土地神様のお話

きゃんでぃー

この国に古くから伝わるお話(後編)

豊かな土地の土地神様は一番偉い神さまに全てを話しました
そしたら一番偉い神さまは、豊かな土地の土地神様に魔法具を渡し、
「己の全てをかけて封印を施せ」
といいました
豊かな土地の土地神様は自分の土地を守る為に犠牲になることにしました

全ては人間達が幸せに暮らすため
豊かな土地の神様は、最後まで人間の幸せを願っていました

枯れた土地の土地神様は言いました
「私の土地だって昔は豊かだった、
けれども豊かな土地を求めてやって来た人間達が踏み荒らし、汚染したせいで、植物は枯れ、ダメになってしまった」と
けれどももう、遅かったのです
魔法具は発動してしまい、豊かな土地の土地神様は、魔法具に取り込まれる様に消えてしまいました。

枯れた土地の土地神様は何も助けてあげられなかった自分を責めました。
そして、次に現れるこの土地の土地神様を護る事にしました。



これが事実とは異なる形になってしまった、土地神様のお話

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品