最強の女神様が行く!無敵のTS異世界スローライフ!!?
14話 冬休み そして人化と模擬戦と少し本気の力
クリスマスが終わってから数日後。
あれからは特に何もなく平和であった。しかも学園はクリスマスのイベントが終われば冬休みらしく、先生の方も全員が休みとなるらしい。
そんな訳でゆっくりしていった数日間。
もう少しで年明けだというので、大掃除とかをしようかな...と思いもしたが、それ以前にティアが常に綺麗にしているせいで大掃除をする意味がない。
そういうことから家でゆっくりしていた。
ということでいつもどうりに寝てから次の日。
「...んう?」
目が覚めると手に柔らかい感触があるので見ると...
「...スピー...」
ティアが寝ていた。たまにティアは自分の寝床に潜ってくることがあるのでそういうことだろう。と思っていたのだが...
ふにゅん
と背中から柔らかい感触がまたきた。
おかしい...ティアと俺しかこの家にはいないはず...
そう思いながら戦闘に入れる状態にしつつ後ろを見ると...
「スピィ...」
「スー...スー...」
知らない美少女が二人いた。
片方は金髪でもう片方は青髪である。
そんな訳で一瞬かわいいと思ってしまったが思ったことがある。
(........誰?)
そう。つまりはそういうことである。とりあえずその美少女二人を起こさないようにしながらティアを起こす。声では起きる可能性があるので念話で話すが。ちなみに念話もオールスキルの中にあった。オールスキル創っておいてあれだが...便利だな。
(ティア。一回起きて)
(...んう?ご主人様...どうしたの?)
(とりあえず一回ベットから降りるわよ)
そしてティアと自分だけ転移魔法で脱出しつつ何故降りたかを軽く説明した。
(...とりあえずどうする?)
(...ご主人様これ使う?)
と話をしながらティアが出してきたのは...フライパンとおたまだった。しかも何故か両方鉄製。というか何処から出した。
そしてティアはこれを渡してきた。
...これはあれをやれということですね。
(じゃあ耳を塞いでね)
(ん......)
ティアが耳を塞いだことを確認して、大きくフライパンとおたまを構える。
そう、もう気づいているだろうがフライパンとおたまでやることといえば一つ...
「起きなさーーい!!!」
カァンカァンカァン!!!!
「うひゃぁぁぁぁぁぁ!!?」
「んにゅう!?」
朝の目覚めのこれだよね。
起こしてから数分後。とりあえず椅子に座りながら話をする。
「うう...まだ頭に響いてる...」
「ふにゅう...これは地味につらいよ...」
と言っているが話を進めよう。ちなみに自分は耳栓をしてた。魔法でもいいが耳栓の方がいいかと思ったので耳栓である。意味は特にない。
「それで...二人は誰なの?」
「誰なのって...ひっどいなーご主人」
「ん?ご主人?自分が二人のご主人になった覚えはないんだけど...」
そう何故かご主人と言ってきた金髪の子。
そうすると青髪の子が言ってきた。
「姉さん...まだ私たちは今回が初なんだから分からないと思うわよ...」
「初...?どういうこと?」
「んーじゃあさご主人。今この部屋で無いものがあるんだけど分かる?」
そう金髪の子が言ってきたので、部屋の中を確認する。
「...エクスカリバーとデュランダルが無い?ってまさか...」
「おっやっと気づいたねーご主人」
「だから今回が初なんだから...って姉さん聞いてないからいいか..」
そして次に二人が言ったことは自分が予想したどうりだった。
「私はエクスカリバーのエクリ!」
「そしてその妹にしてデュランダルのデュランよ...姉さん座って」
金髪の子がエクスカリバー改めエクリ
青髪の子がデュランダル改めデュラン
そう名のりエクリは立ち上がったがデュランに言われ座った。
そこでふと思ったのがステータスがどうなっているのか気になったので<ステータス鑑定>を二人にかけてみた。
<エクリ>
種族:神聖剣(人化状態)
年齢:0
クラス:聖剣士
レベル:測定不能
魔力:測定不能
攻撃力:測定不能
防御力:測定不能
敏捷力:測定不能
魔攻撃:測定不能
魔防御:測定不能
運:測定不能
<装備>
神聖剣エクスカリバー
<スキル>
神聖剣術 縮地 天眼(天) 心眼(真) 魔眼(透) 千里眼 ステータス鑑定 アイテム鑑定 完全異常耐性
<魔法>
光属性魔法(極) 補助魔法(極)
<奥義>
約束されし勝利の剣
<固有スキル>
不老不死 自動修復 全てを破る絶対の剣
<称号>
神聖剣 超越神の祝福を受けし者 全てを切り捨てれる者 神聖剣の長女
<デュラン>
種族:神聖剣(人化状態)
年齢:0
クラス:聖剣士
レベル:測定不能
魔力:測定不能
攻撃力:測定不能
防御力:測定不能
敏捷力:測定不能
魔攻撃:測定不能
魔防御:測定不能
運:測定不能
<装備>
不滅の神聖剣デュランダル
<スキル>
神聖剣術 縮地 天眼(天) 心眼(真) 魔眼(透) 千里眼 ステータス鑑定 アイテム鑑定 完全異常耐性
<魔法>
光属性魔法(極) 回復魔法(極)
<奥義>
不滅にして不壊の聖剣
<固有スキル>
不老不死 自動修復 全てを防ぐ絶壁の剣
<称号>
神聖剣 超越神の祝福を受けし者 全てを守り通せる者 神聖剣の次女
.......やべえ
色々とヤバイがとりあえず気になるものを確認していこう。
<全てを破る絶対の剣>
一日に一度だが自身の剣でも斬ることが出来ない物を斬る事が可能となるスキル ただしこれは神器開放 もしくは奥義発動時にのみ使用可能 また防御時の斬撃にも使用不可
<全てを防ぐ絶壁の剣>
一日に一度だが自身の剣でも防げない物を防げる事が可能となるスキル ただしこれは神器開放 もしくは奥義発動時にのみ使用可能 また攻撃時の斬撃にも使用不可
...つまりは両方とも一日一回限定の限界突破スキルってことだな。しかし制限が付いているのが地味にめんどいだろう。それでも二人が揃っていれば実質破れない物も防げない物も無い最強になるんだろう。
そう思っているとエクリの方が一つ提案を申し出てきた。
「ねーご主人。一回さあ、私とデュランと戦ってみない?」
「ちょっ、姉さん!?」
簡単に言えばこれは模擬戦と言うことだろう。しかし何故とは思うが...まあ最近まともに戦いと呼べるものをしていないのでしたいと言う気持ちはある。
「姉さん流石にそれは...」
「良いわよ?」
「ってええ!?」
「やった!」
模擬戦について承諾するとデュランは驚いた顔をし、エクリはガッツポーズをいていた。
「えっいいんですかご主人様」
「別に良いわよ。というか最近はまともに運動してないし多少はね」
そう言いながらティアに朝食を作っておいてねと頼み、立ち上がる。
「んじゃあ早速しようぜ!」
「姉さん、するにしても場所は...」
「<固定結界・決戦の地>」
「えっ」
ティアが朝食を作りに部屋から出たところで、たった今創った魔法を使用する。そして回りの景色が変わったと思った瞬間には岩が所々にある広大な大地が広がっていた。
「ここなら問題ないでしょう?」
「それは...そうですけど...」
「とりあえず始めましょう?運動代わりだけど」
「そんなに油断してて良いのか?ご主人。ご主人が創ったとはいえ私たちは一応神器だぜ?」
そう言ってくるが問題ない。とりあえず一定の距離離れておく。
そして振り返りながら俺は戦闘体勢に入った。
Side エクリ
私たちはご主人に創られた神聖剣であるが、神聖剣故か人化することに成功した。普通は神器でも人化することはほぼほぼ無い。しかし超越神であるご主人から創られた私たちはそれに成功したので体を動かしたいと言う衝動のままにご主人に戦いを挑んだ。
妹のデュランは断るんじゃないかと言ってたがそういうこともなく、むしろ運動をしたいと言って承諾してくれた。
そんな訳で今はデュランと一緒にご主人と対峙している。
まだ始まってはいないが、ご主人がさっきから運動代わりとしか思っていないらしく、あまり力を入れていない感じだった。
それでやるのは若干嫌なため少し挑発することにした。
「ご主人ー、運動代わりとばっか思っていると足下すくわれるぜー?」
「姉さん!?」
「そんなだったら私達が勝つかもな!」
デュランが顔を青くしているが少しは本気を出してもらわないと、こっちも張り合いがない為、煽っているとご主人が口を開いた。
「...じゃあ本気を出してほしいと言うこと?」
「簡単に言えばそういうこと!」
そう言うとご主人は溜め息を吐いてからこっちを見る。
それと同時に口を開いた。
「...後悔しない?」
「しないしない!」
そう言うとご主人は格闘の体勢をとった。そしたら隣にいたデュランが即座に自身の元となっている武器、デュランダルを手に出現させ、こっちに言ってきた。
「姉さん...直ぐに剣を取って」
「どうしたんだ?デュラン」
「良いから!!」
「はいはい...」
そう言いつつ自分もエクスカリバーを手に出現させると、ご主人が口を開く。
「準備は済んだかしら?」
「おう!」
「それじゃあ...」
そこまで言った時にはデュランが叫んでいた。
「姉さん!!防いで!!!」
「っ!?」
咄嗟に剣を前に持っていった瞬間に目の前にご主人がおり、蹴りを放っていた。
ドッコォォォォォォン!!
「カハッ...!?」
「姉さん!?」
すごい衝撃だった。それは剣ごしに受けてもとてつもないダメージが来るほどに。そしてデュランが急いで縮地でこっちに移動してきたと同時に、回復魔法を使用した。
「<完璧なる癒し>...!」
デュランが発動する回復魔法は通常とは違い、血すらをも回復するため回復は一瞬で済んだ。
しかしその間ご主人が攻撃をしてこなかったのは強者故の余裕か。
そう思いながら立ち上がる。
「すまねえな...デュラン」
「それよりもこれはヤバイわよ...姉さん」
「ああ...分かっている」
何故ならばご主人の目は完全に対象を淡々と狩るような、そんな眼をしていた。そしてさっきの初撃。
(恐らくさっきの蹴りも本気じゃない...それどころか一割も出してないか...?)
そう。さっきの一撃も相当手加減をされていた。今まで神器としてご主人の戦いを見ていた為に分かる。しかし手加減されていてもあの威力である。直撃だったらまず間違いなく初撃で終わっていただろう。
「...どうしたの?攻撃してきなさい」
そうご主人は言ってきた。まるでそれはとるに足らない相手にしている時に遊ぶような...そんな感じで。
「...普通に攻撃しても届かない」
「ええ...姉さんは後ろからお願いね」
「任せろ」
そう言った瞬間に、自身とデュランは縮地でご主人の後ろと前に移動し、斬撃を放つ。
だがそれをご主人は体を少し反らしただけで回避してしまった。
もちろん手は抜いていない。それ以前にこの斬撃も音速を余裕で越えている。
常人には回避不可能。見ることすら出来ない斬撃。しかしそれをご主人は防ぐではなく見もせずに回避してしまった。
しかし止まるわけには行かない。何故なら止まった瞬間には恐らく狙い撃ちされる。それ故にデュランと一緒に斬撃を放ちつつける。時には真っ直ぐに、時にはフェイントを入れ、時には同時に、しかし全部届かない。かわされてしまう。そして一分後に距離を離し体力を回復させる。自分はエクスカリバーの効果で体力を回復しながら戦えるために体力的な問題はないが、デュランにはそういう回復が無いため消耗しつつけるばかりなのだ。
それ故に距離を離したのだが...
「...それで終わり?」
そうご主人は言う。圧倒的過ぎる。ステータス、そして技量的にもとてつもなく高い位置にいるはずなのに。それを越えている。
「...限界突破!」
とにかく少しでも近づくために補助魔法をデュランと自分にかける。一時的にだがステータスを底上げする魔法だ。その代わり魔力の消費量が馬鹿にならないほどに高い。だが使うしかない。そして上げたのだが...
「...じゃあ次は私ね」
「っ!不滅にして不壊の聖剣!!」
次の瞬間にご主人の姿が消えると同時にデュランが奥義を発動し結界を張った。しかもこれは全てを防ぐ絶壁の剣も発動させている。流石にこれは一撃は耐えるか...?と思ったが、甘かった。
甘すぎた。何故なら次の瞬間...
バギャン!
と言った音と同時にたった一撃で破られたのだ。そして次の瞬間には体が動いていた。
「グッ!?」
「姉さっ!?」
そう。ご主人の蹴りに対して自身の体と剣を滑り込ませ衝撃を受けた上...
ドッコォォォォォォン!!
「ゴバッ...!」
「ゴフッ...」
岩に直撃する直前に自身の体とデュランの体を入れ換えて、自身がクッションとなった。しかしそれのおかげかデュランはダメージが少な目で済んだ。
「ゴフッ...カハッ...!」
「ガフッ...姉さん...!」
それなりに血は吐いているがそれでも関係ない。デュランが回復してくれればまだ行ける。
筈だった。
「チェックメイトよ」
次の瞬間には体全身が衝撃に襲われ、そして意識を失った。
あとがきです
はい今回の一章のヒロインです。
ヒロインは今回の章では一人にしようと思いましたが、やはり二人が良いなと思い、二人にしました。
そしてその二人に対して容赦ない主人公ェ...
一応結界の効果で怪我とかは無くなったことにはなりますがそれでもやりすぎと思ってしまいますね。後悔はしてないですが。
また今回が長い戦闘シーンを初めて書いたので色々とおかしいかもですが、そこは生暖かい目で見てくれればとおもいます...
それとこんなことをしたらトラウマを負うのではと思う方もいるかもしれませんが、一応二人はそういうことも覚悟で戦闘に挑んでいるのでそこは大丈夫です。
では次回に続きます。
次回をお楽しみに!
あれからは特に何もなく平和であった。しかも学園はクリスマスのイベントが終われば冬休みらしく、先生の方も全員が休みとなるらしい。
そんな訳でゆっくりしていった数日間。
もう少しで年明けだというので、大掃除とかをしようかな...と思いもしたが、それ以前にティアが常に綺麗にしているせいで大掃除をする意味がない。
そういうことから家でゆっくりしていた。
ということでいつもどうりに寝てから次の日。
「...んう?」
目が覚めると手に柔らかい感触があるので見ると...
「...スピー...」
ティアが寝ていた。たまにティアは自分の寝床に潜ってくることがあるのでそういうことだろう。と思っていたのだが...
ふにゅん
と背中から柔らかい感触がまたきた。
おかしい...ティアと俺しかこの家にはいないはず...
そう思いながら戦闘に入れる状態にしつつ後ろを見ると...
「スピィ...」
「スー...スー...」
知らない美少女が二人いた。
片方は金髪でもう片方は青髪である。
そんな訳で一瞬かわいいと思ってしまったが思ったことがある。
(........誰?)
そう。つまりはそういうことである。とりあえずその美少女二人を起こさないようにしながらティアを起こす。声では起きる可能性があるので念話で話すが。ちなみに念話もオールスキルの中にあった。オールスキル創っておいてあれだが...便利だな。
(ティア。一回起きて)
(...んう?ご主人様...どうしたの?)
(とりあえず一回ベットから降りるわよ)
そしてティアと自分だけ転移魔法で脱出しつつ何故降りたかを軽く説明した。
(...とりあえずどうする?)
(...ご主人様これ使う?)
と話をしながらティアが出してきたのは...フライパンとおたまだった。しかも何故か両方鉄製。というか何処から出した。
そしてティアはこれを渡してきた。
...これはあれをやれということですね。
(じゃあ耳を塞いでね)
(ん......)
ティアが耳を塞いだことを確認して、大きくフライパンとおたまを構える。
そう、もう気づいているだろうがフライパンとおたまでやることといえば一つ...
「起きなさーーい!!!」
カァンカァンカァン!!!!
「うひゃぁぁぁぁぁぁ!!?」
「んにゅう!?」
朝の目覚めのこれだよね。
起こしてから数分後。とりあえず椅子に座りながら話をする。
「うう...まだ頭に響いてる...」
「ふにゅう...これは地味につらいよ...」
と言っているが話を進めよう。ちなみに自分は耳栓をしてた。魔法でもいいが耳栓の方がいいかと思ったので耳栓である。意味は特にない。
「それで...二人は誰なの?」
「誰なのって...ひっどいなーご主人」
「ん?ご主人?自分が二人のご主人になった覚えはないんだけど...」
そう何故かご主人と言ってきた金髪の子。
そうすると青髪の子が言ってきた。
「姉さん...まだ私たちは今回が初なんだから分からないと思うわよ...」
「初...?どういうこと?」
「んーじゃあさご主人。今この部屋で無いものがあるんだけど分かる?」
そう金髪の子が言ってきたので、部屋の中を確認する。
「...エクスカリバーとデュランダルが無い?ってまさか...」
「おっやっと気づいたねーご主人」
「だから今回が初なんだから...って姉さん聞いてないからいいか..」
そして次に二人が言ったことは自分が予想したどうりだった。
「私はエクスカリバーのエクリ!」
「そしてその妹にしてデュランダルのデュランよ...姉さん座って」
金髪の子がエクスカリバー改めエクリ
青髪の子がデュランダル改めデュラン
そう名のりエクリは立ち上がったがデュランに言われ座った。
そこでふと思ったのがステータスがどうなっているのか気になったので<ステータス鑑定>を二人にかけてみた。
<エクリ>
種族:神聖剣(人化状態)
年齢:0
クラス:聖剣士
レベル:測定不能
魔力:測定不能
攻撃力:測定不能
防御力:測定不能
敏捷力:測定不能
魔攻撃:測定不能
魔防御:測定不能
運:測定不能
<装備>
神聖剣エクスカリバー
<スキル>
神聖剣術 縮地 天眼(天) 心眼(真) 魔眼(透) 千里眼 ステータス鑑定 アイテム鑑定 完全異常耐性
<魔法>
光属性魔法(極) 補助魔法(極)
<奥義>
約束されし勝利の剣
<固有スキル>
不老不死 自動修復 全てを破る絶対の剣
<称号>
神聖剣 超越神の祝福を受けし者 全てを切り捨てれる者 神聖剣の長女
<デュラン>
種族:神聖剣(人化状態)
年齢:0
クラス:聖剣士
レベル:測定不能
魔力:測定不能
攻撃力:測定不能
防御力:測定不能
敏捷力:測定不能
魔攻撃:測定不能
魔防御:測定不能
運:測定不能
<装備>
不滅の神聖剣デュランダル
<スキル>
神聖剣術 縮地 天眼(天) 心眼(真) 魔眼(透) 千里眼 ステータス鑑定 アイテム鑑定 完全異常耐性
<魔法>
光属性魔法(極) 回復魔法(極)
<奥義>
不滅にして不壊の聖剣
<固有スキル>
不老不死 自動修復 全てを防ぐ絶壁の剣
<称号>
神聖剣 超越神の祝福を受けし者 全てを守り通せる者 神聖剣の次女
.......やべえ
色々とヤバイがとりあえず気になるものを確認していこう。
<全てを破る絶対の剣>
一日に一度だが自身の剣でも斬ることが出来ない物を斬る事が可能となるスキル ただしこれは神器開放 もしくは奥義発動時にのみ使用可能 また防御時の斬撃にも使用不可
<全てを防ぐ絶壁の剣>
一日に一度だが自身の剣でも防げない物を防げる事が可能となるスキル ただしこれは神器開放 もしくは奥義発動時にのみ使用可能 また攻撃時の斬撃にも使用不可
...つまりは両方とも一日一回限定の限界突破スキルってことだな。しかし制限が付いているのが地味にめんどいだろう。それでも二人が揃っていれば実質破れない物も防げない物も無い最強になるんだろう。
そう思っているとエクリの方が一つ提案を申し出てきた。
「ねーご主人。一回さあ、私とデュランと戦ってみない?」
「ちょっ、姉さん!?」
簡単に言えばこれは模擬戦と言うことだろう。しかし何故とは思うが...まあ最近まともに戦いと呼べるものをしていないのでしたいと言う気持ちはある。
「姉さん流石にそれは...」
「良いわよ?」
「ってええ!?」
「やった!」
模擬戦について承諾するとデュランは驚いた顔をし、エクリはガッツポーズをいていた。
「えっいいんですかご主人様」
「別に良いわよ。というか最近はまともに運動してないし多少はね」
そう言いながらティアに朝食を作っておいてねと頼み、立ち上がる。
「んじゃあ早速しようぜ!」
「姉さん、するにしても場所は...」
「<固定結界・決戦の地>」
「えっ」
ティアが朝食を作りに部屋から出たところで、たった今創った魔法を使用する。そして回りの景色が変わったと思った瞬間には岩が所々にある広大な大地が広がっていた。
「ここなら問題ないでしょう?」
「それは...そうですけど...」
「とりあえず始めましょう?運動代わりだけど」
「そんなに油断してて良いのか?ご主人。ご主人が創ったとはいえ私たちは一応神器だぜ?」
そう言ってくるが問題ない。とりあえず一定の距離離れておく。
そして振り返りながら俺は戦闘体勢に入った。
Side エクリ
私たちはご主人に創られた神聖剣であるが、神聖剣故か人化することに成功した。普通は神器でも人化することはほぼほぼ無い。しかし超越神であるご主人から創られた私たちはそれに成功したので体を動かしたいと言う衝動のままにご主人に戦いを挑んだ。
妹のデュランは断るんじゃないかと言ってたがそういうこともなく、むしろ運動をしたいと言って承諾してくれた。
そんな訳で今はデュランと一緒にご主人と対峙している。
まだ始まってはいないが、ご主人がさっきから運動代わりとしか思っていないらしく、あまり力を入れていない感じだった。
それでやるのは若干嫌なため少し挑発することにした。
「ご主人ー、運動代わりとばっか思っていると足下すくわれるぜー?」
「姉さん!?」
「そんなだったら私達が勝つかもな!」
デュランが顔を青くしているが少しは本気を出してもらわないと、こっちも張り合いがない為、煽っているとご主人が口を開いた。
「...じゃあ本気を出してほしいと言うこと?」
「簡単に言えばそういうこと!」
そう言うとご主人は溜め息を吐いてからこっちを見る。
それと同時に口を開いた。
「...後悔しない?」
「しないしない!」
そう言うとご主人は格闘の体勢をとった。そしたら隣にいたデュランが即座に自身の元となっている武器、デュランダルを手に出現させ、こっちに言ってきた。
「姉さん...直ぐに剣を取って」
「どうしたんだ?デュラン」
「良いから!!」
「はいはい...」
そう言いつつ自分もエクスカリバーを手に出現させると、ご主人が口を開く。
「準備は済んだかしら?」
「おう!」
「それじゃあ...」
そこまで言った時にはデュランが叫んでいた。
「姉さん!!防いで!!!」
「っ!?」
咄嗟に剣を前に持っていった瞬間に目の前にご主人がおり、蹴りを放っていた。
ドッコォォォォォォン!!
「カハッ...!?」
「姉さん!?」
すごい衝撃だった。それは剣ごしに受けてもとてつもないダメージが来るほどに。そしてデュランが急いで縮地でこっちに移動してきたと同時に、回復魔法を使用した。
「<完璧なる癒し>...!」
デュランが発動する回復魔法は通常とは違い、血すらをも回復するため回復は一瞬で済んだ。
しかしその間ご主人が攻撃をしてこなかったのは強者故の余裕か。
そう思いながら立ち上がる。
「すまねえな...デュラン」
「それよりもこれはヤバイわよ...姉さん」
「ああ...分かっている」
何故ならばご主人の目は完全に対象を淡々と狩るような、そんな眼をしていた。そしてさっきの初撃。
(恐らくさっきの蹴りも本気じゃない...それどころか一割も出してないか...?)
そう。さっきの一撃も相当手加減をされていた。今まで神器としてご主人の戦いを見ていた為に分かる。しかし手加減されていてもあの威力である。直撃だったらまず間違いなく初撃で終わっていただろう。
「...どうしたの?攻撃してきなさい」
そうご主人は言ってきた。まるでそれはとるに足らない相手にしている時に遊ぶような...そんな感じで。
「...普通に攻撃しても届かない」
「ええ...姉さんは後ろからお願いね」
「任せろ」
そう言った瞬間に、自身とデュランは縮地でご主人の後ろと前に移動し、斬撃を放つ。
だがそれをご主人は体を少し反らしただけで回避してしまった。
もちろん手は抜いていない。それ以前にこの斬撃も音速を余裕で越えている。
常人には回避不可能。見ることすら出来ない斬撃。しかしそれをご主人は防ぐではなく見もせずに回避してしまった。
しかし止まるわけには行かない。何故なら止まった瞬間には恐らく狙い撃ちされる。それ故にデュランと一緒に斬撃を放ちつつける。時には真っ直ぐに、時にはフェイントを入れ、時には同時に、しかし全部届かない。かわされてしまう。そして一分後に距離を離し体力を回復させる。自分はエクスカリバーの効果で体力を回復しながら戦えるために体力的な問題はないが、デュランにはそういう回復が無いため消耗しつつけるばかりなのだ。
それ故に距離を離したのだが...
「...それで終わり?」
そうご主人は言う。圧倒的過ぎる。ステータス、そして技量的にもとてつもなく高い位置にいるはずなのに。それを越えている。
「...限界突破!」
とにかく少しでも近づくために補助魔法をデュランと自分にかける。一時的にだがステータスを底上げする魔法だ。その代わり魔力の消費量が馬鹿にならないほどに高い。だが使うしかない。そして上げたのだが...
「...じゃあ次は私ね」
「っ!不滅にして不壊の聖剣!!」
次の瞬間にご主人の姿が消えると同時にデュランが奥義を発動し結界を張った。しかもこれは全てを防ぐ絶壁の剣も発動させている。流石にこれは一撃は耐えるか...?と思ったが、甘かった。
甘すぎた。何故なら次の瞬間...
バギャン!
と言った音と同時にたった一撃で破られたのだ。そして次の瞬間には体が動いていた。
「グッ!?」
「姉さっ!?」
そう。ご主人の蹴りに対して自身の体と剣を滑り込ませ衝撃を受けた上...
ドッコォォォォォォン!!
「ゴバッ...!」
「ゴフッ...」
岩に直撃する直前に自身の体とデュランの体を入れ換えて、自身がクッションとなった。しかしそれのおかげかデュランはダメージが少な目で済んだ。
「ゴフッ...カハッ...!」
「ガフッ...姉さん...!」
それなりに血は吐いているがそれでも関係ない。デュランが回復してくれればまだ行ける。
筈だった。
「チェックメイトよ」
次の瞬間には体全身が衝撃に襲われ、そして意識を失った。
あとがきです
はい今回の一章のヒロインです。
ヒロインは今回の章では一人にしようと思いましたが、やはり二人が良いなと思い、二人にしました。
そしてその二人に対して容赦ない主人公ェ...
一応結界の効果で怪我とかは無くなったことにはなりますがそれでもやりすぎと思ってしまいますね。後悔はしてないですが。
また今回が長い戦闘シーンを初めて書いたので色々とおかしいかもですが、そこは生暖かい目で見てくれればとおもいます...
それとこんなことをしたらトラウマを負うのではと思う方もいるかもしれませんが、一応二人はそういうことも覚悟で戦闘に挑んでいるのでそこは大丈夫です。
では次回に続きます。
次回をお楽しみに!
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