俺の特技は記憶だけ

☆中二病なう☆

第一話 ある日の出来事

 学校全体のテストが終わり数日。 すべての教科のテストが返却され 全員の合計点が張り出された。

影宮かげみやくん、すごいね。 今回もテスト全教科満点。」

そう俺は毎回テストで全教科満点を取っている。 自分の中では特技であり自慢できることなのだが、今の時代 そんなことを自慢しようものなら、腫物扱いされ孤立することは目に見えているためそんなことはしない。 だが、

「翔太~ 今回もすごいじゃん 全教科満点だよ!」
彼女は 衣笠きぬがさ つぐむ 幼馴染であり唯一気兼ねなく話せる人だ。

「まぁな、それくらいしか取り柄がないからな」

「だね~ 翔太は運動はからっきしだもんねーw」

ぐ、痛い所を突いてくる  だがそれしかないことは承知の上だ。
「そんなことより衣笠はどうだったんだよ今回」

「う・・・」

「今回も駄目だったんだな」
毎回衣笠はこんな感じだから予想はついていたが・

「この後家来るか?」
衣笠の顔がぱっと明るくなり
「いいの? ちょうど教えてほしかったんだよ~」
「あいよ。ならさっさと帰るぞ」
すぐに荷物を準備をして学校を出る

「で。今回はどこができないんだ?」
衣笠はカバンからテストを取り出しうーんとうなっている

そこで周りを見渡してみるのだが 何か、何となく程度の感覚程度の小さな違和感を感じる。

「で翔太ここなんだけど・・・ってどうかした?」
「いや、何でもない  ああ そこは・・・」
その違和感に気持ち悪さを覚えながら衣笠に説明をする。

確かに感じている違和感。だがその正体が掴めない。
そんな時俺は違いに気づく。

明らかに人と会わない。そんなに人通りが多い道ではないがそれにしても少ない、というより人の気配、いや生き物の気配を感じない。 何か違う場所に迷い込んでしまったような感覚・・・

それにたどり着いた瞬間、衣笠が俺の体に寄りかかってくる
「ど、どうした・・・?」

「何か立ち眩みみたいな、なんか気持ち悪い・・・」
大丈夫か?
そう聞こうとした刹那、強い眩暈と吐き気に襲われる。

「やっば、どうなってんだ・・・」
吐き気と眩暈に耐えていると、どこからともなく声が聞こえる。

「そうか・・・君が・・・そうだったんだね・・・やっと・・・」

「だ、誰だ・・・」

そう聞こうとするがうまく声を出すことすらできない。

「ーー翔太、私ヤバイ・・・」

衣笠のほうを見ると膝から崩れ落ちていた
とっさに腕を差し出して受け止めようとするが、体が動かない。 ここだけ重力が数倍になっているように体が重い。

するとぼやけかけている視界の端に影が映る。 この声の正体なのだろうか、顔をあげて確認しようとするも、それさえまともにできない

「さぁ・・・おいで」


そんな言葉が聞こえたかと思うとーーーーーー






ふっと、意識が途切れた








どうも☆中二病なう☆です
最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回初投稿なのですが 至らないところも多々あると思います
そういう点はご指摘いただけるとありがたいです。

また、お気に入りやコメントを頂けると励みになりますのでしていただけるとありがたいです。

更新頻度などは未定ですが 一週間から二週間のペースで上げていきたいと思っています。

それではまた次回お会いしましょう。
じゃあのノミノ


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