クラス転移でみんな勇者なのに俺だけ魔王だった件

ニートは引きこもりたい

才道VSアレプト

アレプトが才道の攻撃を止め才道と向き合う。

「誰だお前は?」

「アガリ・アレプト。大魔王だよ。」

「俺は「才道勇気。異世界から召喚されたが王族に裏切られ魔王となり街を襲おうとしたがゼンちゃんに止められた。これであってるよね。」
アレプトがそう遮ると才道は驚いた顔をして,

「なんでそれを?」

「そんな事より僕は怒っている。こんな事態を引き起こした君に。」
普段あれだけ笑顔のアレプトの顔が今では無表情でただただ才道をにらんでいる。

「君さえあんな事をしなければこんな戦争は起こらずもしかしたら彼とも喧嘩しなかったかもしれない。
はっきり言って君には抵抗する権利すらないと僕はないと思っている。最後に聞いておこうどんな気持ちで今ここにいる。」

「確かにそうかもしれない。でも魔王は悪い奴で「それはお前たちの勝手な考えだろ。そして逃げるなよ。自分の意見はないのか?」
アレプトは少しも表情を変えず言う。

「俺はまだ死ねない。俺の犯した罪を償うために,「ならさっさと「俺はこの戦争を終わらせる。」
アレプトは少し静かになってから、

「一方的な虐殺でか?そもそも起こした本人が止めるだなんてバカバカしい。なら起こすなよ!少しは努力したのか?戦争を起こさないようにする努力を。またかよ。都合が悪くなると事実から目をそらし自分をごまかす。ほんと人間は救いようがないな!これ以上僕を苛立たせないでくれよ。」

「お前の言う通りだろうな。だけどそもそも間違えない奴なんていない。そしてもうこの戦争を終わらせるにはお前を殺してほかの魔王を諦めさせるしかない。だからお前を殺す。」

「あぁそうかい。それが君の答えか。だったら遠慮はいらないな。」
アレプトはそう言うと才道に斬りかかってきた。才道はそれを止め召喚した剣で反撃をするがアレプトが放っている魔力の気で剣は全て壊れる。アレプトは魔力だけで才道を吹き飛ばすと左手に闇を集めて巨大な剣を作り才道に振り下ろす。
才道はそれを地面を転がって避け魔法を撃つがそれも全てアレプトの魔力にあたって壊れる。

「そんな弱い魔法じゃ僕の結界は壊れないぞ。」
そう言いながらアレプトは剣に闇を集め才道に切りかかる。受けるだけで剣が壊れるため才道は逃げる事しか出来ない。

「その程度の力しかないならさ,さっさと死んでくれないかい?少しは苛立ちも治るかもしれないからさ!」
そうアレプトが言うが才道は気にせず自分の呼吸を整え始めた。すると才道の全身が輝き始める。才道が再び深呼吸をすると同時にその場から消えアレプトに切りかかる。その光輝く刃はアレプトの結界を壊し闇の剣と重なり合う。そこから打ち合いが始まった。1撃打ち合うだけで周りに衝撃波がでて地面を削っていく。すると誰かが戦っているのかでかい衝撃波が2人を襲いそのせいでアレプトの体勢が崩れた。その隙を才道が見逃すはずがなく光をまとった聖剣がアレプトに襲いかかる。とっさにアレプトは後退したが避けきれず腹にかなりの深手を負った。
そして戦いは続く。

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