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剣と魔法の輪廻譚

にぃずな

ルチットの色々

シュナside

「ルチット、準備は平気?」

「勿論だよ!」

今日は、ルチットの編入日である。
理由は色々あるが、ゲートに入れっぱなしは可哀想だと思ったのも無くはないが一番は、『普通』を知ってもらおうと言うのが理由だ。
ルチット自身、一般常識が度が過ぎて欠如しているわけではないが、『普通』を知っていると言うのとイコールではない。
ルチットには、『普通の女の子』として生活してほしいのだ。無論、戦わないわけでもないし、個性も尊重したい気持ちもある。

だが、今のままだと、あまりにも意見が『サイコパス』よりになってしまうのと、容赦がなくなること、闇事情に関する知識の漏洩は避けられないだろう。
纏めると、『周りの基準に合わせれる』ようになってもらうと言うのが簡潔だろう。

「じゃあ、行こうか」

「うんっ!」

ルチットはにこにこと、年相応の笑顔をみせた。今のところは私だけしか見れてない、貴重な表情だ。
因みに、ルチットの年齢は12歳だそうだ。それとプラスで、ミフユは現在8歳、後約半年ぐらいで9歳になる。テルトは15歳だ。
更にプラスで、私は19歳、少し前に上がったばかりだけど。

(早くミフユ達の前でも笑ってほしいな)

私は切実に、そう思った。


ルチットside

「学校って、どんな所なの?」

「うーん、魔法とか、剣術とかの、色々な基礎や応用を学べる場所だよ」

「そっかぁ、すごく楽しそうだね~!」

「そうだね、でも、一応は『普通』を学ぶために入れたんだからね?固有魔法での無双はダメだよ?」

「分かってるよぅ!ちゃんと言われたこと、守るもん!」

「ならば良し!」

(…えへへ)

会話出来ることがすごく『たのしい』。思わず口角が上がっちゃうぐらいに。
ちょっとの間だけど、あの真っ暗な部屋にいただけでこんな風になっちゃうと、あんまり良く無い気がするけれど。
敵対関係だったことを忘れちゃう。あたしの過ちだから、本当は忘れちゃいけないんだけど。

「……何でそんなに笑顔なの?大したこと話してないと思うけど……」

「それはね、話すのが楽しいからかなぁ~」

「そっか、うん。それなら良かったよ」

そう言って笑顔になったおねーちゃん。
あたしはその表情を見て、なんだか『うれしく』なった。
そんなことを思っているうちに、教室の前に着いたみたい。

「ほら、着いたよ。私は先に入ってるから、先生に呼ばれたら入ってくるんだよ」

「了~解!」

おねーちゃんはあたしの頭をポンポン撫でた後に教室に入っていった。
暫くして。

「今日は編入生が来ている。入れ」

そう言われたから、静かに扉を開けて教室に入った。

(凄い、いっぱい人いる~……)

このクラスを埋めるぐらいは殺めたことあったかな、なんて物騒かな。
大きな机が置いてあるところまで歩いてきて、前を向く。一息置いて、口を開ける。



「今日からお世話になります、ルチット=シャルティアです!」



常用で使うのに苗字を許してくれたのは、『かぞく』になったからだって、おねーちゃんが言ってくれた。凄く『うれし』かった。
だから、失望させないように、気を付けなきゃ。


「得意なことは、短剣を扱うことです!宜しくお願いします!」


なるべく語尾を伸ばさない方が、礼儀的に良いって言ってたから守ってるけど、ちょっと違和感があるなぁ、仕方ないけど。

おねーちゃんが、親指を立てて安心したみたいに笑ってる、良かった、大丈夫そう。
すたすたと歩いていって、おねーちゃんの隣の席に座る。
これから、どんな生活になるんだろう?




最近更新また遅くなってますね、すいませんホント。
頑張りますので、特に期待もせず待っていてください。
年齢設定ガバいから、あえて作中に出してみました。読み返してミスってたら怖い……
キャラ設定帳作んなきゃ……

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