ゴブリン転生ファンタジー 〜異世界?いいえ、地球です。〜
第11話 ボス部屋
自分の限界が迫ってきている事に気が付いてしまった。
その事実は俺を不安にさせた。
いやだって早すぎるだろ。なんだよ。こういうのって普通もっと後に来るでしょ。てか、限界とか普通ないだろ。無限に成長とか今どきあるよね?
ちょっとぐらい夢見させてくれたっていいよね? なんなの、転生して異世界に来て即、成長限界とか色々と腐ってんだろっ!!
夢を見る間もなく終わったわ!! なんだよこれ!
所詮ゴブリンなんだから諦めろってか?
やだね! 絶対に諦めてなんかやらないんだからな!!
ばぁぁぁかっ!!
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、、、、やめよ。不毛だ」
こんな事してる暇があるなら少しでも強くなる方法考えなきゃな。
でも、今のところ、限界が近づいてるってだけであって、限界になったわけじゃないからな。
取り敢えず、俺の勘違いじゃなく本当に限界が近づいてるんだとしたら、まずその限界にぶつかってみようじゃないか。
やってもないのに諦めるなんて馬鹿らしいことするべきじゃないよな。何事もやって見る事が大事だってよく言うしな。
限界が近づいてない可能性だって大いにあり得る。
まず、魔物と戦って経験値をゲットしよう。俺の感覚が正しかったら、次か、その次くらいで限界が来るはずだ。
この感覚が間違いである事を願うばかりだが、本当に限界が近づいてた場合はどうするかも考えておかなくちゃいけないな。
この世界にはスキルなんてものもあるんだし、なんかの弾みで最強スキルとか手に入ったりしないかな。もしくは、伝説の武器とか防具とか手に入れたりとかさ。そうなりゃ問題も解決なのにな。
まあ、無理なら強敵に見つからないような安全なところで永住するとかもありだな。ゴブリンの里とかないのかな。最悪そこで良いんだが。
ま、今は経験値だ。
スケルトン倒してからまだ一匹も魔物を倒してないんだよな。
ちょっと進めばまた魔物が出てくるだろうし、進んでみるか。
俺はスケルトンの遺骨を放置し、歩き出した。
しかし、一向に魔物は現れない。
なんだ、物欲センサーでも仕事してるのか?
まったくあいつは余計なところでばっかり仕事しやがって、と考えていたがどうやら違ったようだ。
なぜなら、今までは何もない、ただの洞窟だったのだがここに来て急に人工物感満載な扉がそこにはあったからだ。
土埃で汚れた大きな両開きの扉が洞窟の行き止まりに鎮座していた。
「ここって、ただの洞窟ってわけじゃないのか?」
普通の洞窟にはこんな物ないだろうしな。
昔、誰かがここで住んでいたのか、もしくは今誰かが住んでいるのかもしれない。
多分前者だと思う。理由は、最近誰かが開けた痕跡がないからだ。
まあ、そんなことよりも今大事なのはこの扉を開けるかどうかだ。
だが、そんなことは考える前から決まっている。
薄暗い洞窟の中を進んだ先には、謎の扉が!?
いやいや、これで回れ右して帰るようじゃロマンがない。
何があったとしてもそれが新しい発見であることに変わりはないのだ。
新しい発見しようじゃないか。発見のない人生なんてつまらないだろう?
さて、さっさとこの扉の先に何があるのか確認しに行こうじゃないか。
俺は、重厚な扉の取っ手を握り、ゆっくりとその扉を開いた。
「もしかして、ここボス部屋ってやつなのか」
俺の開いた扉の先には、広い部屋があり、その真ん中には刃こぼれのある鉄の剣を持ち、皮の鎧を身に纏ったスケルトンが静かに佇んでいた。
さっき倒したスケルトンとは、比べ物にならないほどの強敵の予感をそいつからは感じる。
「あいつを倒せば十中八九、限界に到達するだろうな。ははっ、最後の経験値がボスってのは、丁度良いな」
よし、あいつを倒しにいこう。
最後の経験値かも知れないんだ。あいつに勝って気持ちよく最後の経験値を手に入れようじゃないか。
俺は気合を入れると部屋の中に入っていった。
その事実は俺を不安にさせた。
いやだって早すぎるだろ。なんだよ。こういうのって普通もっと後に来るでしょ。てか、限界とか普通ないだろ。無限に成長とか今どきあるよね?
ちょっとぐらい夢見させてくれたっていいよね? なんなの、転生して異世界に来て即、成長限界とか色々と腐ってんだろっ!!
夢を見る間もなく終わったわ!! なんだよこれ!
所詮ゴブリンなんだから諦めろってか?
やだね! 絶対に諦めてなんかやらないんだからな!!
ばぁぁぁかっ!!
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、、、、やめよ。不毛だ」
こんな事してる暇があるなら少しでも強くなる方法考えなきゃな。
でも、今のところ、限界が近づいてるってだけであって、限界になったわけじゃないからな。
取り敢えず、俺の勘違いじゃなく本当に限界が近づいてるんだとしたら、まずその限界にぶつかってみようじゃないか。
やってもないのに諦めるなんて馬鹿らしいことするべきじゃないよな。何事もやって見る事が大事だってよく言うしな。
限界が近づいてない可能性だって大いにあり得る。
まず、魔物と戦って経験値をゲットしよう。俺の感覚が正しかったら、次か、その次くらいで限界が来るはずだ。
この感覚が間違いである事を願うばかりだが、本当に限界が近づいてた場合はどうするかも考えておかなくちゃいけないな。
この世界にはスキルなんてものもあるんだし、なんかの弾みで最強スキルとか手に入ったりしないかな。もしくは、伝説の武器とか防具とか手に入れたりとかさ。そうなりゃ問題も解決なのにな。
まあ、無理なら強敵に見つからないような安全なところで永住するとかもありだな。ゴブリンの里とかないのかな。最悪そこで良いんだが。
ま、今は経験値だ。
スケルトン倒してからまだ一匹も魔物を倒してないんだよな。
ちょっと進めばまた魔物が出てくるだろうし、進んでみるか。
俺はスケルトンの遺骨を放置し、歩き出した。
しかし、一向に魔物は現れない。
なんだ、物欲センサーでも仕事してるのか?
まったくあいつは余計なところでばっかり仕事しやがって、と考えていたがどうやら違ったようだ。
なぜなら、今までは何もない、ただの洞窟だったのだがここに来て急に人工物感満載な扉がそこにはあったからだ。
土埃で汚れた大きな両開きの扉が洞窟の行き止まりに鎮座していた。
「ここって、ただの洞窟ってわけじゃないのか?」
普通の洞窟にはこんな物ないだろうしな。
昔、誰かがここで住んでいたのか、もしくは今誰かが住んでいるのかもしれない。
多分前者だと思う。理由は、最近誰かが開けた痕跡がないからだ。
まあ、そんなことよりも今大事なのはこの扉を開けるかどうかだ。
だが、そんなことは考える前から決まっている。
薄暗い洞窟の中を進んだ先には、謎の扉が!?
いやいや、これで回れ右して帰るようじゃロマンがない。
何があったとしてもそれが新しい発見であることに変わりはないのだ。
新しい発見しようじゃないか。発見のない人生なんてつまらないだろう?
さて、さっさとこの扉の先に何があるのか確認しに行こうじゃないか。
俺は、重厚な扉の取っ手を握り、ゆっくりとその扉を開いた。
「もしかして、ここボス部屋ってやつなのか」
俺の開いた扉の先には、広い部屋があり、その真ん中には刃こぼれのある鉄の剣を持ち、皮の鎧を身に纏ったスケルトンが静かに佇んでいた。
さっき倒したスケルトンとは、比べ物にならないほどの強敵の予感をそいつからは感じる。
「あいつを倒せば十中八九、限界に到達するだろうな。ははっ、最後の経験値がボスってのは、丁度良いな」
よし、あいつを倒しにいこう。
最後の経験値かも知れないんだ。あいつに勝って気持ちよく最後の経験値を手に入れようじゃないか。
俺は気合を入れると部屋の中に入っていった。
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コメント
にぃずな
ゴブリンが主人公の物語をみたことがなかったので、とても新鮮でした。
内容も面白かったです!ボス戦楽しみにしています。