ギレイの旅
手配書の始末
儀礼の所業にヒガが呆れていた時、扉が少し乱暴に叩かれた。
「おい、ヒガ。午後の作業始めるぞ!」
ヒガが呆けていたので、儀礼が扉を開けると、赤い髪の男が顔を出した。
ヒガの監視役を買って出た、獅子の知り合いの冒険者だった。
「あ、こんにちは、ムーウェンさんでしたよね。ご苦労様です。」
儀礼は丁寧に頭を下げた。ヒガとの戦いの時に、獅子達を助けてくれたという人だ。
その男は、儀礼の姿を認めると、顔色を若干蒼くした。
この赤い髪の男に、儀礼は事件解決の日に会った。
その時も、この部屋を訪ねてきて、町を破壊した男を匿ったと、儀礼にひどく怒っていた。
なので、儀礼はヒガの身柄を実験体として貰い受けた、ということにしてしまった。
話し上、ヒガの体の中には『蜃気楼』に逆らえば爆発する爆弾が仕込まれている、ということになっている。
おかげで、「ヒガは『蜃気楼』の人体実験から逃げ出して暴れた」などという、事件の根本が変わるような噂が流れたりもしているらしい。
それで町の人の気持ちが治まるなら、いいかなと儀礼は思う。
その噂にはもちろん、『蜃気楼』に逆らうな、怒らせるな、という意味合いも含まれている。
説明する手間が省けるので、それもいいかな、と儀礼は思っている。
午後の作業というのに、ヒガの蒼刃剣を持ったまま、儀礼もさりげなく混ざりこむ。
クリームがすでに、そこにいた。
「クリーム、ちょうどよかった。管理局ライセンスできたから持ってきたんだ。」
儀礼はクガイ、マフレ、ランジェシカの三人分のライセンスをクリームに手渡す。
「ああ。ありがとうな。しかし、お前、もう戻ってきたのかよ。一昨日見送ったのは何だったんだ?」
くすくすとクリームは笑う。
その手は胸元のボタンを開き、ライセンスを内側のポケットへとしまおうとする。
「待って、クリーム。それ、やめよう。」
宥めるように儀礼はクリームの肩に手を置く。
「ん? ああ、外側のポケットには武器と道具が入ってるからな。」
儀礼の目線に気付き、にっと笑って当たり前のことの様にクリームは答える。
クリームのコートとジャケットの胸ポケットからは、儀礼に見せるように次々と暗器やアイテムが取り出された。
「わかる。それはものすごく、よくわかるよ。」
儀礼は大きく頷く。
ポケットなど、いくらあっても、あっという間に物で埋まってしまうものだ。
「でもさ、ライセンス出すたびにボタン外すつもり?」
言いながら、儀礼は自分のホルダーの一つを外す。
「これならまだ中味に余裕があるから、ライセンスぐらい入るよ。使って。」
腰に巻きつけ金具で固定するだけの小さなポーチのような物を、儀礼はクリームに渡す。
中にはいくつか爆発物も入っているが、クリームなら使い方も分かっているので大丈夫だろうと、儀礼はそのまま渡した。
「ああ、ヒガに入れたっていうあれか。サンキュ。」
中味を確認し、クリームは笑いながら儀礼に言う。
「それで、クガイさんはどこにいるかわかる?」
「廃墟の方に様子見に行ったな。あっちは人が住んでないから後回しでいいってことになったが、ここら辺がもうすぐ片付きそうだから。クガイに用か? どっか怪我したとか?」
儀礼の質問に儀礼の体を見回すように、クリームが答える。
「いや、してない。」
儀礼は笑って答える。本当に、儀礼の周りには根が優しい人ばかりだ、と。
だからこそ巻き込みたくない、と儀礼は思う。
「クガイさんの話、面白いからさ。色んなこと知ってるし。ここに居るうちに聞いておこうと思って。」
廃墟の方へと歩き出しながら、儀礼はクリームに手を振る。
作業をするはずのヒガが、なぜか儀礼の後についてきた。
「あの、仕事を――」
「俺も、一度向こうの様子を見てから戻る。こっちよりもかなり派手に壊したからな。」
前を向いたまま儀礼が言おうとすれば、ヒガは遮るように言い訳をする。
その手には父の形見の『蒼刃剣』が握られている。
新品同様の、手入れの行き届いた美しい剣。儀礼も知っている、新しい武器は試したくなるものだ。
廃墟ならば、人はいないのだろう。
土の壁に区切られ、壊れた家と、広い範囲に砂しかない場所に、クガイは立っていた。
砂に埋もれた家ではなく、平らな砂地に立つ、白く深い帽子を被り、錫杖を持った背の高い男。
「なんか、砂漠みたい。」
その光景に儀礼は笑う。砂漠を進む僧侶、そんな話しがあったなぁ、と。
この男は僧侶とはかけ離れた職業だったのだが。
その広い砂場で、ヒガが青い剣を振り始める。
慣れた様子で振るわれる剣は、青く細い線を目に焼き付ける。
帯ではなく、線。それしか、儀礼の目には追えないということか。
「ホリングワースという家の者がこの辺りも整備し直すと言ってきた。」
クガイの言う、嫌な覚えのある名前に、儀礼は頬を引きつらせる。
「お前、人違いで追われてたようだな。」
くくくっ、と楽しそうにクガイが笑う。
「ひと、ちがい?」
その言葉に、儀礼の体に嫌な感覚が走った。
「そいつが探してたのは、本当に女のようだ。特徴が金の髪と、茶色い瞳と、白い服だとさ。」
クガイの言葉に、儀礼の肌がざわめく。
その特徴で探される、儀礼によく似た人物。
「クガイさん、こういうのって見た事ありますか?」
儀礼はユートラス発行の『シャーロット』の手配書を取り出した。
そこにあるのは儀礼の写真。書かれている名前は『シャーロット』。そしてそれは女性の名。
しかし、儀礼が出した紙を見て、先に動いたのは目の前のクガイではなく、離れた位置にいたヒガの方だった。
一瞬の出来事。
儀礼の手に持っていたシャーロットの手配書は灰のような塵と化していた。
「そんな物をこんな所でちらつかせるな。そいつらが何の集団か忘れたのか? 裏切りを受けるとは思わないのか。」
無用心はどちらだ、と叱責するヒガだが、儀礼が異変に気付かず、紙から指を離さなかったら、この男、どうしていたつもりだろうか。
儀礼はグーパーと自分の指の動きを確認する。
波長が短いために散乱がおきやすく、人間の目につきやすいはずの、青色の光。
今の一瞬、走ったはずのその輝く蒼刃が、儀礼の目には見えなかった。
儀礼の背中に冷や汗が流れる。
世界屈指。穴兎の言うとおり、儀礼は敵を少し甘く見ていたのだろうか。
「……今のは、僕とは全く別人の女性、『シャーロット』さんです。よく似ていますが別人です。」
別人です、と儀礼は二度言った。これで、納得してもらえるだろうか。
「ホリングワースは今のシャーロットという人を探していたんではないでしょうか?」
儀礼は見上げるようにしてクガイに訊ねる。
「名前までは読めなかった。顔はお前にしか見えなかったがな。可能性はあるが、断定はできない。」
クガイは答える。
あの男から儀礼は殺気は感じなかった。
ホリングワースは手配書ではなく、その前に上書きされた方の情報を見ていたと言うことだろうか。
助けるとか、力になる等と言うようなことを言っていた気がするが、残念ながら、儀礼には信用できるとは思えない男だった。
しかし、穴兎に頼んで探ってもらえば、シャーロットの事情について何か、分かるかもしれない。
「今の手配書で動くような人を、可能な限り教えてもらえると助かるんですが。」
真剣な顔で儀礼はクガイを見る。
「俺は、『殺人鬼』などと呼ばれるような大量殺人型の者しか知らないぞ。」
少し、目を開き、楽しそうにクガイが答える。
『ヒガの殺人鬼』が動き出したという情報を掴んできたのは、このクガイだったらしい。
つまり、その分野に限っては穴兎よりも耳が速いということ。
「構いません。少しでも情報が欲しいので。僕、情報屋の伝、少ないんですよね。」
はぁ、と溜息をついて儀礼は真剣な気配を霧散させる。
「ついでに是非、有名どころを。」
怪談話を聞くような、好奇心たっぷりの目で儀礼はクガイを見る。
「ふん、それを俺に聞くと長くなるぞ。」
にやりと笑って、クガイが言う。
「ぜひ。」
にやりと笑い返して、儀礼は言う。
「年齢のせいか、情報屋があまり教えてくれなかったんですよね、凶悪な奴は。ドルエドは魔法系の情報入ってこないし。」
頬を膨らませて、儀礼は文句を言う。
2時間ほどその場で、三人の男たちは怪談話に盛り上がっていた。
「おい、ヒガ。午後の作業始めるぞ!」
ヒガが呆けていたので、儀礼が扉を開けると、赤い髪の男が顔を出した。
ヒガの監視役を買って出た、獅子の知り合いの冒険者だった。
「あ、こんにちは、ムーウェンさんでしたよね。ご苦労様です。」
儀礼は丁寧に頭を下げた。ヒガとの戦いの時に、獅子達を助けてくれたという人だ。
その男は、儀礼の姿を認めると、顔色を若干蒼くした。
この赤い髪の男に、儀礼は事件解決の日に会った。
その時も、この部屋を訪ねてきて、町を破壊した男を匿ったと、儀礼にひどく怒っていた。
なので、儀礼はヒガの身柄を実験体として貰い受けた、ということにしてしまった。
話し上、ヒガの体の中には『蜃気楼』に逆らえば爆発する爆弾が仕込まれている、ということになっている。
おかげで、「ヒガは『蜃気楼』の人体実験から逃げ出して暴れた」などという、事件の根本が変わるような噂が流れたりもしているらしい。
それで町の人の気持ちが治まるなら、いいかなと儀礼は思う。
その噂にはもちろん、『蜃気楼』に逆らうな、怒らせるな、という意味合いも含まれている。
説明する手間が省けるので、それもいいかな、と儀礼は思っている。
午後の作業というのに、ヒガの蒼刃剣を持ったまま、儀礼もさりげなく混ざりこむ。
クリームがすでに、そこにいた。
「クリーム、ちょうどよかった。管理局ライセンスできたから持ってきたんだ。」
儀礼はクガイ、マフレ、ランジェシカの三人分のライセンスをクリームに手渡す。
「ああ。ありがとうな。しかし、お前、もう戻ってきたのかよ。一昨日見送ったのは何だったんだ?」
くすくすとクリームは笑う。
その手は胸元のボタンを開き、ライセンスを内側のポケットへとしまおうとする。
「待って、クリーム。それ、やめよう。」
宥めるように儀礼はクリームの肩に手を置く。
「ん? ああ、外側のポケットには武器と道具が入ってるからな。」
儀礼の目線に気付き、にっと笑って当たり前のことの様にクリームは答える。
クリームのコートとジャケットの胸ポケットからは、儀礼に見せるように次々と暗器やアイテムが取り出された。
「わかる。それはものすごく、よくわかるよ。」
儀礼は大きく頷く。
ポケットなど、いくらあっても、あっという間に物で埋まってしまうものだ。
「でもさ、ライセンス出すたびにボタン外すつもり?」
言いながら、儀礼は自分のホルダーの一つを外す。
「これならまだ中味に余裕があるから、ライセンスぐらい入るよ。使って。」
腰に巻きつけ金具で固定するだけの小さなポーチのような物を、儀礼はクリームに渡す。
中にはいくつか爆発物も入っているが、クリームなら使い方も分かっているので大丈夫だろうと、儀礼はそのまま渡した。
「ああ、ヒガに入れたっていうあれか。サンキュ。」
中味を確認し、クリームは笑いながら儀礼に言う。
「それで、クガイさんはどこにいるかわかる?」
「廃墟の方に様子見に行ったな。あっちは人が住んでないから後回しでいいってことになったが、ここら辺がもうすぐ片付きそうだから。クガイに用か? どっか怪我したとか?」
儀礼の質問に儀礼の体を見回すように、クリームが答える。
「いや、してない。」
儀礼は笑って答える。本当に、儀礼の周りには根が優しい人ばかりだ、と。
だからこそ巻き込みたくない、と儀礼は思う。
「クガイさんの話、面白いからさ。色んなこと知ってるし。ここに居るうちに聞いておこうと思って。」
廃墟の方へと歩き出しながら、儀礼はクリームに手を振る。
作業をするはずのヒガが、なぜか儀礼の後についてきた。
「あの、仕事を――」
「俺も、一度向こうの様子を見てから戻る。こっちよりもかなり派手に壊したからな。」
前を向いたまま儀礼が言おうとすれば、ヒガは遮るように言い訳をする。
その手には父の形見の『蒼刃剣』が握られている。
新品同様の、手入れの行き届いた美しい剣。儀礼も知っている、新しい武器は試したくなるものだ。
廃墟ならば、人はいないのだろう。
土の壁に区切られ、壊れた家と、広い範囲に砂しかない場所に、クガイは立っていた。
砂に埋もれた家ではなく、平らな砂地に立つ、白く深い帽子を被り、錫杖を持った背の高い男。
「なんか、砂漠みたい。」
その光景に儀礼は笑う。砂漠を進む僧侶、そんな話しがあったなぁ、と。
この男は僧侶とはかけ離れた職業だったのだが。
その広い砂場で、ヒガが青い剣を振り始める。
慣れた様子で振るわれる剣は、青く細い線を目に焼き付ける。
帯ではなく、線。それしか、儀礼の目には追えないということか。
「ホリングワースという家の者がこの辺りも整備し直すと言ってきた。」
クガイの言う、嫌な覚えのある名前に、儀礼は頬を引きつらせる。
「お前、人違いで追われてたようだな。」
くくくっ、と楽しそうにクガイが笑う。
「ひと、ちがい?」
その言葉に、儀礼の体に嫌な感覚が走った。
「そいつが探してたのは、本当に女のようだ。特徴が金の髪と、茶色い瞳と、白い服だとさ。」
クガイの言葉に、儀礼の肌がざわめく。
その特徴で探される、儀礼によく似た人物。
「クガイさん、こういうのって見た事ありますか?」
儀礼はユートラス発行の『シャーロット』の手配書を取り出した。
そこにあるのは儀礼の写真。書かれている名前は『シャーロット』。そしてそれは女性の名。
しかし、儀礼が出した紙を見て、先に動いたのは目の前のクガイではなく、離れた位置にいたヒガの方だった。
一瞬の出来事。
儀礼の手に持っていたシャーロットの手配書は灰のような塵と化していた。
「そんな物をこんな所でちらつかせるな。そいつらが何の集団か忘れたのか? 裏切りを受けるとは思わないのか。」
無用心はどちらだ、と叱責するヒガだが、儀礼が異変に気付かず、紙から指を離さなかったら、この男、どうしていたつもりだろうか。
儀礼はグーパーと自分の指の動きを確認する。
波長が短いために散乱がおきやすく、人間の目につきやすいはずの、青色の光。
今の一瞬、走ったはずのその輝く蒼刃が、儀礼の目には見えなかった。
儀礼の背中に冷や汗が流れる。
世界屈指。穴兎の言うとおり、儀礼は敵を少し甘く見ていたのだろうか。
「……今のは、僕とは全く別人の女性、『シャーロット』さんです。よく似ていますが別人です。」
別人です、と儀礼は二度言った。これで、納得してもらえるだろうか。
「ホリングワースは今のシャーロットという人を探していたんではないでしょうか?」
儀礼は見上げるようにしてクガイに訊ねる。
「名前までは読めなかった。顔はお前にしか見えなかったがな。可能性はあるが、断定はできない。」
クガイは答える。
あの男から儀礼は殺気は感じなかった。
ホリングワースは手配書ではなく、その前に上書きされた方の情報を見ていたと言うことだろうか。
助けるとか、力になる等と言うようなことを言っていた気がするが、残念ながら、儀礼には信用できるとは思えない男だった。
しかし、穴兎に頼んで探ってもらえば、シャーロットの事情について何か、分かるかもしれない。
「今の手配書で動くような人を、可能な限り教えてもらえると助かるんですが。」
真剣な顔で儀礼はクガイを見る。
「俺は、『殺人鬼』などと呼ばれるような大量殺人型の者しか知らないぞ。」
少し、目を開き、楽しそうにクガイが答える。
『ヒガの殺人鬼』が動き出したという情報を掴んできたのは、このクガイだったらしい。
つまり、その分野に限っては穴兎よりも耳が速いということ。
「構いません。少しでも情報が欲しいので。僕、情報屋の伝、少ないんですよね。」
はぁ、と溜息をついて儀礼は真剣な気配を霧散させる。
「ついでに是非、有名どころを。」
怪談話を聞くような、好奇心たっぷりの目で儀礼はクガイを見る。
「ふん、それを俺に聞くと長くなるぞ。」
にやりと笑って、クガイが言う。
「ぜひ。」
にやりと笑い返して、儀礼は言う。
「年齢のせいか、情報屋があまり教えてくれなかったんですよね、凶悪な奴は。ドルエドは魔法系の情報入ってこないし。」
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