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飛べない豚

出会いと別れ

「ここ・・・?」

どうも皆さん私です。私は今どこにいるでしょうか?

答えは店の前と思われる場所です。え?何故思われるなのか?だって?ハッハッハそれはね…

「なんで 武器屋が牢屋にあんだよ!」

武器屋が牢屋にあったからでした。

「おう 客か?」

現れたのはオッサンだった。オッサンはオッサンでもいい感じのオッサンだよ。

「こんにちは ミスリルを加工できると聞きまして、」

すると私の声を遮るような太い声で

「ミスリルッ! ねーちゃんミスリル持ってんのか!?」

なんかヤバそうな雰囲気あるんだけど・・・

「持ってますよ。」

「金は要らない!是非うちで作らせてくれッ!!」

ふぁっ!?  まじ?

「あの〜・・・それは流石に私が悪いというか・・・」

しかしオッサンは遠慮する私にお構い無しに

「頼むッ!!」

まぁ・・・いいか。

「分かりました。 このドラゴンの素材とミスリルで最高の剣を二振りお願いします。」

私がドラゴンの素材と言った時オッサンの目がさらに見開いた気がしたが気にしない。

「ドラゴンの素材だと・・・! なぁもし・・・もし良かったらなんだか・・・」

「なんですか?」

そこからの話を要約すると

ドラゴン素材マジパネェ! ミスリル以上の金属がもしあれば 冗談抜きで最強の剣作れそう。そうだ魔道金属買ってミスリルと合成しアダマンタイト作ろう。

って感じだった。必要な魔道金属のお値段なんと1700000エリス!!
ちなみにエリスと円はほぼ同じ感じだよ。
そしてドラゴンを倒した私の所持金1860000エリス!!うん。なんて言うか・・・ご都合主義ってやつ?

勿論私は魔道金属を買った。店が牢屋にある理由とか最初に無償でもいいって言ったのなんでとか聞いてたら、私がアカネであることもバレた。

2時間後私は二振りの剣が誕生する瞬間を見ることにした。

「1本は真っ黒で禍々しく作って下さい。もう1本は真っ白で神々しく作って下さい」

ふっふっふー魔剣と聖剣の二刀流とか溢れ出る浪漫って感じだわぁ〜

「分かった」

オッサンは既に用意されているアダマンタイトとドラゴンの爪やら牙やらを金床に置いた。オッサンが金槌を振るい、溶鉱炉にぶっ込んでまた金槌を振るう。剣の形が出来たら、磨く。磨いて磨いて磨く。ゾクッとするぐらい鋭くなった二振りの長剣に装飾をし、最後に仕上げに磨いたら。

「完成だ。」

注文通りの剣が出来た。肉厚で、それでいて鋭く、禍々しくて、恐ろしい殺意の塊。華奢で、それでいて強靭で、神々しくて、美しい殺意の塊。黒い方に魔剣グラム 白い方に聖剣エクスカリバー の銘を刻んでもらった。

「ありがとうございます。最高の二振りです。」

実際最高だ。向こうでもこれ程の剣を握ったことは無い。

「おうよ。また別の武器が欲しくなったらこい。」

さて 喜んでばかりもいられない。新しい剣が出来たのだ。当然別れを告げる必要もある。左腰にぶら下がる2本の剣を外し、抱き抱える。

「よく頑張ったね。ドラゴンの時は無理な使い方してごめんね。 ありがとう。」

一瞬躊躇したが私は二振りの剣を廃棄した。

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