クラス転移でみんな勇者なのに俺だけ魔王だった件

ニートは引きこもりたい

戦闘開始

アレプトがゼンに刺さった剣を抜く。すると噴水のごとくゼンの血が溢れ出てアレプトに返り血がつくがアレプトは表情1つ変えなかった。
すると,そこに天使が降りてきて。

「鬱陶しい羽虫ともコレでようやくお別れですね。さて,あの反乱を止めるためにこの羽虫の死体で脅してやりますか。」

 そう言い天使はアレプトにゼンを持たせてワープした。
 
「ようやく戻ってきたか。このニセモノめ!」
そう天使に叫んだのはこの天使の国の王だった。
(おかしい?たしかにこの王は騙していたはずなのになぜ正常に戻っている。)
周りを見ると反乱も終わっていてこの国の全天使が今しがた戻ってきた天使をにらんでいた。
(一体私がいない間に何が!?)

「さて,最後はお前を倒して終わりだな。年貢の納めどきだぜ。」
声のした方を見るとそこにはいるはずのない人物,才道勇気がいた。

「いっ,一体何が!?」
その問いに答えるかのように1人の人物が姿を現した。
「話を聞いておかしいとは思ってはいたがまさか支配されていたとはのう。」
ゼン達をここに連れてきたアビス・ナリッジがそこにいた。

「お,お前は一体何者だ!」
天使が少し焦った様子でそう質問する。

「アビス・ナリッジじゃ。ただの探索者じゃ。」

「探索者風情がなぜここに!?」

「それは,妾がここの者達と友人じゃからじゃよ。」

「!? まさか,1駒風情が!?」
天使の表情がどんどん崩れていく。

「1駒?よくわからんのじゃがまあ良い。とにかくお主はもう終わりじゃ。何を企んでいたのかは知らぬがはよ諦めい。」
そう言い終わると天使達が攻撃の準備をする。

「ちょ,ちょっと待ってくれアビスさん。」
才道がそれを急いで止める。

「んっ,なぜじゃ?他にまだ聞きたいことがあるのか?」

「あ,あぁ。」
そう言い天使の方を向くと。

「おい,アレプトとゼンをどうした!」
才道がそう言うと天使は少し落ち着きを取り戻しさらに邪悪な笑みを浮かべて笑い始めた。

「ハハハ,あ,あの2人はちゃあんとここにおりますよ。さぁ,よくその目に焼き付けなさい。」
天使がそう言い横にズレた後,才道達の目に入ったのはアレプトに抱えられている血まみれのゼンだった。

「!?」
才道達がその光景に目を丸くしていると,

「アハ,アハハ,アハハハハ。そう,その表情が見たかったんですよ。どうです貴方達が会いたかった羽虫はもう死んでしまいましたよ。でも,大丈夫ですよ。貴方達もすぐに同じ場所に連れて行ってあげますからね。」
天使が顔をグチャグチャにしながら笑いそう言う。

「テ,テメェ!殺す!必ずお前だけは殺す!」
才道は泣きながらそう言うがアビスは静かだった。そしてアビスは誰にも気付かれない速度で地面を爆発させる。
 その瞬間地面から土煙が上がりすぐ全員の視界を塞ぐ。
町の人々が騒ぐ中,

「逃げるつもりですか?逃がすわけないじゃないですか!アレプトそのゴミを捨てて逃げた奴らを殺しなさい。」
アレプトは表情を変える事なくすぐにその命令通りに実行した。
 アレプトが人を殺そうとした瞬間才道がアレプトを止める。

「アレプト!いい加減目を覚ましやがれぇー!」
才道はそう言うとアレプトを悪滅光を纏った拳で殴り抜く。
 アレプトは数メートル飛ばされたがしっかり着地をして巨大な剣を作り才道に放つ。
 才道はそれと全く同じ大きさの光の剣を作りしっかり迎撃する。アレプトはその間に才道の背後に回り込み空中に蹴り飛ばす。
 飛ばされた才道は空中に壁を作りそれを蹴ってアレプトの方に突っ込む。
 アレプトはそれを両手をクロスし防ぎそこから拳の乱打が始まった。
 
天使はアレプトが才道と戦っているのを確認してから再びこの町の王を洗脳しようと近づく。
 しかし,アビスがそれを遠距離からそれを魔法で阻止する。

「チッ,鬱陶しいですねこの雌ブタも。」

「あまり戦闘は得意ではないのじゃが,こんな時にそんな甘いことを言っとる場合ではないな。」
すると天使は自分の背後から神具を召喚した。

「こ,コレは流石に無理じゃな。ま,まぁ良いか。時間稼ぎは終わったしのう。」
アビスはそう言うと再び地面を爆発させ土煙の中に消える。
 天使は逃げたアビスは追いかけず再び王を探すがすぐにやめた。なぜなら人の気配が全くしないのだ。少し考えたがすぐに気づいた。

「ホントに鬱陶しい雌ブタですね。まさかあの短時間でこの私に幻術をかけるとは。」
すぐに幻術を破ると天使の周りは闇魔法に囲まれていた。

「少しくらいダメージはあって欲しいのじゃ。」
闇魔法を爆発させながらアビスはそう言う。

「やれやれ,ダメージはなさそうじゃの。やはり妾では勝てる相手ではないな。」
爆煙から出てきた天使を見てそう確信する。

アレプトと才道の戦いはさらに激しくなっていた。なぜならあの後すぐに才道は勇者化してアレプトも魔族化をしたからである。現在は逃げていく才道をアレプトが追っている。
(前聞いた通りだな。魔族化を使うと目の前の敵しか見えず周りが見えなくなるて言うのは。)
 すると,この状況がイライラしたのかアレプトは闇魔法を無数に才道の方に放つ。
 才道は落ち着いてそれを1つ1つ確実に魔法で防いでいる。
 アレプトはそれを見てスピードを上げ才道に突っ込んでいった。
 才道はそれを待っていたのか,かがんでかわし下からアレプトの腹を蹴り飛ばすと,飛ばしたアレプトを追い越し両手をハンマーのようにアレプトに振り下ろす。
 しかし,アレプトは地面に着地した瞬間すぐに才道の方に突っ込み才道の腹に頭突きをする。
 才道はそれをくらいながらもアレプトの頭を掴み地面に何回も叩きつける。
 アレプトは自分の周りの魔力を少し爆発させ脱出すると少し離れて魔力をたかめていく。
 才道もそれを見て自分もアレプトから離れ魔力をたかめていく。
 2人の魔力のオーラが徐々に天高く上っていく。そしてある程度安定させ2人同時に地面を蹴りだす。
再び戦闘が始まった。

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