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異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜

カズヤ

戦闘訓練は突然に⑥

「どうなんだ?測定の結果は?」

アリシアは先程からずっと黙っている。そして何かを考え込んでいるようだった。

正直そんな悪い結果ではなかった様に思う。アリシアも驚いていたし。
でも黙ってるって事は期待外れだったのかなぁ。女神が作った特製の身体にしては大した事ないのかもしれない。
そんな感じで心配していると、突然アリシアがこちらへ振り向いた。

「すいません。イリス様と交信してました。ワタルさん、少し相談したい事があるのですが、よろしいでしょうか?」

交信なんて出来るんだ。流石は女神と天使。テレパシーみたいなものだろうか。

しかし相談したいこととは…。
やはり期待外れだったからあなたにはもう頼むの辞めました的なやつだろうか。

「あなたの魔力測定の結果、私達の予想を裏切る結果でした。」

ほら、やっぱり。

「ご、ごめんなさい。」

「どうして謝るんです?
あぁ、違いますよ!悪い意味じゃなくて!良い方に裏切られたんです。」

えっ!?

「正直ここまでとは思っていませんでした。測定の結果は私達の予想を遥かに上回るものだったんです。あなたの魔力量は人間の平均値と比べおよそ500倍の保有量が認められたんです。」

「ご、500倍!?」

「えぇ。これは魔族と比べても圧倒的な数値です。魔族の魔力量は一般的な人間のおよそ10倍と言われていますから。」

なんと。先程までは期待を裏切るのではないかとヒヤヒヤしていたが、なんか俺はとんでもない化け物だったことが分かった。
敵対する相手のおよそ50倍。確かにこれだと1対1では勝負にならない。
しかし次にアリシアから出た言葉は緩みかけていた俺を叩き起こす一言だった。

「でも今のままでは使い物になりません。それどころかこの世界の脅威にすらなり兼ねません。」

いきなりの危険人物認定である。
確かにこんな大きな魔力を持った素人が街をほっつき歩くのは危険極まりない。
万が一にでも暴走したりなんかすれば止められる者など皆無だからだ。

「でも安心して下さい。方法はあります。これから1年かけてあなたに魔力の制御を叩き込みます!」

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