クラス転移でみんな勇者なのに俺だけ魔王だった件

ニートは引きこもりたい

最初の出会い

(またか,また俺は自分を偽り使命を果たす。これが正義だとこの行為が正しいのだと,もし,願いが叶うというのなら俺は……………………。)
そう思いながら男は1人また1人と人を殺していく。
その行動が正義だと自分を偽りながら。



(リリィさん少し相談があるのですがよろしいでしょうか?)

(どうしたんですマスター?そんなにかしこまらなくても相談くらいいつでものりますよ?)

(それではお言葉に甘えて,魔王会の会場はどこでしたっけ?)

(まさか,マスター忘れたのですか?)

(ごめんなさい。その通りです!なので教えてください!)

(わかりました。それでは案内するのでちゃんと今度は覚えてくださいね?)

(ありがとうございます!後,頑張ります。)

街を出てから数時間このままではマズイかと思ったゼンがリリィに相談しているなかこのやり取りをしっかり聞いていたエルは静かにため息をこぼしていた。
リリィの案内によりやっと目的地に向かって進み始めると。
1つの小さい切り株の前で。

(ここです。)

リリィがそう言うので,ゼンが,

(なにが?)

と不思議そうに聞くと,

(ですから魔王会近くまでのワープ出来る魔法陣の場所です。)

(マジで。)

(ハイ。ここに近づいていたのでてっきりマスターもここに向かっているのかと思ったのですが。)

マジでこんな近くに魔法陣あったの?
エルに確認してもらったところ本当にあるらしいので魔法陣に乗って2人はその場から消えた。



「ハアハア,もう少しで逃げ切れる。
僕はみんなの願いを叶えるんだ!」

そう言いながら1人の獣人が森を走る。
その後ろから冒険者風の男が追いかけてくる。
獣人の少年が後ろを見ると,男は消えていた。
そして次の瞬間血しぶきが少年からあがった。
そしてまた,死体が1つ増えた。





ワープし魔王会の近くにいるはずなのだがゼンは,

(リリィさんここから魔王会までの道のりを教えてください!)

この調子である。
再びリリィに道を教えてもらいながら魔王会の会場に向かうが2時間くらいたった後,エルがお腹すいたと言ったのでゼンも川の近くで休む事にした。
エルが昼ご飯を食べてるあいだゼンは自分で出来るリンクの範囲を調べながらリリィに周りとリンクしてもらい周りに異常がないか調べてもらっていた。
(せいぜい自分の身体しかリンクできねえか。リリィが近くにいればリリィと同じくらいリンク出来るんだけどなぁ。)
そう考察していると,
(マスター,異常はありませんでしたがその死体が1つありました。どうやら獣人族の少年ようですがどうしますか?)
死体か,とりあえず様子だけでも見るか。

「エル,昼飯は終わったか?」

「うん,もうお腹いっぱい。」

昼ごはんを終わらせリリィに場所を聞きながらその場所に向かった。
そしてリリィに聞いた通り獣人の少年の死体があった。

「リリィ死体の状態はどうだ。」

(死んでから時間はあまり経ってないようです。犯人が近くにいるかどうかはわかりません。)
リリィが調べた結果を聞きながらゼンはとりあえず死体を地面に埋め手を合わせていた。エルもゼンの見よう見まねで同じように手を合わせていた。
すると,
(マスターこの近くの村でたくさん人が死んでいます。まだ生きてる者が数人いるようですが。)
リリィに案内してもらいその村に行くと沢山の死体が村中に散らばっていた。
リリィに聞いたところこれらの死体も死んでからあまり時間が経ってないとの事だった。
すると,

「助けてくれえー。」

見ると1人の獣人の後を男が追いかけている。
エルが,

「壁。」

と唱えると獣人と男の間に壁ができ獣人がゼンたちの所までたどり着くことができた。

「ハアハア,ありがとうございます。
僕は,「その前に早く逃げろ。」

少年が自己紹介する前にゼンがそう忠告すると,男が壁を突き破り再び迫ってきた。
ゼンとエルが構えると男は姿を消しその瞬間ゼンたちの後ろにいた少年が血しぶきをあげて死んだ。
ゼンとエルは驚きながらも周りを見渡すしリリィも周りを調べるが男は見つからなかった。

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コメント

  • 黒音

    全然ルーレット使わんやんw

    0
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