神たちは自重する気はないそうです

UKA

11話

「ん? なんだあれ?」
道を戻っている途中木と木の間に隠れるように箱のようなものが見えた。
〔あれは宝箱でしょう。〕
ユキが即座に答える。
いや~~~、さすがユキだね!!
何でもわかっちゃう!
俺はそんなことを考えながら宝箱に近づく。


「これが宝箱か…」
俺は目の前の少し装飾のされた小さめの箱を見ながらつぶやく。
〔はい。これが宝箱です。
宝箱はダンジョンの見つかりにくい位置にあることが多いですね。
入っているものは様々あり、下層になるほど珍しいものが出てきます。〕
ユキ先生の解説が終わり俺は一つ気になることができた。
(それじゃあ、ボスの間の宝箱とは何が違うんだ?)
確かあれも宝箱というはずだ。
この世界難しいな。
〔ボスの間の初回ボーナスも討伐時に出てきます宝箱もどちらかというとドロップ品扱いになりますね。〕
…ん?
ボク、ヨクワカラナイ。
(じゃあ、宝箱は何なんだ?)
これは皆も気になるよね!
〔宝箱はですね… マスターまずその宝箱を開けて中身を取ってみてください。〕
なんでだろ? と思いながら宝箱の中身を空ける。
あっ、罠の有無はユキが説明しながら見ていてくれたらしい。
ユキさんマジハイスペックすぎる。
多分…いや絶対誰が見てもハイスペックと言う。
そんなことを考えながら宝箱を開け中身を見ると緑色と青色の液体が入った瓶が二つ並んでいた。
何かは予想ができるが一応《鑑定》をっと。

HPポーション
[階級]初級
HP100~500回復する

MPポーション
[階級]初級
MP100~500回復する

「おぉ!」
これはポーションではないか!
またもや異世界感が増したな。
(階級ってどれくらいあるんだ?)
わからなくなったらユキ先生!
〔はい。階級は五階級ありまして下から初級、中級、上級、特級、聖級があります。
大体は初級から100~500、500~1000、1000~2000、2000~3000、3000~5000と回復量は増えてき、
また特級では少しでも体についていれば腕などがちぎれかけていても治せますし、聖級では欠損部位が治ります。〕
…ちぎれた腕が治る?
何それ現代の医者もびっくり仰天じゃん。
まぁ、腕が無くなるのはいやだな。
(ありがとな!)
〔はい!〕

その後ポーションを無限収納に入れ階段のもとに向かう。
「ここか…」
碧は階段を下りていく。

「うわぉ。」
降りた先は変わらず森の中でした。
しかも目の前には相変わらずでかい芋虫。
気持ち悪い…
ここいやだ…
〔マスター! 走ってください!ここから少し行くと階段があります!
今回はいつもより近い場所にあるようですね。〕
ユキからの朗報来ました!
走ります! 走らせていただきます!
今回は少し威力を調整してっと。

前回の反省を生かし森林をギリギリ破壊しない程度の威力で走り始める。
おっ、これか階段は。
案外近かったな。

階段を下りていくと次は草原だった。


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