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異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜

カズヤ

領地運営は突然に⑨

「何度も来て頂いてすいません。手短に終わらせますので。」

俺はもう1度ブランに来て貰った。

「いいえ、構いませんよ。さて、ご用件とは何でしょうか?」

「もうお分かりでしょう?あの冒険者達の事ですよ。」

「なるほど。やはりその件でしたか。彼らはこの領地の軍への参加を希望しています。宜しくお願いします。」

「此方としては有難いご紹介ですので願っても無い事ではあるんですが、問題は彼らに声を掛けたのが貴方だという事です。
そんな事しても1円の得にもならないのになんで彼らへの声掛けまでやって頂いたんですか?」

正直、彼らを兵士として雇う事は何の問題も無い。

素性は調べれば直ぐに分かる事だし、適性を見て配置すれば軍の運営にも影響は無い。

仮に彼らが反旗を翻して俺達を攻めて来たとしても、俺1人で鎮圧する事も可能だ。

問題は動機である。

今後、領地を繁栄させる為には、様々な人々を受け入れていかなくてはならない。

当然その中には良からぬ事を企てる者もいるだろう。

そんな奴らを取り締まるのも軍の仕事の1つになる。

それなのに軍の内部統制が取れていないという様な事では今後の領地運営が躓きかねないのだ。

だからこそ、自分にとってメリットが無いにも関わらずこれ程までの人数を集めたブランの行動が気になるのだ。

「なるほど。そこまでお調べになっていたのですね。まぁ確かにギルド長であるこの私が、わざわざ他の領地の兵士募集を行っていればそう思われるのも仕方ないでしょうね。
分かりました。では本当のところをお話しいたしましょう。少し失礼な言い方になるやも知れませんが、ご容赦いただけますかな?」

「えぇ、この場には私と貴方しかいませんし、元より私は貴方より立場が上になったなど思った事ありませんから。」

俺がそう答えると、ブランは今回自分が行った事の理由と、自分自身の考えを答え始めた。

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