ギレイの旅
優勝パーティー
翌日、フェードのとある町。
武闘大会の行われた町の隣りビーツという町で、マッシャーという貴族の屋敷において、『黒獅子』の武闘大会優勝パーティーなるものが開かれていた。
大会の出場者ならば、だれでも参加していいということで、多くの人で賑わっている。
その他にも、マッシャー家の知り合いの貴族などが多く招待され、華やかなパーティーとなっていた。
主役とされた獅子は、居心地悪そうに、不機嫌な表情を露わにしている。
次から次に知らない人間が、さも親しげに挨拶に来るのだ。
準優勝であったオオカミ少年の姿は、ない。
当然のことであるのだが、獅子は逃げたのでは、と心の中で少し思っていた。
「大変そうだねぇ。」
ジュースの入ったグラスを手に、儀礼が獅子に声をかけた。
一瞬だけ、獅子の周りにいた者達は遠慮したように空間に隙間を空けた。
儀礼の着ている正装は借りたもので、いつもの白衣ではない。
金の髪、茶色の瞳、整った顔立ちに、背中の真っ直ぐに伸びた、姿勢の良い佇まい。
このパーディーの中で儀礼は、大会で3位を飾った白の『兄』ということになっている。
そのあまりに人間離れした雰囲気に呑まれ、周囲の人間は近付くことにためらいを感じていたのだった。
しかし、儀礼の正体が管理局のSランク『蜃気楼』であることはまだ、バレてはいなかった。
そのため、『黒獅子』を招待すれば、もれなく『蜃気楼』すらも手の内に呼び込めると思っていたマッシャー家の人間は歯がゆい思いをしている。
「何か、気に入らねぇんだよな。ここの連中。皆、俺のこと褒めてくるんだけど、あんな闘気も使わない大会で子供に勝ったからって、褒められてもちっとも嬉しくもなんともねぇ。むしろなんかむかつく。」
がりがりと獅子は乱暴に頭をかく。
「だから言ったじゃん。普通の子供向けの大会なんて出ても、相手なんかいないって。」
くすくすと笑って儀礼は獅子の愚痴を聞き流す。
「じゃ、獅子は大丈夫そうだから、今度は白の方でも見てこようかな。」
何が楽しいのか、儀礼はまた、くすくすと笑ったまま、獅子の側を離れる。
周囲の人間がその笑顔にしばしの間見惚れていたことに、儀礼はまったく気付いてはいない。
白の方も獅子ほどではないが、たくさんの少女達に囲まれていた。
「ねぇ。あの帽子、今日は被ってないの?」
「可愛かったのに。」
「白くんて何歳なの?」
「小さいのに、強いんだねぇ。」
矢継ぎ早にされる質問に、白はたじたじになっていた。
「あの帽子は僕が被せたから。弟はまったく気付いてなかったんだよ。」
くすりと笑って、少女たちと白の間に儀礼は顔を出した。
少女たちの目が、そっくりな容姿の二人に釘付けとなる。
「あ、ギレイ君。」
助かったとばかりに、白は大きく安堵の息を吐いた。
「お二人は兄弟なんですか?」
「お兄様は大会には出場されなかったんですか?」
今度は、儀礼へと早口に質問が繰り出される。
「僕は武道には向いてないから。研究してる方が性に合ってるんだ。」
にっこりと笑って儀礼は少女達へと答える。
ふわりとした空気が周囲に流れた気がした。
少女たちの瞳は儀礼の笑顔へと引き寄せられ、目が合えばその顔が真っ赤に染められてゆく。
「少し話があるから、弟は連れて行くよ。またね。」
にこりと儀礼が微笑めば、少女たちは黙ったまま、ゆっくりと頷いた。
儀礼の左腕では、銀色の腕輪の石が、元から色付いているかのように、白い光を放っている。
(朝月さん、今日もご機嫌だ。)
白は儀礼の背後にたゆたう、雪のように白い精霊に気付いていた。
「白、拓ちゃん達と一緒に居ればいいのに。拓が、たいていの相手は裁いてくれるよ。さすが貴族。慣れてるよね。」
少女たちに囲まれて、困っていた白に儀礼は微笑む。
「あの、女の子達と話しするのは、別に嫌いじゃないんだけど、速すぎて。人も多かったし。」
戸惑ったように白は言う。
「そうだね。怖いよね、女の子の集団。特に年上の人たちとか、腕つかまれたりとか、羽交い絞めにされたりとか……。うん、ごめん。なんでもない。」
ふるふると儀礼は何かを振り払うように、頭を振った。
白と共に儀礼が拓と利香の元を訪れる。
こちらは平穏にテーブルについて食事をしていた。
「拓ちゃん。困ってたから、白を連れて来た。」
拓の周りは貴族というだけではなく、暴君としての気配も充満している。
気の弱いお嬢様方には近寄りがたいだろうと、儀礼はニヤリとした笑みを浮かべる。
「いたい。」
なぜか頭を殴られて、儀礼は不満そうに拓を見上げる。
「主役をパーティーから奪うな。」
「だって、主役は獅子でしょ。白はいなくてもいいじゃん。」
頭を押さえながら儀礼は不満げに拓に言う。それから、儀礼は声を抑えた。
「あんまり顔さらしたくないんだ。」
ぼそりと言った儀礼の言葉に、儀礼とそっくりの白の顔を見て、拓は苦い表情で頷いた。
儀礼の顔では、危険な手配書が出回っていた。
白が、そういう物を見た人間に、勘違いされる可能性がないとは言いきれないのだ。
それから、ここにはもう一人、機嫌の悪い者がいた。
頬を大きく膨らませているのは、長い黒い髪を腰まで下ろしている利香だった。
黒曜石のような美しい瞳は、輝きを曇らせて一人の人物を見ている。
そう、それは利香にとってたった一人の大切な存在。
「利香ちゃん、今日はしょうがないよ。獅子、主役にされちゃってるし。」
何か、別の意味を含めた言葉を放ちながら、儀礼は悲しげな利香に言う。
『主役にされている』とは、元々、この家ではなんらかのパーティーを開く予定が合ったらしいのだが、急遽その目玉として、『黒獅子』である獅子を呼び寄せたのではいか、と儀礼には感じ取れた。
同じことを拓も感じているらしい。
しかし、それもこれも、あんな大会で優勝などしてしまった獅子が悪いのだ、と儀礼は心の中で苦笑しながら思っている。
先程、白に群がっていた少女たちが、今度は獅子の元へと向かったようだった。
元々獅子の周りにいた少女たちとも合わさって、今、獅子の周りにはとてもたくさんの少女たちがいて、獅子を取り囲んでいた。
何かを話し掛けられる度に、獅子は無愛想ながらも何かを返答している。
「……。」
利香の頬はさらに膨らんでいく。
そんな利香と、儀礼の目が合った。
利香は真っ直ぐに獅子の姿を指差した。
「儀礼君、行って。」
その指示に、儀礼はとってもよく覚えがあった。
「にっこり笑うだけでいいから。」
その言葉にも、儀礼はもちろん覚えがあった。
ストーフィムの剣術大会の時に。
そして今、その方法で儀礼は白を救出してきたところだったのだ。
「あのさ、利香ちゃん……。」
「行って。」
なんとか宥めようとする儀礼を無視して、再度、利香は儀礼に膨れた顔のまま話し掛ける。
いじけたように膨れた頬、薄っすらと涙の浮かぶ輝く黒い瞳、泣き出すことを我慢しているのか、すぼめられた唇は噛んだように赤くなっている。
獅子は今日の主役だ、奪い去ることはできない。しかし。
「利香ちゃん、もっといい考えがあるんだ。」
にやりと儀礼は面白いいたずらを思い付いたように、笑みを浮かべる。
「ちょっと耳、貸して。」
儀礼は利香の長い黒髪をそっとよけて、その形のいい耳に口を近付ける。
「あのさ――。」
くすりと笑って儀礼はその耳へと話し掛ける。
声を小さくし、さらにその耳元へ口を近づければ、儀礼はそのまま利香の頬へと、そっと唇を寄せた。
かすかに掠る程度の接触。
なのに――その儀礼の背後には、怒れる獅子が光臨していた。
「何してやがる、儀礼。」
低い、地響きを起こしそうな不気味な声が儀礼を捉える。
びくりと儀礼は身を震わせた。
「だってさ、抜け出そうと思えば、すぐにでも出て来れるのに、女の子に囲まれてたのは獅子の方じゃん。」
浮いてきそうな涙を必死に堪えて、儀礼は背後に立つその怒れる本人へと向き直る。
「利香ちゃん泣かしたバツだよ。」
クスリと笑って、儀礼はその場を後にした。
いや、むしろその場に居れば、儀礼の安全は保証されないので、儀礼は逃げたと言えるのだが。
武闘大会の行われた町の隣りビーツという町で、マッシャーという貴族の屋敷において、『黒獅子』の武闘大会優勝パーティーなるものが開かれていた。
大会の出場者ならば、だれでも参加していいということで、多くの人で賑わっている。
その他にも、マッシャー家の知り合いの貴族などが多く招待され、華やかなパーティーとなっていた。
主役とされた獅子は、居心地悪そうに、不機嫌な表情を露わにしている。
次から次に知らない人間が、さも親しげに挨拶に来るのだ。
準優勝であったオオカミ少年の姿は、ない。
当然のことであるのだが、獅子は逃げたのでは、と心の中で少し思っていた。
「大変そうだねぇ。」
ジュースの入ったグラスを手に、儀礼が獅子に声をかけた。
一瞬だけ、獅子の周りにいた者達は遠慮したように空間に隙間を空けた。
儀礼の着ている正装は借りたもので、いつもの白衣ではない。
金の髪、茶色の瞳、整った顔立ちに、背中の真っ直ぐに伸びた、姿勢の良い佇まい。
このパーディーの中で儀礼は、大会で3位を飾った白の『兄』ということになっている。
そのあまりに人間離れした雰囲気に呑まれ、周囲の人間は近付くことにためらいを感じていたのだった。
しかし、儀礼の正体が管理局のSランク『蜃気楼』であることはまだ、バレてはいなかった。
そのため、『黒獅子』を招待すれば、もれなく『蜃気楼』すらも手の内に呼び込めると思っていたマッシャー家の人間は歯がゆい思いをしている。
「何か、気に入らねぇんだよな。ここの連中。皆、俺のこと褒めてくるんだけど、あんな闘気も使わない大会で子供に勝ったからって、褒められてもちっとも嬉しくもなんともねぇ。むしろなんかむかつく。」
がりがりと獅子は乱暴に頭をかく。
「だから言ったじゃん。普通の子供向けの大会なんて出ても、相手なんかいないって。」
くすくすと笑って儀礼は獅子の愚痴を聞き流す。
「じゃ、獅子は大丈夫そうだから、今度は白の方でも見てこようかな。」
何が楽しいのか、儀礼はまた、くすくすと笑ったまま、獅子の側を離れる。
周囲の人間がその笑顔にしばしの間見惚れていたことに、儀礼はまったく気付いてはいない。
白の方も獅子ほどではないが、たくさんの少女達に囲まれていた。
「ねぇ。あの帽子、今日は被ってないの?」
「可愛かったのに。」
「白くんて何歳なの?」
「小さいのに、強いんだねぇ。」
矢継ぎ早にされる質問に、白はたじたじになっていた。
「あの帽子は僕が被せたから。弟はまったく気付いてなかったんだよ。」
くすりと笑って、少女たちと白の間に儀礼は顔を出した。
少女たちの目が、そっくりな容姿の二人に釘付けとなる。
「あ、ギレイ君。」
助かったとばかりに、白は大きく安堵の息を吐いた。
「お二人は兄弟なんですか?」
「お兄様は大会には出場されなかったんですか?」
今度は、儀礼へと早口に質問が繰り出される。
「僕は武道には向いてないから。研究してる方が性に合ってるんだ。」
にっこりと笑って儀礼は少女達へと答える。
ふわりとした空気が周囲に流れた気がした。
少女たちの瞳は儀礼の笑顔へと引き寄せられ、目が合えばその顔が真っ赤に染められてゆく。
「少し話があるから、弟は連れて行くよ。またね。」
にこりと儀礼が微笑めば、少女たちは黙ったまま、ゆっくりと頷いた。
儀礼の左腕では、銀色の腕輪の石が、元から色付いているかのように、白い光を放っている。
(朝月さん、今日もご機嫌だ。)
白は儀礼の背後にたゆたう、雪のように白い精霊に気付いていた。
「白、拓ちゃん達と一緒に居ればいいのに。拓が、たいていの相手は裁いてくれるよ。さすが貴族。慣れてるよね。」
少女たちに囲まれて、困っていた白に儀礼は微笑む。
「あの、女の子達と話しするのは、別に嫌いじゃないんだけど、速すぎて。人も多かったし。」
戸惑ったように白は言う。
「そうだね。怖いよね、女の子の集団。特に年上の人たちとか、腕つかまれたりとか、羽交い絞めにされたりとか……。うん、ごめん。なんでもない。」
ふるふると儀礼は何かを振り払うように、頭を振った。
白と共に儀礼が拓と利香の元を訪れる。
こちらは平穏にテーブルについて食事をしていた。
「拓ちゃん。困ってたから、白を連れて来た。」
拓の周りは貴族というだけではなく、暴君としての気配も充満している。
気の弱いお嬢様方には近寄りがたいだろうと、儀礼はニヤリとした笑みを浮かべる。
「いたい。」
なぜか頭を殴られて、儀礼は不満そうに拓を見上げる。
「主役をパーティーから奪うな。」
「だって、主役は獅子でしょ。白はいなくてもいいじゃん。」
頭を押さえながら儀礼は不満げに拓に言う。それから、儀礼は声を抑えた。
「あんまり顔さらしたくないんだ。」
ぼそりと言った儀礼の言葉に、儀礼とそっくりの白の顔を見て、拓は苦い表情で頷いた。
儀礼の顔では、危険な手配書が出回っていた。
白が、そういう物を見た人間に、勘違いされる可能性がないとは言いきれないのだ。
それから、ここにはもう一人、機嫌の悪い者がいた。
頬を大きく膨らませているのは、長い黒い髪を腰まで下ろしている利香だった。
黒曜石のような美しい瞳は、輝きを曇らせて一人の人物を見ている。
そう、それは利香にとってたった一人の大切な存在。
「利香ちゃん、今日はしょうがないよ。獅子、主役にされちゃってるし。」
何か、別の意味を含めた言葉を放ちながら、儀礼は悲しげな利香に言う。
『主役にされている』とは、元々、この家ではなんらかのパーティーを開く予定が合ったらしいのだが、急遽その目玉として、『黒獅子』である獅子を呼び寄せたのではいか、と儀礼には感じ取れた。
同じことを拓も感じているらしい。
しかし、それもこれも、あんな大会で優勝などしてしまった獅子が悪いのだ、と儀礼は心の中で苦笑しながら思っている。
先程、白に群がっていた少女たちが、今度は獅子の元へと向かったようだった。
元々獅子の周りにいた少女たちとも合わさって、今、獅子の周りにはとてもたくさんの少女たちがいて、獅子を取り囲んでいた。
何かを話し掛けられる度に、獅子は無愛想ながらも何かを返答している。
「……。」
利香の頬はさらに膨らんでいく。
そんな利香と、儀礼の目が合った。
利香は真っ直ぐに獅子の姿を指差した。
「儀礼君、行って。」
その指示に、儀礼はとってもよく覚えがあった。
「にっこり笑うだけでいいから。」
その言葉にも、儀礼はもちろん覚えがあった。
ストーフィムの剣術大会の時に。
そして今、その方法で儀礼は白を救出してきたところだったのだ。
「あのさ、利香ちゃん……。」
「行って。」
なんとか宥めようとする儀礼を無視して、再度、利香は儀礼に膨れた顔のまま話し掛ける。
いじけたように膨れた頬、薄っすらと涙の浮かぶ輝く黒い瞳、泣き出すことを我慢しているのか、すぼめられた唇は噛んだように赤くなっている。
獅子は今日の主役だ、奪い去ることはできない。しかし。
「利香ちゃん、もっといい考えがあるんだ。」
にやりと儀礼は面白いいたずらを思い付いたように、笑みを浮かべる。
「ちょっと耳、貸して。」
儀礼は利香の長い黒髪をそっとよけて、その形のいい耳に口を近付ける。
「あのさ――。」
くすりと笑って儀礼はその耳へと話し掛ける。
声を小さくし、さらにその耳元へ口を近づければ、儀礼はそのまま利香の頬へと、そっと唇を寄せた。
かすかに掠る程度の接触。
なのに――その儀礼の背後には、怒れる獅子が光臨していた。
「何してやがる、儀礼。」
低い、地響きを起こしそうな不気味な声が儀礼を捉える。
びくりと儀礼は身を震わせた。
「だってさ、抜け出そうと思えば、すぐにでも出て来れるのに、女の子に囲まれてたのは獅子の方じゃん。」
浮いてきそうな涙を必死に堪えて、儀礼は背後に立つその怒れる本人へと向き直る。
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