ギレイの旅
煌く蒼刃の『黒獅子』?
手配書を一枚手に入れたことで、儀礼は100人の刺客のうち一人を片付けたことになる。
拓が一人目の刺客でなくてよかった、と儀礼は安堵の息をつく。拓ならば、やりそうなところが怖い。
拓と儀礼は話を終え、宿の中へと戻ろうとすれば、騒がしい気配が静かな庭の雰囲気を壊しだす。
ただの冒険者とはいいがたい様相の男たちが外の道から現れた。
使い古された汚れた鎧、ぼさぼさの髪、抜き身のままの手入れの悪い錆びた剣。
野盗といった方が似合いそうな男たち。そんな男が4人。宿の庭へと入ってくる。
その見た目からはとても、この階級の宿に泊まる客とは思えない。
この宿に泊まるほどの冒険者なら、まず商売道具である、装備を整えるだろう。
偏見はよくない、と儀礼は考え直す。もしかしたら、ただの客かもしれないのだ。
「ほら、確認してください。俺達の言ったとおり。」
「確かに昨日、ここで見たんですよ。」
門の側で立ち止まったその男たちは、後ろを振り返る。
その後ろから、明らかに装備の違う男が二人現れた。
見ただけで分かる気配の違い。おそらく、Aランクの冒険者。
「黒い髪、黒い瞳。間違いない、こいつが『黒獅子』だな。この辺りに来ていることは聞いていた。」
拓を見て、そのAランクらしい男の一人が言う。
「Bランクの冒険者で光の剣の持ち主か。その実力確かめさせてもらおう。」
とても、力を確かめに来たとは思えないような人相の悪い笑みを浮かべて二人の男が剣を抜く。
「ああ!?」
ふざけるな、とばかりに不機嫌を顕わにして拓は男たちを蔑む。
「俺をあいつと間違えんじゃねぇ。俺はあそこまでバカじゃないんだよ。」
言いながら、先を歩いていた拓は一歩で儀礼のもとまで戻った
「拓ちゃん、その態度じゃどっちが悪役かわかんない。」
笑うように儀礼は言う。
二人の男は問答無用に拓に向かって切りかかる。
「貸せ。」
拓が言えば、分かっていたかのように儀礼は蒼刃剣の柄を拓に向けた。
走るように前に移動しながら拓は剣を引き抜く。
「いってらっしゃい。」
蒼刃剣の鞘だけを握り、儀礼は拓と青い剣を見送る。
抜かれた刃は、儀礼が昔見たまま、本当に美しい青色をしていた。
その輝くような青色が、振るわれた剣の軌道に線を描く。
目に焼き付くような濃い青が、光って、流れて、幻想的な光の帯を生み出す。
曇り空からの鈍い光を受けて、強く煌く蒼い刃。
「蒼刃剣、か。本当に綺麗だよな。」
儀礼は小さな声で呟いた。
Aランク二人を相手に、拓は鋭い太刀筋で引けを取らない。
素早い動きで、光るような青い色が複雑な線を描いていく。
獅子のような荒い力業でなく、拓の丁寧な技量があるからこそ、その線は本当に美しく煌く。
「くっ、これが光の剣か。噂以上に美しい。」
拓に押されるように蒼刃剣の刃を交わしながら男の一人が言う。
「あのように青く光るとは、噂とは違う。やはり百聞は一見にしかずと言う事か。」
もう一人が、荒い息の合間に呟いた。
男たちの言葉に拓がいらついてゆく。拓のことを『黒獅子』だと思って疑っていない。
(管理局ランクは低いな、こいつら。)
巻き添えに合わないよう、儀礼は数歩下がって苦笑する。
Aランクらしい男たちの技量を測り、儀礼はAランクになったばかりと見当を付けた。
「やっぱ、拓ちゃんの剣はきれいだよね。」
その場にしゃがみ込み、頬杖までついて傍観を決め込んでいた儀礼のもとへ、先に居た4人の男が近寄ってきた。
「お譲ちゃん、暇なようなら俺らが相手しようか。」
にやにやと笑いながら近寄る男たちの顔は、下卑たものだった。
「忙しいのでお断りします。」
にっこりと儀礼は断ったのだが、暇かどうかなど、男たちにはどうでもいいようだった。
あっという間に儀礼は4人の男に取り囲まれる。
「自分でどうにかしろ、だよね、これ。」
拓の性格を考え、儀礼は面倒そうに立ち上がった。
「5分寝るのと、2時間寝るのと、1日寝るの、どれがいいですか?」
ポケットの中で薬品を転がしながら儀礼は男たちに笑みを向ける。
「一生だ、一生。永眠させろ。」
答えたのは拓だった。
「僕に殺人を勧めるとは、なかなかの悪ですね。」
笑うように儀礼は拓に答える。手元には一日分の麻酔薬の用意。
「バカか、違う意味に取られてん、だよっ。」
二人の男の凶刃をかわしながら、呆れたように拓が言う。
拓の言葉に、儀礼が首を傾げて見回せば、鼻息を荒くし、ニヤついた野盗の様な男共の顔。
「あれ? お断りしたんですがね。」
ようやく自分の失言に気付き、儀礼は頬を引きつらせ、眉までしかめて苦く言う。
儀礼は薬品を一日分の麻痺に切り替えた。
眠っているだけよりも起きて動けないことの方が辛いだろう。
口を歪めて、儀礼は仕掛けを足元に落とした。
シューッ!
一気に湧き上がる白い煙と共に、耳に痛いような高い音。
4人の男は慌てたように儀礼から一歩離れる。
ガンッガンッ! ガンッガンッ!
白い霧の中で連続した四回の発砲音。
針の付いた弾を首元に受け、どさどさと4人の男が崩れ落ちた。
白い煙は水蒸気でできた、ただの目くらまし。影の見えるほど近くに居れば儀礼は弾を外さない。
長時間眠らせるためには体に直接薬を入れなければならなかった。
そして、その白い煙に気を取られたらしいAランクの男二人を、ほぼ同時に拓が倒したようだった。
戦闘時間は5分ほど、6人の男が地面に沈んでいる。
「さすが拓ちゃん。慣れない剣でAランク二人倒すなんて。」
口の端を上げ、素直に儀礼は拓を褒める。なにせ、両刃の剣でミネウチだ。普通、できない。
「手伝おうともしなかったくせに、よく言うぜ。」
汗を払って、拓が儀礼を睨む。
「だって、僕が手を出す必要なかっただろ。出てったら足手まといだって言うくせに。」
楽しそうに儀礼は笑う。それは純粋ではなく、見透かすような深い笑み。
「その通りだな。お前じゃ、足手まといだ。」
警戒もせず近寄る儀礼に、にやりと笑って、拓は剣を握り直す。
「お前は、『お断りします』じゃねぇ! その前に戦えって言ってんだろ!!」
蒼い刃を煌かせ、拓は儀礼に向けて剣を振り下ろす。
儀礼は冷や汗を流して、それを横にかわした。
「何すんだよ、危ないなっ。」
目に涙を滲ませて、儀礼は文句を言う。
睨み付けるように拓は、そんな儀礼を見下す。
「お前がどんな目に合おうが知らねぇがな、エリさんを貶めるようなことするんじゃねぇ。あんな連中の想像の中に現させるなんて許せねぇ。」
この世の全ての敵であるかのように、拓は儀礼を睨み付ける。
「そんな理不尽なこと僕のせいにするなよ。当たるならあいつらにして。」
地面に倒れた男共を指差して、儀礼は言う。
いつもならば、そこで涙を流して逃げ出すはずの儀礼が、そう告げた。
「お前、――」
「僕だって、成長するさ。」
いぶかしむ拓が何かを言う前に、儀礼は薄く笑いながら鞘を差し出す。
にやりと笑い、拓は儀礼の持つ鞘に剣を収めた。
(よし、回収。)
儀礼は心の中で呟く。
「昨日見に来たってことは、こいつらこの辺の人かな? この宿の客が少ないのと何か関係あるとか。」
転がる粗野な4人の男を見て儀礼は首を傾げる。
うごけねぇ、からだが、うー、ぅおー、とか言ってるけど、無視だ。
「さあな。」
面倒そうに拓は宿の方へと向かい始める。
冷たい風は蒸気に濡れた体をあっという間に冷やしていく。
「それではニセ黒獅子様、この者共の処分は。」
ふざけた口調で儀礼は歩き出した拓を追う。
「放置だ。」
当たり前の様に拓は吐き捨てる。
寒さは身にしみ、空を覆う一面の灰色雲は、雪の降り出しそうな空模様。
「了解。」
もともとそのつもりだった儀礼も、足早に暖かい宿の中へと入っていった。
男たちのことは、きっとそのうち、宿の従業員か誰かが見つけて通報してくれることだろう。
拓が一人目の刺客でなくてよかった、と儀礼は安堵の息をつく。拓ならば、やりそうなところが怖い。
拓と儀礼は話を終え、宿の中へと戻ろうとすれば、騒がしい気配が静かな庭の雰囲気を壊しだす。
ただの冒険者とはいいがたい様相の男たちが外の道から現れた。
使い古された汚れた鎧、ぼさぼさの髪、抜き身のままの手入れの悪い錆びた剣。
野盗といった方が似合いそうな男たち。そんな男が4人。宿の庭へと入ってくる。
その見た目からはとても、この階級の宿に泊まる客とは思えない。
この宿に泊まるほどの冒険者なら、まず商売道具である、装備を整えるだろう。
偏見はよくない、と儀礼は考え直す。もしかしたら、ただの客かもしれないのだ。
「ほら、確認してください。俺達の言ったとおり。」
「確かに昨日、ここで見たんですよ。」
門の側で立ち止まったその男たちは、後ろを振り返る。
その後ろから、明らかに装備の違う男が二人現れた。
見ただけで分かる気配の違い。おそらく、Aランクの冒険者。
「黒い髪、黒い瞳。間違いない、こいつが『黒獅子』だな。この辺りに来ていることは聞いていた。」
拓を見て、そのAランクらしい男の一人が言う。
「Bランクの冒険者で光の剣の持ち主か。その実力確かめさせてもらおう。」
とても、力を確かめに来たとは思えないような人相の悪い笑みを浮かべて二人の男が剣を抜く。
「ああ!?」
ふざけるな、とばかりに不機嫌を顕わにして拓は男たちを蔑む。
「俺をあいつと間違えんじゃねぇ。俺はあそこまでバカじゃないんだよ。」
言いながら、先を歩いていた拓は一歩で儀礼のもとまで戻った
「拓ちゃん、その態度じゃどっちが悪役かわかんない。」
笑うように儀礼は言う。
二人の男は問答無用に拓に向かって切りかかる。
「貸せ。」
拓が言えば、分かっていたかのように儀礼は蒼刃剣の柄を拓に向けた。
走るように前に移動しながら拓は剣を引き抜く。
「いってらっしゃい。」
蒼刃剣の鞘だけを握り、儀礼は拓と青い剣を見送る。
抜かれた刃は、儀礼が昔見たまま、本当に美しい青色をしていた。
その輝くような青色が、振るわれた剣の軌道に線を描く。
目に焼き付くような濃い青が、光って、流れて、幻想的な光の帯を生み出す。
曇り空からの鈍い光を受けて、強く煌く蒼い刃。
「蒼刃剣、か。本当に綺麗だよな。」
儀礼は小さな声で呟いた。
Aランク二人を相手に、拓は鋭い太刀筋で引けを取らない。
素早い動きで、光るような青い色が複雑な線を描いていく。
獅子のような荒い力業でなく、拓の丁寧な技量があるからこそ、その線は本当に美しく煌く。
「くっ、これが光の剣か。噂以上に美しい。」
拓に押されるように蒼刃剣の刃を交わしながら男の一人が言う。
「あのように青く光るとは、噂とは違う。やはり百聞は一見にしかずと言う事か。」
もう一人が、荒い息の合間に呟いた。
男たちの言葉に拓がいらついてゆく。拓のことを『黒獅子』だと思って疑っていない。
(管理局ランクは低いな、こいつら。)
巻き添えに合わないよう、儀礼は数歩下がって苦笑する。
Aランクらしい男たちの技量を測り、儀礼はAランクになったばかりと見当を付けた。
「やっぱ、拓ちゃんの剣はきれいだよね。」
その場にしゃがみ込み、頬杖までついて傍観を決め込んでいた儀礼のもとへ、先に居た4人の男が近寄ってきた。
「お譲ちゃん、暇なようなら俺らが相手しようか。」
にやにやと笑いながら近寄る男たちの顔は、下卑たものだった。
「忙しいのでお断りします。」
にっこりと儀礼は断ったのだが、暇かどうかなど、男たちにはどうでもいいようだった。
あっという間に儀礼は4人の男に取り囲まれる。
「自分でどうにかしろ、だよね、これ。」
拓の性格を考え、儀礼は面倒そうに立ち上がった。
「5分寝るのと、2時間寝るのと、1日寝るの、どれがいいですか?」
ポケットの中で薬品を転がしながら儀礼は男たちに笑みを向ける。
「一生だ、一生。永眠させろ。」
答えたのは拓だった。
「僕に殺人を勧めるとは、なかなかの悪ですね。」
笑うように儀礼は拓に答える。手元には一日分の麻酔薬の用意。
「バカか、違う意味に取られてん、だよっ。」
二人の男の凶刃をかわしながら、呆れたように拓が言う。
拓の言葉に、儀礼が首を傾げて見回せば、鼻息を荒くし、ニヤついた野盗の様な男共の顔。
「あれ? お断りしたんですがね。」
ようやく自分の失言に気付き、儀礼は頬を引きつらせ、眉までしかめて苦く言う。
儀礼は薬品を一日分の麻痺に切り替えた。
眠っているだけよりも起きて動けないことの方が辛いだろう。
口を歪めて、儀礼は仕掛けを足元に落とした。
シューッ!
一気に湧き上がる白い煙と共に、耳に痛いような高い音。
4人の男は慌てたように儀礼から一歩離れる。
ガンッガンッ! ガンッガンッ!
白い霧の中で連続した四回の発砲音。
針の付いた弾を首元に受け、どさどさと4人の男が崩れ落ちた。
白い煙は水蒸気でできた、ただの目くらまし。影の見えるほど近くに居れば儀礼は弾を外さない。
長時間眠らせるためには体に直接薬を入れなければならなかった。
そして、その白い煙に気を取られたらしいAランクの男二人を、ほぼ同時に拓が倒したようだった。
戦闘時間は5分ほど、6人の男が地面に沈んでいる。
「さすが拓ちゃん。慣れない剣でAランク二人倒すなんて。」
口の端を上げ、素直に儀礼は拓を褒める。なにせ、両刃の剣でミネウチだ。普通、できない。
「手伝おうともしなかったくせに、よく言うぜ。」
汗を払って、拓が儀礼を睨む。
「だって、僕が手を出す必要なかっただろ。出てったら足手まといだって言うくせに。」
楽しそうに儀礼は笑う。それは純粋ではなく、見透かすような深い笑み。
「その通りだな。お前じゃ、足手まといだ。」
警戒もせず近寄る儀礼に、にやりと笑って、拓は剣を握り直す。
「お前は、『お断りします』じゃねぇ! その前に戦えって言ってんだろ!!」
蒼い刃を煌かせ、拓は儀礼に向けて剣を振り下ろす。
儀礼は冷や汗を流して、それを横にかわした。
「何すんだよ、危ないなっ。」
目に涙を滲ませて、儀礼は文句を言う。
睨み付けるように拓は、そんな儀礼を見下す。
「お前がどんな目に合おうが知らねぇがな、エリさんを貶めるようなことするんじゃねぇ。あんな連中の想像の中に現させるなんて許せねぇ。」
この世の全ての敵であるかのように、拓は儀礼を睨み付ける。
「そんな理不尽なこと僕のせいにするなよ。当たるならあいつらにして。」
地面に倒れた男共を指差して、儀礼は言う。
いつもならば、そこで涙を流して逃げ出すはずの儀礼が、そう告げた。
「お前、――」
「僕だって、成長するさ。」
いぶかしむ拓が何かを言う前に、儀礼は薄く笑いながら鞘を差し出す。
にやりと笑い、拓は儀礼の持つ鞘に剣を収めた。
(よし、回収。)
儀礼は心の中で呟く。
「昨日見に来たってことは、こいつらこの辺の人かな? この宿の客が少ないのと何か関係あるとか。」
転がる粗野な4人の男を見て儀礼は首を傾げる。
うごけねぇ、からだが、うー、ぅおー、とか言ってるけど、無視だ。
「さあな。」
面倒そうに拓は宿の方へと向かい始める。
冷たい風は蒸気に濡れた体をあっという間に冷やしていく。
「それではニセ黒獅子様、この者共の処分は。」
ふざけた口調で儀礼は歩き出した拓を追う。
「放置だ。」
当たり前の様に拓は吐き捨てる。
寒さは身にしみ、空を覆う一面の灰色雲は、雪の降り出しそうな空模様。
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