最強の女神様が行く!無敵のTS異世界スローライフ!!?
8話 勇者との遭遇 そして(ティアが)決闘 (おまけあり)
街に戻ってきた俺達はギルドの方に行き報告をする。
「とりあえず盗賊とかいたからついでにぬっ殺して来たわよ」
「いや盗賊をついで扱いですか」
「それと拠点もあったからそれも壊滅さしてきたわよ」
「いや拠点もついでって...まあリュウさんならそうなるか...」
そんなことを言いながらソールちゃんが小金貨五枚を渡してくる。
「ありがと」
「ところで聞きましたか?最近この国に勇者と名乗る人がいるらしいですよ」
「へぇー...それ多分本物ね」
「えっ」
そう言いながら<世界情報閲覧>で見た情報を確認してみよう。
[勇者]
現在は世界に一人のみ確認されている。だがその勇者は強欲であり、自身が気に入った者を権力で手に入れようとしている。だがいまだに気に入った者がいないため一人も仲間がいない。なお転移者である。
今現在はハインベルグ王国にいる。
とのことらしいが...
「えっいるんですか。えっえっ」
「噂をすればなんとやらね...ほら来たわよ」
と言いながら扉の方を見ると一人の男が入ってきた。
「ここがギルドか...良いのがいるかな?」
なんか強欲そうな性格してそうだなぁ...と言うのが俺の第一印象だった。
全身を白い鎧で固めており兜は被っていない装備である。腰には白い剣を下げている。全身白で若干眩しい。顔は整ってはいる。
そんな感じだがなんかこっち見てる。
これはまさか...
「おいそこのお前」
「...なにかしら?」
「フードを取れ」
はい来ましたテンプレ!
そう思いながら話を続ける。
「何でかしら?こっちにメリットはないのだけれど」
「俺は勇者だ。だったらお前らみたいな冒険者は俺の命令に従えばいいんだよ。」
「質問の答えになってないわよ」
「俺が勇者。それだけで良いだろう?さっさと取れ」
うわぁ...これはダメなやつですわ...自分が悪いと思っていない。
そう思いながらため息を吐きつつフードを外す。
そうすると回りがざわつき、勇者は固まっていた。
それもそうだろう。何故ならその顔は絶世の美女でも足りないほどに整っている美少女なのだから。
そして硬直から抜け出した勇者はこっちに近づきながらの口を開ける。
「お前、俺のパーティーに入れ。嬉しいだろう?勇者のパーティーに入れるのだから」
そんなことを言ってきた。回りは「ああ...こいつ終わったな...」的な感じの眼を向けてきている。
「それで入るとでも思ったかしら?」
「む?入りたくないのか?」
「むしろなんで入りたいと思うのよ...答えはNOよ」
「そうか...じゃあ力の差を教えてあげるよ。そして入ってもらおうか」
「いや何で力ずくになるのよ...」
そう言うとその勇者と名乗る奴は剣を抜こうとした。
そうしたのだが...
「せめて力ずくでするんだったらこれぐらいは見切れるようになりなさい」
そう。俺がエクスカリバーを勇者の首に当たる寸前で止めていたのだ。
そして勇者は息を飲んでいた。それもそうだろう。目の前にいたはずなのに瞬きをする暇も無く、次の瞬間には首元に剣の刃があったのだから。
少しばかり勇者の力には期待したけど...まあ無理か。
そう思いながらエクスカリバーを首元から外し、鞘に戻した。
だが...
「おい!俺と決闘をしろ!」
「...はあ?」
何言ってんだ?こいつ...もう勝負はついただろうに...
そう思っていると...
「さっきは俺が油断してやってただけだ。本気でやればお前なんぞ一瞬で勝負がつく。」
「...はぁ」
うーんこのめんどくささ...そう思ってちょっとしたことを思い付いた。
「じゃあ...ティア!」
「...んぅ?」
椅子の方で寝ていたティアに呼び掛けると起きた。可愛い。
そしてティアは眼を擦りながらこっちに近づいてくる。なお回りの冒険者達はなんかほっこりした顔で見てる。まあ可愛いからね。仕方ないね。
おっとそうじゃなかった。とりあえず...
「ティア寝起きの運動しない?」
「...眠気覚ましに...」
「そう。じゃあこの男と戦ってみる?」
「おい。俺はお前と戦うつもりなんだが。メイドなんぞ弱いだろう」
あっティアの眼が完全に戦闘状態になった。
これは勇者...終わったな。
「せめてティアに勝ってから言ってくれない?私の攻撃を見切れないんじゃティアの攻撃を見切れるかも怪しいのに」
「...良いだろう。その代わり勝ったらお前とも戦ってから二人とも俺の物にしてやる」
そう言いながら闘技場に行った。
そしてティアがこっちを向き...
「...ご主人様...」
「ティア...思い切りやっていいわよ」
「ん...!」
そう言いながら俺とティアも闘技場に向かって行った。
なお残された冒険者達は全員察したと言う。これは勇者確実に終わったな...と。
闘技場に移動した後自分は司会席のところでギルマスのロイドと一緒にいた。
その前の方のフィールドではティアと勇者が向かい合っている。
「...なあお前さんはなんでこうも絡まれるんだ?」
「知らないわよ。顔とかのせいじゃない?」
「じゃあもっと隠せよ...」
そんな正論を言われながらマイクに手を伸ばす。なおこれは魔力で動いているらしい。魔力って便利。
「というわけでルールの説明ね。今回は武器、魔法、アイテムなんでもありのルールよ。そして今回は私の魔力で特殊な結界を張るわ。そこでは怪我をしても怪我をしたことにはならないわ。簡単に言うと決闘が終わった後には決闘中での傷が無くなるということね。ただし痛覚はあるから切られたりしたら普通に痛いから気を付けてね」
「ふん...直ぐに終わらせてやる」
「ご主人様に後で誉めて貰えるかな...」
ティアよ。後で撫でまくってやるぞ。
興味はあまりないが一応勇者の武器に<アイテム鑑定>をかける。
というか鑑定がステータスとアイテムに別れているのが...
というわけでハイドン!
<聖剣>
勇者のみが使える剣。壊れても再生する。魔族に与えるダメージが増える........と思う
...ネタかな?
うんまあ...これで分かったことが...弱いなということだ。
本当に勇者ならちゃんと他にも効果があるはずだ。
だから実質弱いと言うことだな(決め付け)
とりあえず決闘をさっさと済ませようと思う。
「では...決闘...開始!」
そして決闘という名のティアの蹂躙が始まった。
Side ティア+三人称視点
ご主人様が思いきりやっていいと言われたのでやろうとは思う。
けど...弱いなぁと思う。自分もご主人様の加護をかけてもらっているから強くなっているけどご主人様を守るにはまだまだ強くなりたいと思う...だから...
「実験台に...なってね?」
そう言った瞬間勇者は悪寒を感じていた。それはまさしく殺人鬼に狙われている感じであった。いや実際には殺人鬼に狙われていると思っているのだろう。
何故なら勇者として召喚されたこの者はある程度能力が強化されているの為に訓練とかで戦っていた魔物は通常より弱く感じていたのだろう。また騎士とかと戦っていても勝てる者がほぼいなかったのも傲慢になってしまう原因だった。そのため自分より強いのはほぼいないと思い込んでしまった為にまともに敵の強さを感じたりするという戦いの中で必要となる直感的な部分を鍛えていなかった。それ故に目の前のメイドの強さを決闘前に感じれなかった。そしてこの決闘を受けてしまった瞬間にこの勇者の運命は決まってしまった。
愛する主人の為に技を磨く世界最強のメイドの実験台という運命に...
次の瞬間ティアの姿は消え、そして勇者はティアの姿を捉えることが出来ないまま切り刻まれ始めた。
ティアが発動した技...それは音を置き去りにして敵を斬り刻む物であった。しかしそれは敵の死角から死角へと移動しながら斬っているため眼にとらえるのはほぼ不可能...これに名前を付けるなら
<不可視の剣の舞>
とでも付けようか。何故ならそれは見えないにしても第三者視点から見ると美しき舞いにも見えたからだ。しかし舞う度に敵は切り刻まれ血を吹き出している。美しくも恐ろしい...そんな舞であった。
そして襲い来る斬撃と毒や麻痺の中、許容範囲を越える痛みが勇者に冷静な思考を与えていた。そして勇者は後悔をしていた。
なんて化け物に喧嘩を吹っ掛けてしまったのだろうと。
しかし後悔してももう遅い。遅すぎたのだ。
実際には引き返せるチャンスをリュウは与えていた。
直ぐに決闘を受け入れなかったのもそうだった。しかしそれに気づかなかった。それがこの結果に結び付いてしまった。ただそれだけだった。
そして数十秒間による舞いは終わり...そこに残ったのは全身を切り傷だらけにされ血まみれになっていた勇者だった。そしてそのまま光に包まれ、その場からいなくなった。結界の効果で外に出たのだろう。結界の効果により外傷は残らない。だがそれでも今回の決闘により心の傷を深く負ってしまった。そして観客もこれにより絶対に手は出さないようにしようと改めて決意したのであった。
決闘は終わった。いい手加減の練習になったから良かったな...
後でご主人様に誉めて貰えるかな...
そう思いながらティアは自分のご主人様の所に戻ろうとした時だった。
『奥義 不可視の剣の舞を取得しました』
そんな声が聞こえたのであった。
「...!」
後で絶対にご主人様に誉めてもらおう。
そう思いながら笑顔で戻るティアであった。
あとがきです
はい 作者です
今回は勇者を出してみましたがこれ以降はでないと思います。
主人公が完全に興味を失ってしまったので会わない為です。
そして今回はティアの無双...というか蹂躙回になってしまいましたね。
ティアは基本ご主人様至高主義なのでリュウがやっていいと言われたら遠慮無くやります。それこそ犯罪であろうと。そんな感じのキャラです。
そして獲得表示を出していませんが一応ティアも奥義を取得しました。
こんな風に本編で獲得表示を出していないが獲得扱いになっているものはあとがきで報告する形に今はしています。
本編中に獲得表示を出してほしい!
という方がコメントで多かった場合は変えますのでコメントをどうぞ(露骨なコメ稼ぎ)
そしてこの話を書いている時にをフォローしてくれた人がなんと四人になりました!
処女作なのにありがたき幸せ...そんなわけでこれからも頑張っていこうと思います。これからもこの作品を暇潰しでも読んでいただければ良いなぁ...と思います。
ではまた次回で。ではでは。
12月11日 最後の部分を変更し奥義の獲得表示を追加しました
「とりあえず盗賊とかいたからついでにぬっ殺して来たわよ」
「いや盗賊をついで扱いですか」
「それと拠点もあったからそれも壊滅さしてきたわよ」
「いや拠点もついでって...まあリュウさんならそうなるか...」
そんなことを言いながらソールちゃんが小金貨五枚を渡してくる。
「ありがと」
「ところで聞きましたか?最近この国に勇者と名乗る人がいるらしいですよ」
「へぇー...それ多分本物ね」
「えっ」
そう言いながら<世界情報閲覧>で見た情報を確認してみよう。
[勇者]
現在は世界に一人のみ確認されている。だがその勇者は強欲であり、自身が気に入った者を権力で手に入れようとしている。だがいまだに気に入った者がいないため一人も仲間がいない。なお転移者である。
今現在はハインベルグ王国にいる。
とのことらしいが...
「えっいるんですか。えっえっ」
「噂をすればなんとやらね...ほら来たわよ」
と言いながら扉の方を見ると一人の男が入ってきた。
「ここがギルドか...良いのがいるかな?」
なんか強欲そうな性格してそうだなぁ...と言うのが俺の第一印象だった。
全身を白い鎧で固めており兜は被っていない装備である。腰には白い剣を下げている。全身白で若干眩しい。顔は整ってはいる。
そんな感じだがなんかこっち見てる。
これはまさか...
「おいそこのお前」
「...なにかしら?」
「フードを取れ」
はい来ましたテンプレ!
そう思いながら話を続ける。
「何でかしら?こっちにメリットはないのだけれど」
「俺は勇者だ。だったらお前らみたいな冒険者は俺の命令に従えばいいんだよ。」
「質問の答えになってないわよ」
「俺が勇者。それだけで良いだろう?さっさと取れ」
うわぁ...これはダメなやつですわ...自分が悪いと思っていない。
そう思いながらため息を吐きつつフードを外す。
そうすると回りがざわつき、勇者は固まっていた。
それもそうだろう。何故ならその顔は絶世の美女でも足りないほどに整っている美少女なのだから。
そして硬直から抜け出した勇者はこっちに近づきながらの口を開ける。
「お前、俺のパーティーに入れ。嬉しいだろう?勇者のパーティーに入れるのだから」
そんなことを言ってきた。回りは「ああ...こいつ終わったな...」的な感じの眼を向けてきている。
「それで入るとでも思ったかしら?」
「む?入りたくないのか?」
「むしろなんで入りたいと思うのよ...答えはNOよ」
「そうか...じゃあ力の差を教えてあげるよ。そして入ってもらおうか」
「いや何で力ずくになるのよ...」
そう言うとその勇者と名乗る奴は剣を抜こうとした。
そうしたのだが...
「せめて力ずくでするんだったらこれぐらいは見切れるようになりなさい」
そう。俺がエクスカリバーを勇者の首に当たる寸前で止めていたのだ。
そして勇者は息を飲んでいた。それもそうだろう。目の前にいたはずなのに瞬きをする暇も無く、次の瞬間には首元に剣の刃があったのだから。
少しばかり勇者の力には期待したけど...まあ無理か。
そう思いながらエクスカリバーを首元から外し、鞘に戻した。
だが...
「おい!俺と決闘をしろ!」
「...はあ?」
何言ってんだ?こいつ...もう勝負はついただろうに...
そう思っていると...
「さっきは俺が油断してやってただけだ。本気でやればお前なんぞ一瞬で勝負がつく。」
「...はぁ」
うーんこのめんどくささ...そう思ってちょっとしたことを思い付いた。
「じゃあ...ティア!」
「...んぅ?」
椅子の方で寝ていたティアに呼び掛けると起きた。可愛い。
そしてティアは眼を擦りながらこっちに近づいてくる。なお回りの冒険者達はなんかほっこりした顔で見てる。まあ可愛いからね。仕方ないね。
おっとそうじゃなかった。とりあえず...
「ティア寝起きの運動しない?」
「...眠気覚ましに...」
「そう。じゃあこの男と戦ってみる?」
「おい。俺はお前と戦うつもりなんだが。メイドなんぞ弱いだろう」
あっティアの眼が完全に戦闘状態になった。
これは勇者...終わったな。
「せめてティアに勝ってから言ってくれない?私の攻撃を見切れないんじゃティアの攻撃を見切れるかも怪しいのに」
「...良いだろう。その代わり勝ったらお前とも戦ってから二人とも俺の物にしてやる」
そう言いながら闘技場に行った。
そしてティアがこっちを向き...
「...ご主人様...」
「ティア...思い切りやっていいわよ」
「ん...!」
そう言いながら俺とティアも闘技場に向かって行った。
なお残された冒険者達は全員察したと言う。これは勇者確実に終わったな...と。
闘技場に移動した後自分は司会席のところでギルマスのロイドと一緒にいた。
その前の方のフィールドではティアと勇者が向かい合っている。
「...なあお前さんはなんでこうも絡まれるんだ?」
「知らないわよ。顔とかのせいじゃない?」
「じゃあもっと隠せよ...」
そんな正論を言われながらマイクに手を伸ばす。なおこれは魔力で動いているらしい。魔力って便利。
「というわけでルールの説明ね。今回は武器、魔法、アイテムなんでもありのルールよ。そして今回は私の魔力で特殊な結界を張るわ。そこでは怪我をしても怪我をしたことにはならないわ。簡単に言うと決闘が終わった後には決闘中での傷が無くなるということね。ただし痛覚はあるから切られたりしたら普通に痛いから気を付けてね」
「ふん...直ぐに終わらせてやる」
「ご主人様に後で誉めて貰えるかな...」
ティアよ。後で撫でまくってやるぞ。
興味はあまりないが一応勇者の武器に<アイテム鑑定>をかける。
というか鑑定がステータスとアイテムに別れているのが...
というわけでハイドン!
<聖剣>
勇者のみが使える剣。壊れても再生する。魔族に与えるダメージが増える........と思う
...ネタかな?
うんまあ...これで分かったことが...弱いなということだ。
本当に勇者ならちゃんと他にも効果があるはずだ。
だから実質弱いと言うことだな(決め付け)
とりあえず決闘をさっさと済ませようと思う。
「では...決闘...開始!」
そして決闘という名のティアの蹂躙が始まった。
Side ティア+三人称視点
ご主人様が思いきりやっていいと言われたのでやろうとは思う。
けど...弱いなぁと思う。自分もご主人様の加護をかけてもらっているから強くなっているけどご主人様を守るにはまだまだ強くなりたいと思う...だから...
「実験台に...なってね?」
そう言った瞬間勇者は悪寒を感じていた。それはまさしく殺人鬼に狙われている感じであった。いや実際には殺人鬼に狙われていると思っているのだろう。
何故なら勇者として召喚されたこの者はある程度能力が強化されているの為に訓練とかで戦っていた魔物は通常より弱く感じていたのだろう。また騎士とかと戦っていても勝てる者がほぼいなかったのも傲慢になってしまう原因だった。そのため自分より強いのはほぼいないと思い込んでしまった為にまともに敵の強さを感じたりするという戦いの中で必要となる直感的な部分を鍛えていなかった。それ故に目の前のメイドの強さを決闘前に感じれなかった。そしてこの決闘を受けてしまった瞬間にこの勇者の運命は決まってしまった。
愛する主人の為に技を磨く世界最強のメイドの実験台という運命に...
次の瞬間ティアの姿は消え、そして勇者はティアの姿を捉えることが出来ないまま切り刻まれ始めた。
ティアが発動した技...それは音を置き去りにして敵を斬り刻む物であった。しかしそれは敵の死角から死角へと移動しながら斬っているため眼にとらえるのはほぼ不可能...これに名前を付けるなら
<不可視の剣の舞>
とでも付けようか。何故ならそれは見えないにしても第三者視点から見ると美しき舞いにも見えたからだ。しかし舞う度に敵は切り刻まれ血を吹き出している。美しくも恐ろしい...そんな舞であった。
そして襲い来る斬撃と毒や麻痺の中、許容範囲を越える痛みが勇者に冷静な思考を与えていた。そして勇者は後悔をしていた。
なんて化け物に喧嘩を吹っ掛けてしまったのだろうと。
しかし後悔してももう遅い。遅すぎたのだ。
実際には引き返せるチャンスをリュウは与えていた。
直ぐに決闘を受け入れなかったのもそうだった。しかしそれに気づかなかった。それがこの結果に結び付いてしまった。ただそれだけだった。
そして数十秒間による舞いは終わり...そこに残ったのは全身を切り傷だらけにされ血まみれになっていた勇者だった。そしてそのまま光に包まれ、その場からいなくなった。結界の効果で外に出たのだろう。結界の効果により外傷は残らない。だがそれでも今回の決闘により心の傷を深く負ってしまった。そして観客もこれにより絶対に手は出さないようにしようと改めて決意したのであった。
決闘は終わった。いい手加減の練習になったから良かったな...
後でご主人様に誉めて貰えるかな...
そう思いながらティアは自分のご主人様の所に戻ろうとした時だった。
『奥義 不可視の剣の舞を取得しました』
そんな声が聞こえたのであった。
「...!」
後で絶対にご主人様に誉めてもらおう。
そう思いながら笑顔で戻るティアであった。
あとがきです
はい 作者です
今回は勇者を出してみましたがこれ以降はでないと思います。
主人公が完全に興味を失ってしまったので会わない為です。
そして今回はティアの無双...というか蹂躙回になってしまいましたね。
ティアは基本ご主人様至高主義なのでリュウがやっていいと言われたら遠慮無くやります。それこそ犯罪であろうと。そんな感じのキャラです。
そして獲得表示を出していませんが一応ティアも奥義を取得しました。
こんな風に本編で獲得表示を出していないが獲得扱いになっているものはあとがきで報告する形に今はしています。
本編中に獲得表示を出してほしい!
という方がコメントで多かった場合は変えますのでコメントをどうぞ(露骨なコメ稼ぎ)
そしてこの話を書いている時にをフォローしてくれた人がなんと四人になりました!
処女作なのにありがたき幸せ...そんなわけでこれからも頑張っていこうと思います。これからもこの作品を暇潰しでも読んでいただければ良いなぁ...と思います。
ではまた次回で。ではでは。
12月11日 最後の部分を変更し奥義の獲得表示を追加しました
コメント
シャル猫
僕的には獲得表示があった方が見やすいと思いました