最強の女神様が行く!無敵のTS異世界スローライフ!!?
4話 若い騎士の暴走と追加の取引 そして国までの移動
という訳で王女にだけ顔を見せてから約1時間ほど経ってから王様と騎士団らしい人達が起き始めた。一応顔は隠してる。王女から...
「顔は隠さなくても良いのではないでしょうか...?とても綺麗ですし...」
と言われた。でもそこは説得...もといごり押しで理解してもらった。
顔を出しておくとめんどいからとか言っといて。そしたら王女も納得したよ。
その際に顔が赤くなっていたけど...まあ気にしないでおこう。理由も分からんし。
おっと話がそれたが王様と騎士団が起きたんだった。一応王様にも回復はかけといたけど...立ち上がりながら王様が周りを見たあとこっちに気づきふらつきながら歩いてきた。
「ミラ...無事なのか...?いったい何があったのだ...それにそこの人は誰なのだ...?っとと...」
「父上!」
王様が倒れかけたが王女...もといミラが急いで近づき王様を支えた。
というかミラという名前だったのか。この王女。
「父上!リュウ様に治して貰ったとはいえまだ起きたばっかりなのですからゆっくりしてください!」
「リュウ...?そこにいる人の事か...?」
「はい。父上が気絶してしまっている間に色々とありまして...」
それからミラがそれまでの事を簡単に話してくれた。というか王様の顔がころころ変わって面白い。驚いたり慌てたり。そうしてると王様がこっちを見て口を開いた。
「どうやらミラと騎士団の皆が世話になったようだ...礼を言おう。ありがとう」
「気にしないで良いわよ。こっちも取引をした上でやったことだから。礼を言うならミラに言った方が良いわよ」
そうして話していると兜を被っていない若い騎士の一人がこっちに向かって来た。しかもなんか怒っている様子。
「貴様!!言葉を慎め!!ロアル王の前であるぞ!!」
わーお見事なテンプレ。綺麗にテンプレですねこれは...さてせっかくだから楽しみましょうかねえ...
「なんでかしら?こっちは取引をしたとはいえ、一応助けた側なのだけど。しかもそっちからしたらかなり破格な内容で」
「黙れ!だいたい王の前で何故フードを被っている!王と話すときは顔を見せるのが普通だろうが!!不敬だぞ!!」
「だから?こっちは今初めて会ったばかりなのに分からないのよ?すぐに分かるわけでもあるまいし」
「旗を掲げていただろうが!!」
「それ、こっちが知らなければ意味が無いわよね?それぐらい分からないの?」
やばいめっちゃ楽しくなってきた。こういうテンプレを楽しみたいと思ってもいたから楽しい...そうして楽しんでいるとその若い騎士がとうとう腰の剣を抜き構えた。
「ええい!もういい!!貴様を切って分からせてやるまでだ!!」
「ねえロアル王...だっけ?騎士ってこういうのばっかなのかしら?」
「いや...こいつは入ってきたばかりらしいのだ...レイン!」
「どうしましたか...ってそういうことですか」
ロアル王がそう言いながら呼び出したレインと言われた奴が出てきた。というかあれ騎士団の隊長じゃん。レインという名前だったのか...
「おいキューブ!剣をしまえ!お前はロアル王とミラ王女を助けてくれた上に我ら騎士団をも助けてくれた方に刃を向けるのか!」
「しかし隊長!こいつは!」
「まだ分からんか!この方が助けてくれなかったら我らどころかロアル王とミラ王女も今生きてはいないのだぞ!!」
「だが!!」
「しつこい」
たった一言。それだけで一気に静かになる。その原因はもちろん俺だ。
流石にこのキューブという騎士...もうバカでいいのかな?そいつに向けて俺は殺気を放った為、このバカは今現在とてつもない量の冷や汗をかいている。しかも初めて殺気を放った為か周りにも殺気が行っちゃってるね。すまぬ。だが許せ。
「そこまで言うんなら相手してやっても良いけど...覚悟は出来ているわよね?」
そう言いながらデュランダルを抜き構える。そうすると急に隊長であるレインが横から口を開いた。
「ちょ、ちょっと待ってください!確かリュウ様でしたよね?」
「そうだけど...なにかしら?隊長さん」
「っ....!」
殺気をまだコントロールできないせいか、目を向けた方向にも向いてしまった為、レイ隊長も息を飲んでしまったようだ。まあ...ここら辺で良いかな?楽しめたし。
「全く...安心しなさいよ。ここで殺り合うなんてしないわ...」
そう言いながらデュランダルをしまいつつ、殺気も放つのをやめる。それと同時に周りから安堵したように息を吐いていた。ついでに言うと最後にバカに向けて殺気を強めにして放っておいたら気絶した。ついでにここで追加の取引をかけていく。まあそこまで難しい条件でもないし通るだろうけど。
「ところでロアル王?実は追加で取引をしたいのだけど...」
「そこまで優遇はしてやれないぞ?王とはいえ権力を振るうなんてしたくはないからな...」
「大丈夫よ。そこまで欲張るつもりも無いから」
「そうか...」
「とりあえず内容だけど、そっちの馬車全滅してるでしょ?」
「ああ...だがそれがどうしたのだ?」
「それを全部直してあげる」
「はっ?」
「だから直してあげるのよ。その代わりに向こうに着いたら宿とギルドに案内して欲しいの。それでいいかしら?」
「えっ、ああ...それは良いが...」
「じゃあ取引成立ね」
そういいロアル王の返事を待たずに半壊や全壊状態の馬車に近づき、新たに創造した魔法を使用する。しかし<全魔法>より新しく創った魔法の方をよく使うとは...この先出番あるかな...?
「<完全修復>」
魔法を唱えた瞬間壊れていた馬車が光だす。そして光が徐々に収まっていき...完全に光が収まった後には新品同様の馬車が並んでいた。
「さて。行きましょうか」
そう振り返り俺は言った。
ちなみに移動中にこういうことがあった。
「凄いんですね...リュウ様は」
「ただ他の人より少し出来るだけよ。そこまで褒めるものでも無いわ」
馬車を直した後、それぞれ乗り込み移動を始めた。ちなみに馬に関しては咄嗟に繋げていた紐を切り逃していたらしく、レインが口笛を吹いたら戻ってきた。
そして今はロアル王とミラ王女、レイン隊長と自分が一番大きな馬車に乗り込んでいた。
「ところでリュウ様は中でもフードを取らないのですね。何か理由でも?」
「あ...えっと...」
やっぱりフードに関しての事をレインが聞いてきた。それに対してミラが少し慌ててる。可愛い。にしても...フードはこの中だけなら取っても良いかな?
「そうね...ここにいる人が誰にも言わないなら取っても良いけど...」
「それはわしも気になるな。よし言わないようにしよう」
「父上まで...」
そうしてフードを取って顔を見せると、とても驚いていた。というか固まっていたな。あとレインに関しては顔を赤くしていて、「どうしたの?」と言いながら顔を近づけたら咄嗟にそらしてました。面白いね。あっそのあとフードは戻しといたよ。
それから約二時間後。ミラが住んでいる国、ハインベルグに到着した。
「顔は隠さなくても良いのではないでしょうか...?とても綺麗ですし...」
と言われた。でもそこは説得...もといごり押しで理解してもらった。
顔を出しておくとめんどいからとか言っといて。そしたら王女も納得したよ。
その際に顔が赤くなっていたけど...まあ気にしないでおこう。理由も分からんし。
おっと話がそれたが王様と騎士団が起きたんだった。一応王様にも回復はかけといたけど...立ち上がりながら王様が周りを見たあとこっちに気づきふらつきながら歩いてきた。
「ミラ...無事なのか...?いったい何があったのだ...それにそこの人は誰なのだ...?っとと...」
「父上!」
王様が倒れかけたが王女...もといミラが急いで近づき王様を支えた。
というかミラという名前だったのか。この王女。
「父上!リュウ様に治して貰ったとはいえまだ起きたばっかりなのですからゆっくりしてください!」
「リュウ...?そこにいる人の事か...?」
「はい。父上が気絶してしまっている間に色々とありまして...」
それからミラがそれまでの事を簡単に話してくれた。というか王様の顔がころころ変わって面白い。驚いたり慌てたり。そうしてると王様がこっちを見て口を開いた。
「どうやらミラと騎士団の皆が世話になったようだ...礼を言おう。ありがとう」
「気にしないで良いわよ。こっちも取引をした上でやったことだから。礼を言うならミラに言った方が良いわよ」
そうして話していると兜を被っていない若い騎士の一人がこっちに向かって来た。しかもなんか怒っている様子。
「貴様!!言葉を慎め!!ロアル王の前であるぞ!!」
わーお見事なテンプレ。綺麗にテンプレですねこれは...さてせっかくだから楽しみましょうかねえ...
「なんでかしら?こっちは取引をしたとはいえ、一応助けた側なのだけど。しかもそっちからしたらかなり破格な内容で」
「黙れ!だいたい王の前で何故フードを被っている!王と話すときは顔を見せるのが普通だろうが!!不敬だぞ!!」
「だから?こっちは今初めて会ったばかりなのに分からないのよ?すぐに分かるわけでもあるまいし」
「旗を掲げていただろうが!!」
「それ、こっちが知らなければ意味が無いわよね?それぐらい分からないの?」
やばいめっちゃ楽しくなってきた。こういうテンプレを楽しみたいと思ってもいたから楽しい...そうして楽しんでいるとその若い騎士がとうとう腰の剣を抜き構えた。
「ええい!もういい!!貴様を切って分からせてやるまでだ!!」
「ねえロアル王...だっけ?騎士ってこういうのばっかなのかしら?」
「いや...こいつは入ってきたばかりらしいのだ...レイン!」
「どうしましたか...ってそういうことですか」
ロアル王がそう言いながら呼び出したレインと言われた奴が出てきた。というかあれ騎士団の隊長じゃん。レインという名前だったのか...
「おいキューブ!剣をしまえ!お前はロアル王とミラ王女を助けてくれた上に我ら騎士団をも助けてくれた方に刃を向けるのか!」
「しかし隊長!こいつは!」
「まだ分からんか!この方が助けてくれなかったら我らどころかロアル王とミラ王女も今生きてはいないのだぞ!!」
「だが!!」
「しつこい」
たった一言。それだけで一気に静かになる。その原因はもちろん俺だ。
流石にこのキューブという騎士...もうバカでいいのかな?そいつに向けて俺は殺気を放った為、このバカは今現在とてつもない量の冷や汗をかいている。しかも初めて殺気を放った為か周りにも殺気が行っちゃってるね。すまぬ。だが許せ。
「そこまで言うんなら相手してやっても良いけど...覚悟は出来ているわよね?」
そう言いながらデュランダルを抜き構える。そうすると急に隊長であるレインが横から口を開いた。
「ちょ、ちょっと待ってください!確かリュウ様でしたよね?」
「そうだけど...なにかしら?隊長さん」
「っ....!」
殺気をまだコントロールできないせいか、目を向けた方向にも向いてしまった為、レイ隊長も息を飲んでしまったようだ。まあ...ここら辺で良いかな?楽しめたし。
「全く...安心しなさいよ。ここで殺り合うなんてしないわ...」
そう言いながらデュランダルをしまいつつ、殺気も放つのをやめる。それと同時に周りから安堵したように息を吐いていた。ついでに言うと最後にバカに向けて殺気を強めにして放っておいたら気絶した。ついでにここで追加の取引をかけていく。まあそこまで難しい条件でもないし通るだろうけど。
「ところでロアル王?実は追加で取引をしたいのだけど...」
「そこまで優遇はしてやれないぞ?王とはいえ権力を振るうなんてしたくはないからな...」
「大丈夫よ。そこまで欲張るつもりも無いから」
「そうか...」
「とりあえず内容だけど、そっちの馬車全滅してるでしょ?」
「ああ...だがそれがどうしたのだ?」
「それを全部直してあげる」
「はっ?」
「だから直してあげるのよ。その代わりに向こうに着いたら宿とギルドに案内して欲しいの。それでいいかしら?」
「えっ、ああ...それは良いが...」
「じゃあ取引成立ね」
そういいロアル王の返事を待たずに半壊や全壊状態の馬車に近づき、新たに創造した魔法を使用する。しかし<全魔法>より新しく創った魔法の方をよく使うとは...この先出番あるかな...?
「<完全修復>」
魔法を唱えた瞬間壊れていた馬車が光だす。そして光が徐々に収まっていき...完全に光が収まった後には新品同様の馬車が並んでいた。
「さて。行きましょうか」
そう振り返り俺は言った。
ちなみに移動中にこういうことがあった。
「凄いんですね...リュウ様は」
「ただ他の人より少し出来るだけよ。そこまで褒めるものでも無いわ」
馬車を直した後、それぞれ乗り込み移動を始めた。ちなみに馬に関しては咄嗟に繋げていた紐を切り逃していたらしく、レインが口笛を吹いたら戻ってきた。
そして今はロアル王とミラ王女、レイン隊長と自分が一番大きな馬車に乗り込んでいた。
「ところでリュウ様は中でもフードを取らないのですね。何か理由でも?」
「あ...えっと...」
やっぱりフードに関しての事をレインが聞いてきた。それに対してミラが少し慌ててる。可愛い。にしても...フードはこの中だけなら取っても良いかな?
「そうね...ここにいる人が誰にも言わないなら取っても良いけど...」
「それはわしも気になるな。よし言わないようにしよう」
「父上まで...」
そうしてフードを取って顔を見せると、とても驚いていた。というか固まっていたな。あとレインに関しては顔を赤くしていて、「どうしたの?」と言いながら顔を近づけたら咄嗟にそらしてました。面白いね。あっそのあとフードは戻しといたよ。
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