俺の許嫁は幼女!?
110話 ゴール………ではなさそうです
美優を背負ったまま、程よい速さで走る。
あんまり速く走ると美優に負担がかかってしまう可能性があるのでそこら辺はセーブをしながら。
「美優、大丈夫か?揺れて気持ち悪かったりしたらいつでも言えよ。遠慮なんかいらないからな。」
「はい、その時はちゃんと言います。でも、今は大丈夫ですよ。」
「そっか。それじゃ、このまま走るな。」
俺は、そう言って矢印に従って進んでいく。
「おっ、もう学校が見えてきたぞ。」
俺は、今見てる景色に美優の小学校があることに気づいてそう言った。
「そろそろゴールらしいですね。」
「ああ、そうだな。ってことは、もう催しはないのかな?」
「どうなんでしょう?今さっきのところで先生は、3つ目の催して言ってましたからね。もし、あれが最後なら先生もちゃんと最後の催しと言うと思うのですが……」
「なら、まだあるって思った方がいいな。」
「そうですね。」
そんなことを話しながら矢印の方向に進んでいくともう既に小学校が目と鼻の先になっていて道も一直線しかなかった。
俺たちの考えすぎだったのかな?
その道にはなにも催しものが用意されていなかった。
まぁ、このままゴールならこれでいいか。
そう思った時だった。俺たちの進んでいる道の右方向にあった脇道から誰かが現れた。
「優奈?」
「っ!陽一くん!?」
目の前に現れたのは飯野くんと優奈だった。
「なっ!?あ、天野!?おまっ!?何してんだ!?」
「ん?何って、お兄ちゃんにおぶってもらってるだけだよ。」
「どうかしたのか?」
「ちょっと私がばてちゃってお兄ちゃんに運んでもらってるの。」
「な、なんだ、そうだったのかよ。」
飯野くんは、美優がどこも異常がないことを知ってホッと安堵しているようだった。
「あっ、優奈、俺たち先に行くな。」
「あ、ま、待って!私も行く!」
俺が走ると優奈と飯野くんもついてきた。
俺の走るペースはだいぶ落としてあるのでこの2人でも十分についてくることが出来ている。
「よ、陽一くん、今さっきした約束……覚えてる?」
「約束?………あ、昼飯の前に話したいことがあるってやつか。」
「う、うん。ちゃんと覚えてくれてるのならよかった。…………それよりもその衣装、似合ってるね。」
「それに関しては何も言わないでくれ。これ、結構恥ずかしいから。」
「そうなの?かっこいいよ?」
「いや、そんなこと言われても恥ずかしいものは恥ずかしいから。それよりも優奈はこういうこと無かったのか?」
「私たちは得意に衣装に関してはなかったな。3つくらいゲームをしただけだったよ。」
「そっちも3つだけだったんだ。俺たちもそうなんだよ。」
「そうなんだ。じゃあ、それで最後なのかな?」
「分からないがこの道には何もなさそうだしもう学校も見えてるんだよな。」
「そうだね。何かあるとしたら学校の中かな?」
「たぶんな。」
そんな話をしていると学校の門へと着いた。
そこには先生がいて一旦俺たちを止めた。
「スタンプを押してもらった紙を見せてもらってもいいですか?」
「はい。」
俺と優奈は、ポケットの中にしまっていた紙を取り出した。
「はい、確認しました。どうぞ、中へと入ってください。ゴールはグラウンドです。」
俺たちは、先生の指示に従ってグラウンドへ向かう。
「私たち、今何番なんだろうね。」
「さぁ?俺もそれ、結構気になってる。」
そんな話をしているとグラウンドへと着いた。
「どこがゴール………って、なんだあれ?」
俺がゴールを探しているとグラウンドの中央に椅子とテーブルが設立されていた。
「こちらが最後の催しです。皆さん、こちらへどうぞ。」
俺たちが驚いていると先生が近づいてきてグラウンドの中央へ案内してきた。
「美優さんの保護者はこの席に。光くんの保護者はこの席に。」
俺と優奈は、別々の席へと案内された。
美優と飯野くんは、なぜか先生の元にいる。
この催しの説明をしてくれる先生がマイクを持つ。
「最後の催しとなる企画は、保護者が生徒のことをちゃんと分かっているのかのマルバツ問題です!」
「マルバツ問題?」
ってそれ、俺、めちゃくちゃ不利じゃないか?
まだ、美優と出会ってそんなに日が経ってないのに。
「ちなみに問題は、生徒の担任の先生が作ってくれました。それでは早速問題に入りましょう。最初の挑戦者なので私の方で回していきます。」
「ん?最初の挑戦者?」
俺がそんな疑問を浮かべているがそんなのお構い無しに先生がある1枚の紙を見る。
「では、最初は飯野くんの保護者に質問です。飯野くんの好きな食べ物はお肉である。マルかバツか?」
「バツ。」
優奈は、先生の問いに即答で答えた。
「正解!」
「光くんは、お肉よりも魚だもんね。」
「よく分かっていらっしゃる。それでは美優さんの保護者に質問です。」
先生は、美優の質問を書いた紙を見る。
これはやばいな。美優の好きな食べ物とか全く分からないんだが………
お義父さんとお義母さんは、あんなんだからこんなの即答できるかもしれないけど………俺は無理だぞ。
「それでは質問です。美優さんの好みのタイプは歳上である。マルかバツか?」
「マル。」
あっ、即答できたわ。
「正解!」
良かったぁ、簡単な問題で。
ってか、美優の歳で歳下が好きとか言ったらやばいよな。まぁ、同年代って答えもあるけどだいたい、その歳なら歳上が好きだよな。たぶん。
でも、今のは偶然だよな。たまたま良いお題が来ただけ。
次問題はなんだろうなぁ。
あんまり速く走ると美優に負担がかかってしまう可能性があるのでそこら辺はセーブをしながら。
「美優、大丈夫か?揺れて気持ち悪かったりしたらいつでも言えよ。遠慮なんかいらないからな。」
「はい、その時はちゃんと言います。でも、今は大丈夫ですよ。」
「そっか。それじゃ、このまま走るな。」
俺は、そう言って矢印に従って進んでいく。
「おっ、もう学校が見えてきたぞ。」
俺は、今見てる景色に美優の小学校があることに気づいてそう言った。
「そろそろゴールらしいですね。」
「ああ、そうだな。ってことは、もう催しはないのかな?」
「どうなんでしょう?今さっきのところで先生は、3つ目の催して言ってましたからね。もし、あれが最後なら先生もちゃんと最後の催しと言うと思うのですが……」
「なら、まだあるって思った方がいいな。」
「そうですね。」
そんなことを話しながら矢印の方向に進んでいくともう既に小学校が目と鼻の先になっていて道も一直線しかなかった。
俺たちの考えすぎだったのかな?
その道にはなにも催しものが用意されていなかった。
まぁ、このままゴールならこれでいいか。
そう思った時だった。俺たちの進んでいる道の右方向にあった脇道から誰かが現れた。
「優奈?」
「っ!陽一くん!?」
目の前に現れたのは飯野くんと優奈だった。
「なっ!?あ、天野!?おまっ!?何してんだ!?」
「ん?何って、お兄ちゃんにおぶってもらってるだけだよ。」
「どうかしたのか?」
「ちょっと私がばてちゃってお兄ちゃんに運んでもらってるの。」
「な、なんだ、そうだったのかよ。」
飯野くんは、美優がどこも異常がないことを知ってホッと安堵しているようだった。
「あっ、優奈、俺たち先に行くな。」
「あ、ま、待って!私も行く!」
俺が走ると優奈と飯野くんもついてきた。
俺の走るペースはだいぶ落としてあるのでこの2人でも十分についてくることが出来ている。
「よ、陽一くん、今さっきした約束……覚えてる?」
「約束?………あ、昼飯の前に話したいことがあるってやつか。」
「う、うん。ちゃんと覚えてくれてるのならよかった。…………それよりもその衣装、似合ってるね。」
「それに関しては何も言わないでくれ。これ、結構恥ずかしいから。」
「そうなの?かっこいいよ?」
「いや、そんなこと言われても恥ずかしいものは恥ずかしいから。それよりも優奈はこういうこと無かったのか?」
「私たちは得意に衣装に関してはなかったな。3つくらいゲームをしただけだったよ。」
「そっちも3つだけだったんだ。俺たちもそうなんだよ。」
「そうなんだ。じゃあ、それで最後なのかな?」
「分からないがこの道には何もなさそうだしもう学校も見えてるんだよな。」
「そうだね。何かあるとしたら学校の中かな?」
「たぶんな。」
そんな話をしていると学校の門へと着いた。
そこには先生がいて一旦俺たちを止めた。
「スタンプを押してもらった紙を見せてもらってもいいですか?」
「はい。」
俺と優奈は、ポケットの中にしまっていた紙を取り出した。
「はい、確認しました。どうぞ、中へと入ってください。ゴールはグラウンドです。」
俺たちは、先生の指示に従ってグラウンドへ向かう。
「私たち、今何番なんだろうね。」
「さぁ?俺もそれ、結構気になってる。」
そんな話をしているとグラウンドへと着いた。
「どこがゴール………って、なんだあれ?」
俺がゴールを探しているとグラウンドの中央に椅子とテーブルが設立されていた。
「こちらが最後の催しです。皆さん、こちらへどうぞ。」
俺たちが驚いていると先生が近づいてきてグラウンドの中央へ案内してきた。
「美優さんの保護者はこの席に。光くんの保護者はこの席に。」
俺と優奈は、別々の席へと案内された。
美優と飯野くんは、なぜか先生の元にいる。
この催しの説明をしてくれる先生がマイクを持つ。
「最後の催しとなる企画は、保護者が生徒のことをちゃんと分かっているのかのマルバツ問題です!」
「マルバツ問題?」
ってそれ、俺、めちゃくちゃ不利じゃないか?
まだ、美優と出会ってそんなに日が経ってないのに。
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「ん?最初の挑戦者?」
俺がそんな疑問を浮かべているがそんなのお構い無しに先生がある1枚の紙を見る。
「では、最初は飯野くんの保護者に質問です。飯野くんの好きな食べ物はお肉である。マルかバツか?」
「バツ。」
優奈は、先生の問いに即答で答えた。
「正解!」
「光くんは、お肉よりも魚だもんね。」
「よく分かっていらっしゃる。それでは美優さんの保護者に質問です。」
先生は、美優の質問を書いた紙を見る。
これはやばいな。美優の好きな食べ物とか全く分からないんだが………
お義父さんとお義母さんは、あんなんだからこんなの即答できるかもしれないけど………俺は無理だぞ。
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あっ、即答できたわ。
「正解!」
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ってか、美優の歳で歳下が好きとか言ったらやばいよな。まぁ、同年代って答えもあるけどだいたい、その歳なら歳上が好きだよな。たぶん。
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