異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜
領地開発は突然に15
「俺の事を知り合う前から知っていたのは分かったけど、何で俺だったんだ?
ぶっちゃけ俺は周りと比べて特に何かに秀でていた訳じゃないし、身体もイリス様が作るんなら誰でも良かったんじゃないか?」
「・・・・れだったんです。」
「えっ、ゴメン。聞こえなかったんだが。」
急にアリシアがモジモジし始めた。
「だから!一目惚れだったんです!」
なんてこったい。何か特別な理由でもあるのかと聞いてみたら一目惚れとは。
ヤバい、この場合のリアクションを考えていなかった。
「そ、そうか。そうなんだな…。」
「は、はい。」
気不味いなんてもんじゃない。
目の前のアリシアも顔を真っ赤にしてかなり恥ずかそうにしている。
申し訳ない事をした。
男としてここは何とかしなければ。
そう思っていた矢先、部屋のドアがノックされる。
「カシンです。官僚の方々がお見えですが、お通ししてよろしいですか?」
ナイスだ!初めてお前を褒めてやりたいよ。
「あぁ、通してくれ。」
そう言って官僚達を通してもらう。
「国王陛下から話は聞いているだろうが、ワタルだ。今後君達の上司になる。
不安も多いだろうが、よろしく頼む。」
5人は深々とお辞儀をする。
「まぁ立ち話もなんだし、座ってくれ。これから長い付き合いになるんだ。気楽にいこうじゃないか。」
そう言って全員を座らせる。
アリシアとカシンにも同席してもらう。アリシアは気を取り直して、凛とした感じに戻っている。
「私から自己紹介をさせて頂きます。国王陛下が臣下、ユリウス・ベイルでございます。ベイル家は代々、侯爵を務めております。」
ご丁寧に国王の臣下、そして爵位まで付け足してきたか。
自分は国王の命令で来ただけでお前の家来になったんじゃない。とでも言いたいみたいだな。
しかも爵位の無い俺より位が上だとも。
やっぱり一筋縄じゃあいかないみたいだな。
その後に自己紹介した連中も変わらなかった。
全く、どいつもこいつもメンツばかり気にしている。
まぁ良い。こんな事は最初から予想出来た。
ひとまず彼らの人間性は置いといて、俺は今後の方針と彼らに求める事を説明する。
「ありがとう。聞いていると思うが、今後俺達は魔族が侵攻してきた際にセレナ王国の盾になり、国王陛下と国民達を守っていかなければならない。その為にも君達には最前線で戦って貰い、1つでも多くの武勲を挙げて貰いたいと考えている。」
勿論嘘である。こんな温室でぬくぬくと育った様な奴ら、戦場へ出したところで死体が5つ増えるだけである。
恐らく彼らは上官である大臣から俺達の動向を監視して都度報告するようにくらいしか命令を受けていない。俺達に取り入ろうとしないのが良い証拠である。
まぁ嘘をついた理由は聞いていなかった事を聞いた時にどんな反応をするのか見てみたかっただけというどうでも良い事なのだが。
しかし彼らの反応は面白い程変化した。
ぶっちゃけ俺は周りと比べて特に何かに秀でていた訳じゃないし、身体もイリス様が作るんなら誰でも良かったんじゃないか?」
「・・・・れだったんです。」
「えっ、ゴメン。聞こえなかったんだが。」
急にアリシアがモジモジし始めた。
「だから!一目惚れだったんです!」
なんてこったい。何か特別な理由でもあるのかと聞いてみたら一目惚れとは。
ヤバい、この場合のリアクションを考えていなかった。
「そ、そうか。そうなんだな…。」
「は、はい。」
気不味いなんてもんじゃない。
目の前のアリシアも顔を真っ赤にしてかなり恥ずかそうにしている。
申し訳ない事をした。
男としてここは何とかしなければ。
そう思っていた矢先、部屋のドアがノックされる。
「カシンです。官僚の方々がお見えですが、お通ししてよろしいですか?」
ナイスだ!初めてお前を褒めてやりたいよ。
「あぁ、通してくれ。」
そう言って官僚達を通してもらう。
「国王陛下から話は聞いているだろうが、ワタルだ。今後君達の上司になる。
不安も多いだろうが、よろしく頼む。」
5人は深々とお辞儀をする。
「まぁ立ち話もなんだし、座ってくれ。これから長い付き合いになるんだ。気楽にいこうじゃないか。」
そう言って全員を座らせる。
アリシアとカシンにも同席してもらう。アリシアは気を取り直して、凛とした感じに戻っている。
「私から自己紹介をさせて頂きます。国王陛下が臣下、ユリウス・ベイルでございます。ベイル家は代々、侯爵を務めております。」
ご丁寧に国王の臣下、そして爵位まで付け足してきたか。
自分は国王の命令で来ただけでお前の家来になったんじゃない。とでも言いたいみたいだな。
しかも爵位の無い俺より位が上だとも。
やっぱり一筋縄じゃあいかないみたいだな。
その後に自己紹介した連中も変わらなかった。
全く、どいつもこいつもメンツばかり気にしている。
まぁ良い。こんな事は最初から予想出来た。
ひとまず彼らの人間性は置いといて、俺は今後の方針と彼らに求める事を説明する。
「ありがとう。聞いていると思うが、今後俺達は魔族が侵攻してきた際にセレナ王国の盾になり、国王陛下と国民達を守っていかなければならない。その為にも君達には最前線で戦って貰い、1つでも多くの武勲を挙げて貰いたいと考えている。」
勿論嘘である。こんな温室でぬくぬくと育った様な奴ら、戦場へ出したところで死体が5つ増えるだけである。
恐らく彼らは上官である大臣から俺達の動向を監視して都度報告するようにくらいしか命令を受けていない。俺達に取り入ろうとしないのが良い証拠である。
まぁ嘘をついた理由は聞いていなかった事を聞いた時にどんな反応をするのか見てみたかっただけというどうでも良い事なのだが。
しかし彼らの反応は面白い程変化した。
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