魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!種族チートで世界最強~
第13話 精霊王召喚!?
 「よーし、じゃあ授業をはじめるぞ!今日は待ちに待った召喚魔法だ!!」
―わあああああああああ―
  クラスから歓声が上がる。召喚魔法か、存在は知ってたが試したことは無いな。
 「ナイトさんは召喚魔法を知ってるんですか?」
  いつの間にか戻って来ていた姫さんが話しかけてきた。彼女の名前は【リンシア・リーガル】。ここ、リーガル王国の第2王女だ。
  ちなみに俺の席は20人いるSクラスで後ろから2番目、窓際から3番目だ。隣は姫さんとエルリア、後ろがナーラだ。
 「ん〜、一応存在だけは知ってるぞ」
 「そうですか。召喚魔法はここサンウェイ学園しか取り扱ってないので、召喚魔法目当てで来る人も多いのですよ?なのでみんな楽しみにしてるんです」
 「ほぉ〜、物知りなんだな。姫さんは」
 「リンシアって呼んでください!」
 「まぁそこまで言うなら」
 「じゃあ校庭に集まれ!」
  俺がリンシアと話していると先生がそう言ったので俺達は校庭に向かった。
 「よーし!みんな集まったな。それでは校長、お願いします」
 「はいよ~、まぁものは見てからだよね~。『汝、我のものとなり、仕え、忠誠を誓うことを示すがいい【召喚、ディスト・キャット】』!!」
  校長が詠唱を唱えると校長の足下に小さい魔法陣が浮かび上がる。
  「シャァァァァ!!」
  そこからは威嚇をしている黒猫が現れた。
 「あ、あれがディスト・キャット・・・」
 「ん?どうしたんだ?そんなすごい魔物なのか?」
 「・・・あれは魔物ではなく悪魔と言ってな、ディスト・キャットは運命を導く悪魔だ。あと、悪魔と言っても悪いものが全てではなく、ディスト・キャットも良い影響を与える悪魔でその上、上級悪魔なのだ」
 「つまり上級悪魔だから皆驚いているのか?」
 「まぁそういうことだ」
 「では、まずエルリア生徒!やってくれるかね?」
 「は、はい!分かりました!」
 「召喚魔法の詠唱は自分に合った言葉が頭に浮かんでくるから、ハッキリ詠唱するように!」
 「はい!・・・『我は汝の主なり、その忠誠を持って我に尽くせ!【召喚】』!!」
  すると、校長の時と同様エルリアの足下に小さい魔法陣が浮かび上がる。
 「ァォオオオオオオオ!!」
  そこには白くて小さい狼。
 「な!?これは中級精霊!?」
  授業をしている先生が驚きの声を出す。
 「流石エルリアさんですわね」
 「なぁ、リンシア、それって凄いのか?」
 「はい。中級精霊は中級悪魔と上級悪魔の間ですから校長先生の次くらいに凄いですね」
 「へー、やっぱりエルリアはすごいな」
 「次!~〜~!」
  そうして次々と呼ばれ精霊又は悪魔を召喚していった。ちなみにリンシアはエルリアと同じ中級精霊の猫みたいなやつだった。
 「では次!ナイト!」
 「はい」
  そして俺は頭の中に意識を集中する。すると頭の中に言葉が浮かんできたので口に出す。
 「『我、汝の主なり。汝の血肉、魂を持って我に尽くし、我が敵を穿て【召喚】!!』
  俺の足下に人間位の大きさの魔法陣が浮かび上がる。他の人と違うところは大きさと何故か虹色に光っているところだ。
 「・・・私を召喚したのはどなたですか?」
  虹の輝きが終わると同時に魔法陣から若い女性と思われる声がする。
 「ああ、俺だ」
 「そうですか。ッッ!!・・・では貴方様を主として認めましょう」
  そこから現れたのは真っ白なワンピースを着る美しい女性だった。透き通るような白い髪、パッチリとした綺麗な緑の瞳。容姿からもそうだが、ただものでは無いと俺の直感がそう言う。
 「そうか。ありがとう」
 「皆!解散して!ネルド先生も」
  イキナリ、校長が教師とみんなに解散するように言った。それより、ネルドという名前だったのかあの教師。
 「え?校長、何故でしょうか」
 「いいから早く!」
 「・・・分かりました。では、いくぞ!」
 「「「「...「はーい」...」」」」
  生徒と教師は納得はしていないようだが、指示に従い教室に戻って行った。
 「・・・よし、みんないなくなったね。それではお初にお目にかかります、アルラウネ様」
 「・・・私の存在を知ってる人間もいるのですね」
 「多分、実在していると私以外に知っているものは指で数えられるほどだと思います」
 「それもそうね。ところで、そんなにかしこまらなくてもいいですよ」
  2人の中で話がどんどん進んでいき俺は置いてきぼりだ。流石にもう耐えきれないな。
 「あの校長先生。俺が召喚したこの人はどなたですか?」
 「ナイト生徒も聞いた事はあるだろう?精霊王アルラウネ様だ」
 「せ、精霊王!?」
 「はい。ところで主様は何者ですか?私の鑑定の結果では到底私を召喚できるとは思えませんし、多分偽装のステータスでしょう。それに種族の格もあるので・・・人間では無いですね」
 「な!?どういうことだい!?ナイト生徒」
 「はぁ・・・今から言うことを黙っててくれるなら言うけどどうする?」
 「分かった。私は何も言わないよ」
 「それが主様のご命令とあれば」
 「分かった。実は俺は・・・吸血鬼なんだ」
  そうして俺は真実を告げた。
―わあああああああああ―
  クラスから歓声が上がる。召喚魔法か、存在は知ってたが試したことは無いな。
 「ナイトさんは召喚魔法を知ってるんですか?」
  いつの間にか戻って来ていた姫さんが話しかけてきた。彼女の名前は【リンシア・リーガル】。ここ、リーガル王国の第2王女だ。
  ちなみに俺の席は20人いるSクラスで後ろから2番目、窓際から3番目だ。隣は姫さんとエルリア、後ろがナーラだ。
 「ん〜、一応存在だけは知ってるぞ」
 「そうですか。召喚魔法はここサンウェイ学園しか取り扱ってないので、召喚魔法目当てで来る人も多いのですよ?なのでみんな楽しみにしてるんです」
 「ほぉ〜、物知りなんだな。姫さんは」
 「リンシアって呼んでください!」
 「まぁそこまで言うなら」
 「じゃあ校庭に集まれ!」
  俺がリンシアと話していると先生がそう言ったので俺達は校庭に向かった。
 「よーし!みんな集まったな。それでは校長、お願いします」
 「はいよ~、まぁものは見てからだよね~。『汝、我のものとなり、仕え、忠誠を誓うことを示すがいい【召喚、ディスト・キャット】』!!」
  校長が詠唱を唱えると校長の足下に小さい魔法陣が浮かび上がる。
  「シャァァァァ!!」
  そこからは威嚇をしている黒猫が現れた。
 「あ、あれがディスト・キャット・・・」
 「ん?どうしたんだ?そんなすごい魔物なのか?」
 「・・・あれは魔物ではなく悪魔と言ってな、ディスト・キャットは運命を導く悪魔だ。あと、悪魔と言っても悪いものが全てではなく、ディスト・キャットも良い影響を与える悪魔でその上、上級悪魔なのだ」
 「つまり上級悪魔だから皆驚いているのか?」
 「まぁそういうことだ」
 「では、まずエルリア生徒!やってくれるかね?」
 「は、はい!分かりました!」
 「召喚魔法の詠唱は自分に合った言葉が頭に浮かんでくるから、ハッキリ詠唱するように!」
 「はい!・・・『我は汝の主なり、その忠誠を持って我に尽くせ!【召喚】』!!」
  すると、校長の時と同様エルリアの足下に小さい魔法陣が浮かび上がる。
 「ァォオオオオオオオ!!」
  そこには白くて小さい狼。
 「な!?これは中級精霊!?」
  授業をしている先生が驚きの声を出す。
 「流石エルリアさんですわね」
 「なぁ、リンシア、それって凄いのか?」
 「はい。中級精霊は中級悪魔と上級悪魔の間ですから校長先生の次くらいに凄いですね」
 「へー、やっぱりエルリアはすごいな」
 「次!~〜~!」
  そうして次々と呼ばれ精霊又は悪魔を召喚していった。ちなみにリンシアはエルリアと同じ中級精霊の猫みたいなやつだった。
 「では次!ナイト!」
 「はい」
  そして俺は頭の中に意識を集中する。すると頭の中に言葉が浮かんできたので口に出す。
 「『我、汝の主なり。汝の血肉、魂を持って我に尽くし、我が敵を穿て【召喚】!!』
  俺の足下に人間位の大きさの魔法陣が浮かび上がる。他の人と違うところは大きさと何故か虹色に光っているところだ。
 「・・・私を召喚したのはどなたですか?」
  虹の輝きが終わると同時に魔法陣から若い女性と思われる声がする。
 「ああ、俺だ」
 「そうですか。ッッ!!・・・では貴方様を主として認めましょう」
  そこから現れたのは真っ白なワンピースを着る美しい女性だった。透き通るような白い髪、パッチリとした綺麗な緑の瞳。容姿からもそうだが、ただものでは無いと俺の直感がそう言う。
 「そうか。ありがとう」
 「皆!解散して!ネルド先生も」
  イキナリ、校長が教師とみんなに解散するように言った。それより、ネルドという名前だったのかあの教師。
 「え?校長、何故でしょうか」
 「いいから早く!」
 「・・・分かりました。では、いくぞ!」
 「「「「...「はーい」...」」」」
  生徒と教師は納得はしていないようだが、指示に従い教室に戻って行った。
 「・・・よし、みんないなくなったね。それではお初にお目にかかります、アルラウネ様」
 「・・・私の存在を知ってる人間もいるのですね」
 「多分、実在していると私以外に知っているものは指で数えられるほどだと思います」
 「それもそうね。ところで、そんなにかしこまらなくてもいいですよ」
  2人の中で話がどんどん進んでいき俺は置いてきぼりだ。流石にもう耐えきれないな。
 「あの校長先生。俺が召喚したこの人はどなたですか?」
 「ナイト生徒も聞いた事はあるだろう?精霊王アルラウネ様だ」
 「せ、精霊王!?」
 「はい。ところで主様は何者ですか?私の鑑定の結果では到底私を召喚できるとは思えませんし、多分偽装のステータスでしょう。それに種族の格もあるので・・・人間では無いですね」
 「な!?どういうことだい!?ナイト生徒」
 「はぁ・・・今から言うことを黙っててくれるなら言うけどどうする?」
 「分かった。私は何も言わないよ」
 「それが主様のご命令とあれば」
 「分かった。実は俺は・・・吸血鬼なんだ」
  そうして俺は真実を告げた。
コメント
KaZu.初心者【現在】
面白い
ゼノア
ふははははははははははは! なんだなんだこれは!? 面白すぎてどんどん読みたくなるぞ!
電脳世界の住人
エラく軽い秘密だな?