再召喚された勇者は一般人として生き抜く

冬 真白

換金スキル

「あ!換金スキル持ってたんだった」

「えっと盗賊アイテムを全部換金っとあ、お金は残しといてと」

“5016㌽獲得しました”

「おっ、こんなに貰えるのか」

「えっと、油とかその他諸々を買うといくらだ」

“2100ぽ使用しました”

“残り2916㌽です”

「よーし作るぞー」

……………

「ツキミー」

「できたか?」

ツキミは自分の部屋から顔をひょっこり覗かせている。

「おう」

「やったー」

「いただきます」

「い、いただきます」

「うーんうまい!」

「おいしー」 

「だろっ」

……………

「ごちそーさま」

「じゃっ寝るねー」

「おう」

アノスは食器を片し、風呂に入って寝室に向かった。

「だれだ?」

玄関の外から何者かの気配がする

「メーナって人だよ」

「なんで分かる?」

「レベル高いからね」

「そういうことか」

アノスは玄関の扉を開けた。

「どうしたの?」

「アノスさんに話があるわ」

「とりあえず入って」

金髪美少女、やっぱかわいー

“残り2816㌽です”

「粗茶ですが」

「これは何?」

「お茶だよ」

「うむ、美味しい!」

「いつでも俺ん家に来ればあげるよ」

「ありがとうございます!は、いけない」

「どうしたの?」

「アノスさんは命を狙われています」

「え?なんで?」

「王様が、アノス様を邪魔と判断しました」

「なんでそれを俺に?」

「べ、別に、ただ王様の悪事は見逃せないなと」

「う〜ん、他の街に行けばいいのかな?」

どしよ。

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