平凡な高校生は世界最強?に転生しました
まさかの〇〇〇!?
ジークは今、学園長室の前に立っていた。
「どうして、こんなことになったんだ」
時を遡ること数10分前…………
「あー疲れた」
無事に入学式が終え、教室に戻ってきたオレ達はHRで今日の事の説明と明日の連絡を受けていた。それが退屈だったのか、ギルは机に伏せていた。
「ったく、先生が話してんのにちゃんと聞いてろよ」
オレの言葉に反応して顔を上げたが、
「えぇー、面倒くさい」
「アホか」
とか何とか言うギルに、オレは少し強めにデコピンをしてやった。ったく、王子がこんなんで大丈夫か?まったく、この国の将来が不安になるぜ。
「痛っ!何すんだよ、ジーク」
「そーいや、腹減ったな。この後《あそこ》行こーぜ」
「無視かよ……確かにお腹空いてきたし、良いよ」
どうやら、オレ達が話している内にHRは終わったらしい。周りのヤツらが帰る準備をし始めた。オレは、ギルと一緒にご飯を食べに行こうと思ったら、先生に呼び止められた。
「あ、ジーク君は今朝のことで学園長から話しがあるみたいだから。この後、すぐに学園長室に行くようにね」
現在に戻る。
「ちくしょう!どうしてこんな事に……」
出来るだけ目立つことはしたくなかったのに、先生が大勢の前であんなこと言うから。絶対、噂とか立って先輩に目つけられて呼び出しくらうパターンじゃん!
扉の前で頭を抱え込んでいたオレの方に、学園長に良く似た気配が近づいて来ていた。オレはすぐに平常運転に戻り、髪の毛を整えた。
「今朝はどうも学園ちょ……」
「おお!さっき妾に勝った小僧ではないか!」
この時、オレは脳をフル回転させた。確かに近づいてきたのは学園長の気配だからが、目の前にいるのは幼女…………もしかして!
「学園長のお孫さんですか?」
オレは飛びっきりの優しい笑顔でそう言った。だが、幼女はキョトンとした顔で少し首をかしげた。あれ?違ったかな?
「何を言っておるのじゃ?妾は、この学園の長、アルシェーナ・カタトルフじゃ!」
えっへん!と、無い胸をはる学園長。嘘だと思いたいが、あの時に見た名前と一致するし、気配も同じ。つまり、この幼女はホントに学園長という訳だ。
1つ疑問があるが、構うとめんどくさそうなので触れないことにする。
「へー、そうだったんですか。全然気付きませんでした(棒)。では、中に入って用事を済ませましょうか。」
「おい!何でそんなに棒読みなのじゃ!それに、朝は何でジジイになってたか聞くところじゃろ!?」
ハァ、せっかく人が触れずにいたのに、何で自分から言うかな。オレは早く用事を終わらしてご飯を食べに行きたいんですけど。
しかし、聞かないと話しが進みそうにもないので、仕方なく聞いてやることにした。
オレって優しいね(≧▽≦)
「どうして朝は、ジジイだったんですか(棒)」
「また、棒読みな気がするのじゃが…………まぁ良いじゃろ。お主がそこまで聞きたいというのなら、教えてやろう」
いや、別に教えて貰わなくても良いですよ。大体の予想はついてるんで。
「妾はの…………コスプレが趣味なのじゃ」
「…………は?」
えっ!今なんて言った?コスプレ?ち、ちょっと待って。もしかしてこの学園長…………
「お前、もしかして……転生者か?」
「やはり、お主もじゃったか……ここで立ち話しもなんじゃし、中に入らんか?」
先程までの雰囲気とは打って変わって真剣な表情でそう言った。オレもそれには賛成だったので、頷いて学園長のあとに続いて中に入った。
中に入ると、真ん中くらいに2,3人が座れそうなソファと、その間に机が置かれており、その奥に大きな机があった。
オレは左、学園長は右のソファに座った。学園長が、机の上にあった卓上ベルのようなものを鳴らすと、奥の部屋からメイドさんが出てきた。
へぇー、こっちの世界にもコレあるんだ。てか、奥の部屋まで音、聞こえるの?
「いいじゃろ、コレ。妾が作ったのじゃが、少々特別でな。こっちで音を鳴らすと奥の部屋でも音が鳴るようになっておるのじゃ」
「へぇー、よくファミレスとかにあるやつか」
「お主、分かるのか!」
「まぁな、前は高校生だったし」
ファミレスか〜、よく放課後に樹達と行って駄弁ってたな。結衣は元気にしてるかな……
前世での出来事を考えていると、以外にもらオレが高校生と言うことに学園長は食い付いた。
「なにっ!どこのじゃ?」
「えーっと…………どこだっけ?」
あれ?前世の記憶は戻ったはずなのに、何で思い出せないんだろう。何かこう、芸能人とかで顔は思い出せるのに、名前が思い出せない時のような、もどかしい感じがする。
「お主も、記憶が混濁しているのか」
「「お主も」ってことは、他の転生者も知ってるのか?」
この学園長って見た目の割に長生きしてんのかな?後でステータス、見てみようかな。
「知ってるも何も、この学園に何人かいるぞ」
「……まじで?」
「うむ、では、それも含めて少し話をしてやるかの」
学園長の顔が真剣モードになったので、オレはキチンと座り直した。
「どうして、こんなことになったんだ」
時を遡ること数10分前…………
「あー疲れた」
無事に入学式が終え、教室に戻ってきたオレ達はHRで今日の事の説明と明日の連絡を受けていた。それが退屈だったのか、ギルは机に伏せていた。
「ったく、先生が話してんのにちゃんと聞いてろよ」
オレの言葉に反応して顔を上げたが、
「えぇー、面倒くさい」
「アホか」
とか何とか言うギルに、オレは少し強めにデコピンをしてやった。ったく、王子がこんなんで大丈夫か?まったく、この国の将来が不安になるぜ。
「痛っ!何すんだよ、ジーク」
「そーいや、腹減ったな。この後《あそこ》行こーぜ」
「無視かよ……確かにお腹空いてきたし、良いよ」
どうやら、オレ達が話している内にHRは終わったらしい。周りのヤツらが帰る準備をし始めた。オレは、ギルと一緒にご飯を食べに行こうと思ったら、先生に呼び止められた。
「あ、ジーク君は今朝のことで学園長から話しがあるみたいだから。この後、すぐに学園長室に行くようにね」
現在に戻る。
「ちくしょう!どうしてこんな事に……」
出来るだけ目立つことはしたくなかったのに、先生が大勢の前であんなこと言うから。絶対、噂とか立って先輩に目つけられて呼び出しくらうパターンじゃん!
扉の前で頭を抱え込んでいたオレの方に、学園長に良く似た気配が近づいて来ていた。オレはすぐに平常運転に戻り、髪の毛を整えた。
「今朝はどうも学園ちょ……」
「おお!さっき妾に勝った小僧ではないか!」
この時、オレは脳をフル回転させた。確かに近づいてきたのは学園長の気配だからが、目の前にいるのは幼女…………もしかして!
「学園長のお孫さんですか?」
オレは飛びっきりの優しい笑顔でそう言った。だが、幼女はキョトンとした顔で少し首をかしげた。あれ?違ったかな?
「何を言っておるのじゃ?妾は、この学園の長、アルシェーナ・カタトルフじゃ!」
えっへん!と、無い胸をはる学園長。嘘だと思いたいが、あの時に見た名前と一致するし、気配も同じ。つまり、この幼女はホントに学園長という訳だ。
1つ疑問があるが、構うとめんどくさそうなので触れないことにする。
「へー、そうだったんですか。全然気付きませんでした(棒)。では、中に入って用事を済ませましょうか。」
「おい!何でそんなに棒読みなのじゃ!それに、朝は何でジジイになってたか聞くところじゃろ!?」
ハァ、せっかく人が触れずにいたのに、何で自分から言うかな。オレは早く用事を終わらしてご飯を食べに行きたいんですけど。
しかし、聞かないと話しが進みそうにもないので、仕方なく聞いてやることにした。
オレって優しいね(≧▽≦)
「どうして朝は、ジジイだったんですか(棒)」
「また、棒読みな気がするのじゃが…………まぁ良いじゃろ。お主がそこまで聞きたいというのなら、教えてやろう」
いや、別に教えて貰わなくても良いですよ。大体の予想はついてるんで。
「妾はの…………コスプレが趣味なのじゃ」
「…………は?」
えっ!今なんて言った?コスプレ?ち、ちょっと待って。もしかしてこの学園長…………
「お前、もしかして……転生者か?」
「やはり、お主もじゃったか……ここで立ち話しもなんじゃし、中に入らんか?」
先程までの雰囲気とは打って変わって真剣な表情でそう言った。オレもそれには賛成だったので、頷いて学園長のあとに続いて中に入った。
中に入ると、真ん中くらいに2,3人が座れそうなソファと、その間に机が置かれており、その奥に大きな机があった。
オレは左、学園長は右のソファに座った。学園長が、机の上にあった卓上ベルのようなものを鳴らすと、奥の部屋からメイドさんが出てきた。
へぇー、こっちの世界にもコレあるんだ。てか、奥の部屋まで音、聞こえるの?
「いいじゃろ、コレ。妾が作ったのじゃが、少々特別でな。こっちで音を鳴らすと奥の部屋でも音が鳴るようになっておるのじゃ」
「へぇー、よくファミレスとかにあるやつか」
「お主、分かるのか!」
「まぁな、前は高校生だったし」
ファミレスか〜、よく放課後に樹達と行って駄弁ってたな。結衣は元気にしてるかな……
前世での出来事を考えていると、以外にもらオレが高校生と言うことに学園長は食い付いた。
「なにっ!どこのじゃ?」
「えーっと…………どこだっけ?」
あれ?前世の記憶は戻ったはずなのに、何で思い出せないんだろう。何かこう、芸能人とかで顔は思い出せるのに、名前が思い出せない時のような、もどかしい感じがする。
「お主も、記憶が混濁しているのか」
「「お主も」ってことは、他の転生者も知ってるのか?」
この学園長って見た目の割に長生きしてんのかな?後でステータス、見てみようかな。
「知ってるも何も、この学園に何人かいるぞ」
「……まじで?」
「うむ、では、それも含めて少し話をしてやるかの」
学園長の顔が真剣モードになったので、オレはキチンと座り直した。
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