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異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜

カズヤ

ゴールドルーキーは突然に27

女神イリス。

この世界に住む人々にとっては信仰の対象であり、畏怖べき存在。

たった今、目の前の女の子に向かってそう呼んだ俺と、その女の子に跪いているアリシアを見てカシンとリンは事態を飲み込めずにいた。

「ちょっと兄者、その子がイリス様って何ですのん?
あと姉さん?どないしはったんですか?いきなりそんな格好して。」

流石に説明する必要があるか。
まぁ確かに、この流れで状況を正確に把握出来る奴なんていないだろうしな。

「2人に紹介しておくよ。この人はイリス様だ。」

なんて簡潔な説明だ。これ程内容を正確に端的に説明した者がこれまでいただろうか?

「いや、そんなんで分かる訳ないですやん!もうちょっとちゃんと説明して下さいよ!」

めんどくさい奴だ。だがリンの方もまだ理解出来ていないみたいだ。

おかしいな。
簡潔な良い説明だと思ったんだが。

そして俺達とイリス様との関係や、これまでの経緯について2人に詳しく説明した。

その結果、

「し、失礼しましたーーーっ!!
ど、どうかお許しをーーーーー!」

さっきまで子供扱いをしていたカシンは目にも留まらぬ速さで土下座をしていた。

リンもフルフルと震えながら片膝をついて頭を垂れている。

「良い良い。その様な事を気にする我ではない故。皆頭を上げよ。」

3人の態度を見ていると、
あぁ、この人本当に神様なんだなぁと気付かされる。

今までは2人きりで特訓してたし、教官の側面が強すぎて、やはり俺にとっては神様というより恩師というイメージの方が強いのだ。

「ところでワタル?初めて戦ってみてどうだった?何か気付いたことなどはあったか?」

「気付いたことですか?
んー、大して無いですかね。作戦が上手くいってトントン拍子に倒せちゃいましたからね。後、相手も油断してた上にそんなに強くなかったみたいですし。」

俺は素直な感想を述べた。

今回の戦闘はリンの情報が正確だったが故に作戦通りに事が運べた。
魔人達も自分達の力を過信していたせいで油断をし、その結果容易に倒す事が出来た。

今回の戦闘を総括するとそんな感じだろう。

そんな俺の感想を聞くとイリス様は声を上げて笑い出した。

「アハハハハ、お前らしいな。いやー、久々に笑ったぞ。」

何がおかしいのか、イリス様は大笑いを始めた。

「いや、お前には少し簡単すぎたのかもな。一つ良い事を教えてやろう。
今回の相手な、あれは前魔王の側近で、戦闘能力だけなら魔族の中では今の魔王を除けば最強だぞ。」

いきなりとんでもないカミングアウトをされてしまった。

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