話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜

カズヤ

領地運営は突然に③

街に到着してまず最初に取り掛からなければならないのは、やはり街の復興作業である。

魔族に侵攻された際、あちこちの塀や建物が壊され人が住める状況ではなくなっていた。
更にどこかの可愛いおっちょこちょいが街のど真ん中に直径100m、深さ5mのどデカイ穴を掘ってしまったので、それも修復しなければならない。

俺はキールと、ギルドから紹介された作業員達を集めてミーティングを開始する。

ガリアの街の建物はそのほとんどが石造りである。

しかし、石材での修復は時間もコストもかかってしまうという問題があった。

そこで1度全て壊してしまい、木材で街を作り直す手段を取る事にした。

木材なら近くの山から伐採して来ればコストもかからない上、材料にも困らないというのが1番大きな理由だ。

更に壊した時に出る石材の中から使える物は再利用して塀や門など強度が必要な部分に使う。使えない物も細かく砕けば道などの修復に利用出来る。

工事期間中、俺達や作業員達が宿泊する場所は旧伯爵邸と、そこで働いていた人達が住んでいた2階建の集合住宅の様な建物にした。

この2つは損傷も殆ど無く部屋数も多い為、俺達10人と作業員40人が寝泊まりするには最適だった。

因みに街が再建されるまでの間、他の領地や隣国の調査を行う様にお願いしたリンと人材集めを任せているカシン以外は皆、街づくりに参加する。

とにかく1日も早い復興が何よりも最優先なのである。

今まで事務仕事しかしてこなかった元官僚達も、その事を理解して必死になって手伝ってくれている。

因みに俺の担当は材料の切り出しである。

風魔法により木を伐採し、それを別の風魔法で運搬する。

1度に大量の木材を伐採、運搬する必要がある為、魔力の出し惜しみは無しである。
兎に角ただがむしゃらに木を切り、街へ運んだ。

その結果1日を待たずして、2つの山が禿山となった。

またやり過ぎた。

どうも俺は夢中になると周りが見えなくなるタイプらしい。

新しい自分発見である。

ただそのせいで、キールからもう木材は確保出来たので必要無いと言われ、初日にして仕事を失ってしまった。

「異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く