再召喚された勇者は一般人として生き抜く

冬 真白

ラメスト王国

ネクロンはまだか?
腹が減って死にそうだと言うのに

「カムイ様お待たせしました。神龍の肉を使いました。」

「おぉ、もっともってこい」

「分かりましたでは、10人前追加しますね」

「うむ」

カムイはネクロンが持ってきた飯を全て平らげた。

「うむ、美味かったぞネクロンよ」

「ありがとうございます」

「今日はなにをするか」

「どこかの国に行かれるのはどうでしょう?」

「地図はあるか?」

「はい、どうぞ」

ネクロンは床に世界地図を広げた。

「ラメスト王国という所に行ってみようか」

「承知しました、では«テレポート»」

カムイはラメスト王国を散策し始めた。

「ネクロンよ、あのレベルが上がるポーションが欲しいんだが」

「分かりました、調合する材料を買ってきます」

ネクロンは何でも屋に向かい走っていった。
その間にカムイは宿屋に向かった。

「クレアス」

「ん?アノスか久しぶりだな」

「ひとつ聞きたいことがある」

「なんか雰囲気が変わったな」

「記憶改竄されたからな、俺について教えてくれ」

「な、そうだったのか、分かったよ」

カムイはクレアスからアノスの話を聞いた。

「助かった」

「い〜やこちらこそありがとう」

「では」

カムイは宿屋を出て何でも屋に向かった。

「クレアスいるか?」

「はい、カムイ様」

「終わったか?」

「ちょうど終わりました」

「帰るぞ」

「カムイ様は何を?」

「散策だ」

「そうですか、«テレポート»」

カムイは宿屋で少し自分を取り戻した。

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