとも数回勝利させて、エリオスや人間の世界に黒い嵐の神が必要であることを認識させ、レゲナとシェナにブラックストーム神のカルトを設立しました。ヒーローグループのレイジは悪を勝ち取ることに加えて、新しいヒーローが黒木とレナの息子であるための前提を作成します

    4
  • 眠気覚ましが足りない

    夢で会えたら、の修正報告追加です。

    前にアリアディア共和国で会った時に奇妙な感じがした。
    クーナの元になった者なのだから。
    レーナはクーナに呼びかけて来たのである。
    元が一緒なためかクーナとレーナは簡単に精神を繋げる事ができた。
    そのため、このように夢の中で会う事ができるのである。

    前にアリアディア共和国で会った時から奇妙な感じがあった。
    今となってはその理由もわかっている。レーナはクーナの元になった者だったのだ。
    そのレーナがクーナに呼びかけて来たのである。
    元が一緒なためかクーナとレーナは簡単に精神を繋げる事ができる。
    そのため、このように夢の中で会う事もできるのである。

    案としていくつか変更と追加をしました。
    この呼び掛けが初めてなのか既に何度か有ったのかによって他にもいくつか変えるべきかと。
    最後の2文は他にも出来ることがある感じにしましたが、1つだけならまとめて下さい。

    0
  • 眠気覚ましが足りない

    夢で会えたら、の修正報告追加です。

    これは夢だ。
    その事がクーナにはわかる。
    クーナは今エリオスの天宮にいるのだ。
    ナルゴルにいるはずのクーナが突然、エリオスにいるのだ。普通に考えたら、これは有りえない事であった。

    これは夢だ、とクーナにはすぐわかった。
    クーナがいるのはエリオスの天宮だ。
    ナルゴルにいるはずのクーナが突然エリオスにいるなど、普通に考えたら有りえない事だ。

    ちょっと余分な点と足りない点があると思ったので整理しました。



    もう1つあります。

    0
コメントをもっと見る / 書く