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俺を殺した同級生と、あの世で再会。同居することになったんだが、どうすれば!?

未完ちゃん

第1話 あの世で再会

「起きろ…起きろ、翔太。」







「ん……誰?」


「誰って…お前なー。
ちょっと会ってなかったぐらいで、すーぐ人の声忘れたのかー?父さんは悲しいぞー?」

「え…父、さん…??」

てことは、ここはあの世…死後の世界か。

「あぁ。久しぶりだな、翔太。元気にしていたか?」

「あぁ…あぁ!元気にしてたよ。母さんも、舞(翔太の妹)も元気でやってる。」

「そうか。よかった。
早紀(翔太の母)に似て、お前と舞は、辛いことや、悲しくなっても、平気なフリをするのが上手いからな…。
たまに見てても、本当は無理してるんじゃないかって思うことがある。」

へー。それは初耳だ。
でも、父さん。
惜しいな。
俺の場合は、平気なフリをするのが上手いのではなく、気持ちを押し殺し、隠すことが得意なんだと思う。
母さんは……俺や舞の前で平気なフリをするのが上手いよな……。
こっそり、母さんが泣いていたのを見た時は驚いた。

「ん…?たまに見ててもってどういうことなんだ、父さん?」

「ん?あぁ、実はな、この世界には、あっちの…生者の世界で生きている家族の様子を見ることが出来る、鏡があるんだよ。」

「へー。便利なもんだな。」

「なぁ、ところでさっきから気になってたんだが、ここはどこだ?」

「ここか?うーん。そうだなしいていうなら………転生したい!!って願わなかったり、出来なかったものが集められ、協力して、暮らしている場所だな」

「ふーん。父さんは、願わなかったのか?」

「あぁ!そりゃぁ、早紀を待つに決まってんだろ?俺がのんびり転生している間に他のやつにとられるなんざ御免だからな。」

「あー。でも、その心配はいらないと思うけど……。」

「いや…それは分かってるんだが、ほら…
念の為な?」

父さん………。
心配いらないと分かっていても、心配なんだな。

「…まぁどうでもいいけど、とりあえず俺、これからどうしたらいいんだ?
というか、死んだら天使とか悪魔とかが迎えに来ると思ってたんだけど。
なんで父さんなんだ?」

「あぁ、それはなー。死後の世界っていうのは、不思議なことに、天国と地獄という概念が存在してないんだよ…
だから、天使も悪魔もいない。
で、代わりに新しく死んだやつの血縁者が出迎えるって訳だ。」

「は?」

あぁでも、だから父さんが来たのか。
そこは納得だ。

「まぁ、それはそうなるよな、分かるぞ、翔太。俺も、は?意味わかんねー。
じゃぁ、罪人とか悪いことしたヤツらはどうすんだよー?って思ったしな。」

「どうなるんだ?」

「どうなると思う?」

質問に質問で返すなよ……

「俺を殺した同級生と、あの世で再会。同居することになったんだが、どうすれば!?」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

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コメント

  • seabolt

    おもしろい始まりです

    1
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