【Vease:Day】〜VRMMOだけして、稼ぎたい‼︎ 〜
《第一章》第2話『チュートリアル』
〜西暦2045年10月1日AM9:11〜
…目の前が一瞬で真っ白に染まったと思ったら、数瞬の内に景色が変わる。
下一面に広がる雲、上にはどこまでも続く青い空
どうやら俺は【Vease:Day】内の空にテレポートされてしまったらしい。というか…
「お"もっきじぃ、ぼぉぢでんでずげど〜〜〜」
澄み渡った青空に俺の叫びがこだました。
 
「あ゛あ゛あ゛〜〜〜ぁ゛ぁ゛〜」
ボンッ
「うわぁっつ!、跳ねた!?」
どうやら雲がクッションになってくれたらしい。なんつうファンタジー。俺は幾度か跳ねた後、ヘッドスライディングするように止まった。
「あ"〜ひどいめにあった。」
「(おい小僧。そんなところでのびんでない!)」
「!?、今度はなんだ??」
その声は直接頭に響いてきた。声からして老人だ。おおよその予想で、おそらくこのゲーム内での神様的位置づけにされているものだろう。
「(全く最近の若いもんはなっとらん!仮にもワシは神様だぞ!もっとシャキッとせんか!)」
(あっやっぱし。しかもコイツなんか怒ってね?)
俺はメンドくさそうな表情をし、頭をおさえた。
「はぁ…」
「(なんじゃ?不服と申すか?)」
(ヤベェ。腐っても神様だ。ちゃんとしとかねぇと、そのままゲームオーバーになるんじゃねぇか?)
そう思い俺は俺は即座に正座をし、めちゃくちゃいい返事をした。
「いえ、そんなことありませんよ神様!めちゃくちゃ話せて嬉しい限りです!」
「(おっ、おぬしはわかっておるようじゃのぅ。いや〜最近の若いヤツと言ったら、やれチートやら、強い武器出せやら、終いにはハーレム作りたいやらで、鬱陶しいヤツしかおらんかったからの〜。それに比べてお前のような素直な子が来てくれて嬉しく思うぞい。)」
(あ〜なるほど。だからこんなにも怒ってんのね。こうゆうヤツは適当に話合わせて、機嫌良くしてもらった方が話が進む。まずはおだてて機嫌をとろう!)
「それはそれは、さぞ大変だったでしょうね〜。そんな不敬なヤツら追放してやればいいんですよ!」
俺はお代官様にゴマをする側近のように機嫌を伺いながら、神様をおだてた。
「(いや〜まぁ〜そうしてやりたいのは山々なんじゃがのぅ、神の掟でそう簡単には出来ないのじゃよ。)」
(あれ?意外とこないな。もっと、こう、ノッてくるのかと思ったが。それに神の掟?う〜ん…ちょっと気になるし聞いてみるか。)
そして俺は少し背筋を伸ばし姿勢を正す。そして即座に手を挙げた。
「すみません!ちょっと質問よろしいですか?」
「(お〜よいぞ〜。質問してみなさい。)」
「その神の掟ってなんなんですか?」
「(ほう、神の掟に興味を持つとは、おぬし面白いな〜。よし!今回だけ特別に教えてやろうぞ。)」
その言葉を聞いた俺は、特別教えて貰えることに興奮して、おもわずその場で土下座をして感謝を伝えた。
「ははぁ〜ありがたき幸せ〜」
「(うむ。よろしい。まず神の掟とは異界から転生して来たものをどういう風に案内するかが記されてあるものを指すんじゃ。)」
「ウンウン。」
「(まず最初に異界から転生した人間をこの世界に順応できるようにまず種族を選んでもらうんじゃ。)」
「ん?」
「(次に自身の設定をしてもらい、身なりと望む国を選んでもらう。最後にお金を渡して送りだすんじゃよ)」
(えっと〜…それってまさか。)
「(それが神の掟である。別名【神の掟】じゃったかのぉ?」 
「………。」
(やっっぱりそうかぁ〜〜。よく考えたら分かることじゃんかよぉ〜。って言うと神様はチュートリアルを教える神ってとこか!チュート神かよぉ!ただの案内役じゃねぇか!ヘェコラして損したわ!!)
そう思い俺は、少しため息をついた後、姿勢を崩し、胡座をかいた。
「なぁ神様よ。じゃあその【神の掟】を早く始めてくんねぇか。」
「(あっ、あぁ。始めてもよいがなんかおぬし態度変わっとらんかの?)」
「気のせいですよ。気のせい。さぁ早くやりましょう。」
「(そっそうかのぅ。では始めるとするかの。)」
そういうと神様が何やら呪文らしき言葉を唱え始めた。
「(ウンソワカ、シランドラルド、エルカラ……)」
その呪文は唱えるごとに足元の雲が雷雲となっていくのが分かる。俺はその迫力に押されて、戦闘態勢に入るかのように身構えた。
(な、何がおきるんだ?)
そして呪文が唱え終えたと同時に、足元の雲から雷が俺の目の前に上へと解き放たれた。と同時に種族選択画面が現れた。
ゴロゴロッピカッ
俺は驚きと恐怖のあまり尻もちをついた。
「っっっビックリした〜。一瞬死ぬかと思ったじゃねぇか!」
「(どうじゃ。驚いたかのぅ〜。ホッホッホッ。)」
(いい性格してんな神様。)
もちろん褒めているわけではない。
俺は神様をぶん殴りたくなったが、少し深呼吸をして気を取り直し、種族選択画面に目を移す。
【人間族】
この世界の中で最も多いとされる種族。能力値はバランスがよく、何でも器用にこなせる。入国審査が通りやすかったり、顔が何かときいたりする。冒険初心者にはオススメ!
【妖精族】
言わずと知れた超美形集団の一角。この世界では人口の2割程度いる。その美貌からか【人間族】から人気が高い。保持している魔力が高いが体力が少ないのが難点。中級者にオススメ!
【獣人族】
この世界では人口の約2割強占めている。基本的に身体能力が高いが、保持している魔力が低い。この種族は様々な獣が存在する。中級者向け。
【鎧鱗族】
この世界では人口の1割程度しかいない。この種族全体の特徴として魔力耐性や物理耐性が高いが、身体が重いためスタミナ消費が他の種族と比べて激しい。名前からして蜥蜴っぽいイメージを持つが見た目は人間と変わらず、【鎧鱗族】の血が濃い程体表に鱗がでる。上級者向け。
(うーん。これを見る限り【人間族】や【妖精族】の方が国を渡り歩くと言う点では有能だな。
【獣人族】は説明を見る限り入国審査とかに引っかかりやすいのかな?【鎧鱗族】は鱗を隠せば何とかなるかもしんないけど。)
俺が色々考えてる内に神様が口を出してきた。
「(そんなに迷うなら【人間族】や【妖精族】でよかろう。見たとこ、おぬし初心者だしな)」
(イラッ)
俺はそれを言われた瞬間【人間族】と【妖精族】の選択肢を除外した。理由はなんか腹が立つからだ。
(となると選択肢は2つに絞られた。さてどっちにするか…)
「…よし!こっちにしよう!」
俺は考えた結果【鎧鱗族】にすることにした。俺は選択画面の【鎧鱗族】を押して、キャンセルかOKの画面まで行きOKを押した。
「(お〜、【鎧鱗族】を選んだか。では、【Vease:Day】で名乗る名前と年齢、身なりを選択するがよい。)」
俺は自分の名前から一字とって『リュウ』とした。年齢は俺と同じ25歳にして、そんで身なりだが、実はまだ選択画面が存在した。
【龍人】
【鎧鱗族】の中で、攻撃的なスキルを持つ。
〈取得可能種族スキル〉
【息吹】【龍爪】【龍翼】【龍眼】【龍鱗】
【蛇人】
【鎧鱗族】の中で、対応力があるスキルを持つ。
〈取得可能種族スキル〉
【蛇眼】【毒牙】【蛇感】【伸縮】【蛇腹】
【変隠人】
【鎧鱗族】の中で、変則的なスキルを持つ。
〈取得可能種族スキル〉
【忍足】【変幻】【散眼】【隠者】【粘舌】
(…なるほど。これを見る限り【鎧鱗族】というのはこの3つの種族の総称というのが分かった。てかこれ見た目変更の扱いなんだな。)
俺は顎に手をあて、考えを巡らせた。
(つまりは…なんだ?他の種族を選んだら、そこからまた分岐するように種族が分かれているということか?はぁー、だとしたらスゲェな。)
そして悩んだ末に【龍人】にした。何故【龍人】を選んだのかというと単に自分の名前が龍一だからだ。(あと見た目カッコよさそうだし。)
そして、俺は見た目を朱髪、赤眼にした。身長は自動的に現実の自分と同じ身長になっている。というか変えられないらしい。理由としては現実での体の動かし方に支障が出る可能性があるからだそうだ。
ちなみにネカマやりたい人は事前に報告すれば変更できるらしい。
「俺の身長182cmでよかった〜。なんか高身長だから様になってるぽいな!」
俺が好調にナルシズムを発揮している時、神様が口を挟んできた。
「(気に入ったかのぅ?残る手続きはおぬしを転送する国を決めるだけじゃ)」
そして神様がまた呪文らしきものを唱え始めた。
「それ絶対やんないとダメなの!?」
俺はツッコミながらも、いつ雷が来てもいいように、身構えていた。そうしている間に、呪文が唱え終わり国の選択画面がでた。
ちなみにさっきみたいに雷がでてくることはなかった。
(神様わざとやってたのかよ!)
《魔圏共和国》
北に位置する国。日夜魔法の研究をしている。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館・生産ギルド会館
・従者ギルド施設・魔法科学研究所
〈所属ボーナス〉
陽属性LV+2 空属性LV+1
海属性LV+1 霊属性LV+1
《森林自然保護国》
東に位置する国。木々に囲まれている。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館・生産ギルド会館
・従者ギルド施設・教会・神社
〈所属ボーナス〉
空属性LV+2 海属性LV+1
地属性LV+1 星属性LV+1
《湖庭園貿易都市》
南に位置する国。海に囲まれている。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館・生産ギルド会館
・貿易商会・奴隷館・水産商館
〈所属ボーナス〉
海属性LV+2 空属性LV+1
地属性LV+1 霊属性LV+1
《王城帝国》
西に位置する国。ダンジョンか多い。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館 ・生産ギルド会館
・奴隷館 ・教会・王国騎士兵団
〈所属ボーナス〉
地属性LV+2 陽属性LV+1
空属性LV+1 星属性LV+1
「(さて。どの国に行くんじゃ?)」
神様に言いたいことがあったが、早く冒険したいという欲求がでてきた今、国をいち早く決めようとする自分がいた。
(それにしてもきな臭い国がいくつかあるな。だけど、そういう国は金を稼ぐために必要な施設がいっぱいあるしな〜。どうすっかな〜これ?)
悩んだ結果《王城帝国》に決めた。理由はダンジョンが多いからだ。やはり冒険といったらダンジョンだろ。
「(では、この国で暮らすに十分なお金を渡そう。)」
俺は金貨10枚手に入れた。これでやっと旅立てる。
「(では行けい。そなたの旅路に加護があらんことを…。)」
「おう!行ってくる!」
そう言った瞬間、ちょうど俺が入れるぐらいの穴が真下に現れ、そのまま《王城帝国》へと落ちていった…。
「いや!?もうちょっと、なんとかならなかっったのぉぉ〜〜」
澄み渡った青空に俺の叫びがこだました。
    〈第一章 第2話 完〉
…目の前が一瞬で真っ白に染まったと思ったら、数瞬の内に景色が変わる。
下一面に広がる雲、上にはどこまでも続く青い空
どうやら俺は【Vease:Day】内の空にテレポートされてしまったらしい。というか…
「お"もっきじぃ、ぼぉぢでんでずげど〜〜〜」
澄み渡った青空に俺の叫びがこだました。
 
「あ゛あ゛あ゛〜〜〜ぁ゛ぁ゛〜」
ボンッ
「うわぁっつ!、跳ねた!?」
どうやら雲がクッションになってくれたらしい。なんつうファンタジー。俺は幾度か跳ねた後、ヘッドスライディングするように止まった。
「あ"〜ひどいめにあった。」
「(おい小僧。そんなところでのびんでない!)」
「!?、今度はなんだ??」
その声は直接頭に響いてきた。声からして老人だ。おおよその予想で、おそらくこのゲーム内での神様的位置づけにされているものだろう。
「(全く最近の若いもんはなっとらん!仮にもワシは神様だぞ!もっとシャキッとせんか!)」
(あっやっぱし。しかもコイツなんか怒ってね?)
俺はメンドくさそうな表情をし、頭をおさえた。
「はぁ…」
「(なんじゃ?不服と申すか?)」
(ヤベェ。腐っても神様だ。ちゃんとしとかねぇと、そのままゲームオーバーになるんじゃねぇか?)
そう思い俺は俺は即座に正座をし、めちゃくちゃいい返事をした。
「いえ、そんなことありませんよ神様!めちゃくちゃ話せて嬉しい限りです!」
「(おっ、おぬしはわかっておるようじゃのぅ。いや〜最近の若いヤツと言ったら、やれチートやら、強い武器出せやら、終いにはハーレム作りたいやらで、鬱陶しいヤツしかおらんかったからの〜。それに比べてお前のような素直な子が来てくれて嬉しく思うぞい。)」
(あ〜なるほど。だからこんなにも怒ってんのね。こうゆうヤツは適当に話合わせて、機嫌良くしてもらった方が話が進む。まずはおだてて機嫌をとろう!)
「それはそれは、さぞ大変だったでしょうね〜。そんな不敬なヤツら追放してやればいいんですよ!」
俺はお代官様にゴマをする側近のように機嫌を伺いながら、神様をおだてた。
「(いや〜まぁ〜そうしてやりたいのは山々なんじゃがのぅ、神の掟でそう簡単には出来ないのじゃよ。)」
(あれ?意外とこないな。もっと、こう、ノッてくるのかと思ったが。それに神の掟?う〜ん…ちょっと気になるし聞いてみるか。)
そして俺は少し背筋を伸ばし姿勢を正す。そして即座に手を挙げた。
「すみません!ちょっと質問よろしいですか?」
「(お〜よいぞ〜。質問してみなさい。)」
「その神の掟ってなんなんですか?」
「(ほう、神の掟に興味を持つとは、おぬし面白いな〜。よし!今回だけ特別に教えてやろうぞ。)」
その言葉を聞いた俺は、特別教えて貰えることに興奮して、おもわずその場で土下座をして感謝を伝えた。
「ははぁ〜ありがたき幸せ〜」
「(うむ。よろしい。まず神の掟とは異界から転生して来たものをどういう風に案内するかが記されてあるものを指すんじゃ。)」
「ウンウン。」
「(まず最初に異界から転生した人間をこの世界に順応できるようにまず種族を選んでもらうんじゃ。)」
「ん?」
「(次に自身の設定をしてもらい、身なりと望む国を選んでもらう。最後にお金を渡して送りだすんじゃよ)」
(えっと〜…それってまさか。)
「(それが神の掟である。別名【神の掟】じゃったかのぉ?」 
「………。」
(やっっぱりそうかぁ〜〜。よく考えたら分かることじゃんかよぉ〜。って言うと神様はチュートリアルを教える神ってとこか!チュート神かよぉ!ただの案内役じゃねぇか!ヘェコラして損したわ!!)
そう思い俺は、少しため息をついた後、姿勢を崩し、胡座をかいた。
「なぁ神様よ。じゃあその【神の掟】を早く始めてくんねぇか。」
「(あっ、あぁ。始めてもよいがなんかおぬし態度変わっとらんかの?)」
「気のせいですよ。気のせい。さぁ早くやりましょう。」
「(そっそうかのぅ。では始めるとするかの。)」
そういうと神様が何やら呪文らしき言葉を唱え始めた。
「(ウンソワカ、シランドラルド、エルカラ……)」
その呪文は唱えるごとに足元の雲が雷雲となっていくのが分かる。俺はその迫力に押されて、戦闘態勢に入るかのように身構えた。
(な、何がおきるんだ?)
そして呪文が唱え終えたと同時に、足元の雲から雷が俺の目の前に上へと解き放たれた。と同時に種族選択画面が現れた。
ゴロゴロッピカッ
俺は驚きと恐怖のあまり尻もちをついた。
「っっっビックリした〜。一瞬死ぬかと思ったじゃねぇか!」
「(どうじゃ。驚いたかのぅ〜。ホッホッホッ。)」
(いい性格してんな神様。)
もちろん褒めているわけではない。
俺は神様をぶん殴りたくなったが、少し深呼吸をして気を取り直し、種族選択画面に目を移す。
【人間族】
この世界の中で最も多いとされる種族。能力値はバランスがよく、何でも器用にこなせる。入国審査が通りやすかったり、顔が何かときいたりする。冒険初心者にはオススメ!
【妖精族】
言わずと知れた超美形集団の一角。この世界では人口の2割程度いる。その美貌からか【人間族】から人気が高い。保持している魔力が高いが体力が少ないのが難点。中級者にオススメ!
【獣人族】
この世界では人口の約2割強占めている。基本的に身体能力が高いが、保持している魔力が低い。この種族は様々な獣が存在する。中級者向け。
【鎧鱗族】
この世界では人口の1割程度しかいない。この種族全体の特徴として魔力耐性や物理耐性が高いが、身体が重いためスタミナ消費が他の種族と比べて激しい。名前からして蜥蜴っぽいイメージを持つが見た目は人間と変わらず、【鎧鱗族】の血が濃い程体表に鱗がでる。上級者向け。
(うーん。これを見る限り【人間族】や【妖精族】の方が国を渡り歩くと言う点では有能だな。
【獣人族】は説明を見る限り入国審査とかに引っかかりやすいのかな?【鎧鱗族】は鱗を隠せば何とかなるかもしんないけど。)
俺が色々考えてる内に神様が口を出してきた。
「(そんなに迷うなら【人間族】や【妖精族】でよかろう。見たとこ、おぬし初心者だしな)」
(イラッ)
俺はそれを言われた瞬間【人間族】と【妖精族】の選択肢を除外した。理由はなんか腹が立つからだ。
(となると選択肢は2つに絞られた。さてどっちにするか…)
「…よし!こっちにしよう!」
俺は考えた結果【鎧鱗族】にすることにした。俺は選択画面の【鎧鱗族】を押して、キャンセルかOKの画面まで行きOKを押した。
「(お〜、【鎧鱗族】を選んだか。では、【Vease:Day】で名乗る名前と年齢、身なりを選択するがよい。)」
俺は自分の名前から一字とって『リュウ』とした。年齢は俺と同じ25歳にして、そんで身なりだが、実はまだ選択画面が存在した。
【龍人】
【鎧鱗族】の中で、攻撃的なスキルを持つ。
〈取得可能種族スキル〉
【息吹】【龍爪】【龍翼】【龍眼】【龍鱗】
【蛇人】
【鎧鱗族】の中で、対応力があるスキルを持つ。
〈取得可能種族スキル〉
【蛇眼】【毒牙】【蛇感】【伸縮】【蛇腹】
【変隠人】
【鎧鱗族】の中で、変則的なスキルを持つ。
〈取得可能種族スキル〉
【忍足】【変幻】【散眼】【隠者】【粘舌】
(…なるほど。これを見る限り【鎧鱗族】というのはこの3つの種族の総称というのが分かった。てかこれ見た目変更の扱いなんだな。)
俺は顎に手をあて、考えを巡らせた。
(つまりは…なんだ?他の種族を選んだら、そこからまた分岐するように種族が分かれているということか?はぁー、だとしたらスゲェな。)
そして悩んだ末に【龍人】にした。何故【龍人】を選んだのかというと単に自分の名前が龍一だからだ。(あと見た目カッコよさそうだし。)
そして、俺は見た目を朱髪、赤眼にした。身長は自動的に現実の自分と同じ身長になっている。というか変えられないらしい。理由としては現実での体の動かし方に支障が出る可能性があるからだそうだ。
ちなみにネカマやりたい人は事前に報告すれば変更できるらしい。
「俺の身長182cmでよかった〜。なんか高身長だから様になってるぽいな!」
俺が好調にナルシズムを発揮している時、神様が口を挟んできた。
「(気に入ったかのぅ?残る手続きはおぬしを転送する国を決めるだけじゃ)」
そして神様がまた呪文らしきものを唱え始めた。
「それ絶対やんないとダメなの!?」
俺はツッコミながらも、いつ雷が来てもいいように、身構えていた。そうしている間に、呪文が唱え終わり国の選択画面がでた。
ちなみにさっきみたいに雷がでてくることはなかった。
(神様わざとやってたのかよ!)
《魔圏共和国》
北に位置する国。日夜魔法の研究をしている。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館・生産ギルド会館
・従者ギルド施設・魔法科学研究所
〈所属ボーナス〉
陽属性LV+2 空属性LV+1
海属性LV+1 霊属性LV+1
《森林自然保護国》
東に位置する国。木々に囲まれている。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館・生産ギルド会館
・従者ギルド施設・教会・神社
〈所属ボーナス〉
空属性LV+2 海属性LV+1
地属性LV+1 星属性LV+1
《湖庭園貿易都市》
南に位置する国。海に囲まれている。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館・生産ギルド会館
・貿易商会・奴隷館・水産商館
〈所属ボーナス〉
海属性LV+2 空属性LV+1
地属性LV+1 霊属性LV+1
《王城帝国》
西に位置する国。ダンジョンか多い。
〈施設〉
・冒険者ギルド会館 ・生産ギルド会館
・奴隷館 ・教会・王国騎士兵団
〈所属ボーナス〉
地属性LV+2 陽属性LV+1
空属性LV+1 星属性LV+1
「(さて。どの国に行くんじゃ?)」
神様に言いたいことがあったが、早く冒険したいという欲求がでてきた今、国をいち早く決めようとする自分がいた。
(それにしてもきな臭い国がいくつかあるな。だけど、そういう国は金を稼ぐために必要な施設がいっぱいあるしな〜。どうすっかな〜これ?)
悩んだ結果《王城帝国》に決めた。理由はダンジョンが多いからだ。やはり冒険といったらダンジョンだろ。
「(では、この国で暮らすに十分なお金を渡そう。)」
俺は金貨10枚手に入れた。これでやっと旅立てる。
「(では行けい。そなたの旅路に加護があらんことを…。)」
「おう!行ってくる!」
そう言った瞬間、ちょうど俺が入れるぐらいの穴が真下に現れ、そのまま《王城帝国》へと落ちていった…。
「いや!?もうちょっと、なんとかならなかっったのぉぉ〜〜」
澄み渡った青空に俺の叫びがこだました。
    〈第一章 第2話 完〉
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