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飛べない豚

ドラゴン戦

そこにいるだけで放たれる凄まじい威圧感 襲いかかる殺気の奔流はここが仮想世界という事を忘れさせてくるほど。

「ッ!!」

目があった。瞳から放たれる殺気を直に受ける。
私の心に芽生えたのは 恐怖 焦燥そして・・・歓喜

仮想世界という枠を越えベットに横たわる私の首元まで喰らいついて来そうな相手の殺気を見つめ返す。

そうだよ こういうのを求めて私はこの世界に来たんだ。音高く抜刀し挑発的な笑みを浮かべ、

「さぁ やろうか?」

腰を屈めて攻撃に備える。飛んできたのは、翼撃。

「はッッ!」

両手の剣でいなす。が、

「つぅッッ!」

いなしただけだと言うのに、腕に強烈な痺れが走る。連続して襲いかかる翼撃をいなして避けて、いなして避ける。

「このままじゃダメだね」

賭けに出るとしようか。 翼撃をかわし噛みつきを誘う。すると馬鹿正直に噛み付いてきた顔に剣技を放つ。

「龍牙・斬!!」

剣技の噛みつきと 龍の噛みつきがぶつかり合い・・・私の剣技が負けた。体制を崩した私にムチのようにしなる尻尾が飛んでくる。

「ッ! 四爪斬!!」

何とか相殺して後ろに飛ぶ。

「にしてもどうしようかなぁ・・・」

距離をとり思考していると 龍の口元が光った。光った、見えたのはそれだけだった。

「がぁッッ!!」

次の瞬間には私の体はくの字になりながら猛烈な勢いで後ろに飛ばされた。

「んッッ!!!」

木にぶつかり体が止まる。奴が放ったのはブレス。

私が龍ならここで追撃しない手はない。動かない体に鞭をうち立ち上がる。

「極限・龍の・・・」

さっきのブレスは見えなかった。でもそれがどうした。私は現実世界で銃弾だって切ったんだ。目を見開く。絶対に見切ってやる。相手の口元が光った瞬間、

見切った!

「奔流!!」

ブレスを受け流し さらに受け流して相手の方向にお返しする。現実世界で私だけが使えた、銃弾やロケランまでも跳ね返す、極技。

自分のブレスをくらった龍に瞬歩で距離を詰めるとやけくその噛みつきが飛んできた。 

「極龍牙・斬!!!」

噛みつきを噛みつきで制され、体を仰け反らせる龍に私だけの剣技を放つ。

「極限・千剣龍の舞!!!!」

秒間100という凄まじい剣閃が龍の体に殺到する。まだ 止まらない。湧き出るように放たれる剣は龍の体を抉り 断ち 切り裂いていく。そしてとうとう放った剣閃が1000を越え私の剣技は終わりを迎える。
 
「ハァッッッ!!!」 

ズガァァァァンという剣から放たれるはずの無い音を立てながら、ラストの剣閃が龍の胸を大きく穿つ。

ボロボロになった龍の体は一瞬大きく吠えようとして、・・・ガラス片となって爆散した。

「ハァッ・・・ハァっ・・・」

やってやった。

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