平凡な高校生は世界最強?に転生しました

いちごオレ

目覚め Part3

 教室に着くとほとんどの人が来ていて、みんな初等部の時から仲のいいやつと話をしていた。
 オレが教室へ入るとみんな喋るのをやめてオレの方を見る。静かになったのも一瞬で、オレが自分の席へ歩きはじめるとまた喋りだした。
 だが、先ほどとは違いクラスの女子はだいたいオレのことを話していた。男子はオレに嫉妬の目を向けているが面倒くさいので無視だ。
 席につき時計を見ると後2,3分でHRが始まるところだった。意外とギリギリだったようだ。先生が来るまで暇だったので魔力の循環でもしていようと思ったとき隣の席から声をかけられた

「ねぇねぇ、そこに座ってるってことは君がジーク君?」

 周りの目線も気にせず話しかけてきたのは、海のようにどこまでも吸い込まれていきそうな青の瞳に空のように透きとおった水色の髪をポニーテールにしている美少女だった。
 だが、いくら美少女といってもオレは何回もお見合いで見てきた。なのでいつも通り

「あぁ、オレがジークだ」

 と、こたえた。

「やっぱり!噂どおりカッコイイね!」
「どーいたしまして、えーっと…」
「あ、まだ名乗ってなかったね。私はマリア・カロライナ。よろしくね」
「よろしく、マリア」

 そう言ってオレ達は握手をした。ん?カロライナってもしかして、、、、

「なぁ、カロライナってことは学年3位のルーシェと姉妹か?」
「うん!ルーシェは私のお姉ちゃんだよ」

 そんなこと話しているとチャイムが鳴り先生もあと数十秒で教室に着くところまで来ていた。ん?先生の魔力の動き、何か変だな?もしかして、、、、

「マリア、このまま話しを続けるぞ」
「え?でも、チャイムなっちゃったしおこられるんじゃないの?」
「逆に話してないと叱られるって言ったら?」
「?」
「オレを信じてくれ」
「っ!……分かった(照)」

 そんなこんなでマリアと話していると、先生が教室に来た。すると、だいたいの生徒が話をやめ前を向いた。
 先生は少し残念そうにしながらもオレやギル、その他数名を見てニヤッとした。教卓の前まで行くと名簿らしきものを広げて名前を呼び出した。オレやマリアの名前はなかった。オレは、どういうことなのか理解出来ないでいた。

「以上18名は退学とする!」
「「「え、えーーーーーーーーーーーーー!?」」」

 なるほど、そういうことだったのか。さっき名前を呼ばれなかった奴らはあまり驚いてないようだ。とゆーか、なに驚いてんの?とでもいいだけの顔だった。
 マリアは状況を理解できてないようだな。まぁ、後で先生が説明してくれるだろうなどと考えていると、クラスの男子の1人が

「どうして僕達が退学なんだ!僕達より先生が来てからも喋っていたそいつらを退学にすべきなんじゃないか?」

 などとオレを指さしてほざきだした。先生はとうとう哀れみの目を向けそうになったが、オレの方を見て何かの思いついたのかニヤッとして先程の生徒の方へ向き

「ならこうしようじゃないか。君達、退学組18人対ジーク君で勝負をしてみたらどうだい?」

 そんなことを言い出した。

「は?ちょっと待てよ。なんでオレなーー」
「受けてくれるよね?」
「はい」

 顔は笑顔だったがものすごく恐怖を感じてしまい、オレは拒否するという考えが頭の中から消え去った。すると、意外なところからやじが飛んできた。

「先生〜、それはオレたちをなめすぎなんじゃないですか?いくら首席でもオレ達18人を相手に勝てるわけねーだろ?」

 確かさっき反論してきた生徒と仲良く話していたやつだったな。普段なら面倒事は避けたいので同調するのだが、コイツの言い方にイラッとしてしまいつい

「お前らみたいな雑魚が何人集まろうがオレに勝てるわけねーだろ。それとも怖くてやりたくないのか?なら、オレに勝ったら全員の退学を取り消しにしてやんよ」

 やってしまった。

「じゃあ、決まりということで闘技場に行きますか」

 先生がそう言いオレ達は第1闘技場へと向かうのだった。




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