俺の彼女はオタクだけど俺はオタクじゃない。

馬場ちひろ@小説

第五章 歓迎会

日曜日。俺は布団から目覚めた。下からドンドンドンドンドンと上がってくる音が聞こえた。妹の瑞香だ。瑞香は俺の部屋の扉を開けた。「お兄ちゃん!玄関先に女の人が来てるよ!!もしかしてお兄ちゃん。瑞香に対して浮気!?サイテー。もうお兄ちゃんなんか嫌い!大っ嫌い!!ふん!!!だ!!!」と扉を強く締め俺の部屋から出て行った。瑞香に嫌われた。とりあえず事情を話そう。俺は階段を降りて下に言った。玄関先で待っていたのは俺の彼女のなつみだった。「お兄ちゃん!この人誰!!説明して!!!」と言った。「俺の彼女の竹原なつみだ。俺と同じ高校で同じ部活に所属している。一か月前から付き合っている。」と瑞香に言った。「んでこの子が俺の妹で中学三年生の瑞香だ。」となつみに言った。「瑞香ちゃん!改めて初めまして千靖くんと同じクラスの竹原なつみです。仲良くしようね!よろしくね!!」となつみは女神のようなスマイルで言った。
「そっか。今日は何しに来たんですか?デートですか??」と瑞香は言った。「今日は千靖くんとアニメーション研究会ていう部員と一緒に歓迎会なんだ~。よかったら瑞香ちゃんも一緒に来ない??」となつみは瑞香を誘った。「いえ。結構です。お兄ちゃん!いつまで彼女さん待たせてんの!!早く準備して行きなさい!!」と瑞香はなつみを理解した上で俺はなつみと秋葉原駅前へと向かった。「ねーねー。千靖くん。瑞香ちゃんかわいいね。私もあんなにかわいければなぁ~。」となつみは言った。「な、なつみも瑞香もどっちもかわいいよ。いや世界一、宇宙一どっちもかわいい。自慢の彼女と妹だ。」と俺は瑞香となつみが大好きな気持ちを伝えた。「千靖くん。照れるなぁ~。もう恥ずかしいな~。」と照れながら俺の背中をバンバンと叩いた。凄い痛かったけどなんか気持ちよかった。駅前を見るとUDXの方から二人の影が見えた。小田先輩と朱鳥先輩だ。やはりこの二人お似合いだなぁ~と思った。
「お?藍野となつみちゃんだ~!!お~い!」と小田先輩は俺たちに向かって恥じらいもなく言った。「ちょっと。そんな公共の場で大声で言うと恥ずかしいじゃないか!!」と朱鳥先輩は小田先輩に対して言った。「あ~。ごめんごめん。よし!藍野たちのとこまで競争だ!!」と小田先輩は俺たちの元に向かって走った。「あ~。待ってよ~。ずるい~。」と朱鳥先輩は小田先輩を追いかけるように俺たちの所に向かった。「お待たせ~。今日は愛するレディと来たぜ。」と小田先輩は朱鳥先輩に向かって投げキッスをした。「も~。誠司ってば~。照れるではないか。」と小田先輩の背中を思いっきり叩いた。小田先輩は地面から天に召された。「今日はアニメイドとかゲーセン、神社とか回るぞ~。あとお昼は歓迎会だ~。」と朱鳥先輩の元、出発した。俺は思った。(このオタクバカップル俺たちより怖い)と。最初はアニメイドでコスプレ衣装を借りれるということでなつみと朱鳥先輩は魔法少女になったりアイドルになったりした。どっちもかわいかった。「なつみ、朱鳥先輩。めちゃくちゃかわいいです!!(尊い)」と褒めまくった。「そうかな~。ありがと!!よかったら千靖くんもなんか着てみたら??めっちゃかっこいいと思うよ!!」となつみは言った。俺もコスプレした。厨二病全開の黒の術士に着替えた。「俺の名は、魔法を操る術士。アイルだ!!」とどっかのラノベに出てきたセリフを言い放った。「すごい。千靖くんかっこいいよ!!セリフもかっこいい!!!」となつみは褒めてくれた。「うむ。藍野。似合っておるぞ。」と朱鳥先輩にも褒めてくれた。「そろそろ。お昼になる。そろそろ歓迎会の会場に行くか。誠司を呼んでくる。なんかあったらケータイにかけてくれ。」と朱鳥先輩は小田先輩の元に迎えに行った。「なぁ。なつみ。少し買い物に付き合ってくれ。」と俺はなつみにお願いした。「うん!いいよ!千靖くんのいうことなら何でも聞くよ!!んじゃ行こっか!!」と今日も神様ありがとうと思いなつみは言った。俺はライトノベルの新刊を三冊購入した。「なつみはなんか買ったか??」と言った。「ふぇえ!?キーホルダーだよ~。」と目が泳いでた。「そっか。」と俺は言った。(どうせ同人誌かなにかだろ。)と俺は思った。某スクールアイドルみたいな曲が流れた。朱鳥先輩からの着信だ。俺は電話に応答した。「もしもし。藍野です。どうかしましたか?」と俺は言った。「誠司見つかったよ。すぐに焼き肉食べ放題のとこに集合!!」と朱鳥先輩はようやく小田先輩を見つけたようだ。「わかりました。すぐになつみと一緒に行きますね。」と言い電話を切った。
「なつみ。小田先輩見つかったって。そろそろ行こうか!!」と俺はなつみに言った。「うん!!それじゃあ~。行こ!!」と元気いっぱいの笑顔で俺たちはアニメイドを出て焼肉食べ放題パワフルへと向かった。すると朱鳥先輩と小田先輩が待っていた。「お~い!!藍野~!なつみちゃん~!」と小田先輩に大声で呼ばれた。俺は少し恥ずかしかった。「先輩!!お待たせしました。」と俺は疲れ気味のように言った。「んじゃアニメーション研究会歓迎会しますか!!」と朱鳥先輩は仕切るように言った。「今日は藍野千靖くんと竹原なつみさんのご入部を祝って乾杯します。それでは皆さんご唱和ください。かんぱ~い!!」と小田先輩は俺たちをアニメーション研究会の思い出の一ページにしてくれた。「なぁなぁ。藍野くん。なつみちゃんのどこに惚れたのさ~。」と朱鳥先輩はなつみについて質問した。「えーっと。笑顔とか優しさに惚れました。」と俺は恥ずかしながら言った。「お~。そっか~。キスとかはしてないのかな??若人よ。」と朱鳥先輩の機嫌がおかしい。ふとみたらアルコールが入ったお酒を飲んでいた。店員さんが間違えたみたいだ。小田先輩にひそかに言おう。「小田先輩。朱鳥先輩が間違えてお酒飲んでしまったんですけど。」と小田先輩にひそかに言った。「う、嘘だろ!?朱鳥。アルコール飲むとやばくなるんだ。」と小田先輩は震え声で言った。「ねぇ。誠司ぃ。」と朱鳥先輩は小田先輩に言った。
「私もう耐えられない。誠司。ダメかな。」と朱鳥先輩は小田先輩を誘惑した。「いや。あ~。だめぇ~」と朱鳥先輩は小田先輩を襲った。なんだかんだで歓迎会は終わりなつみの家まで送り俺は家に帰った。「ただいま~。瑞香いるか~。」とガチャっとリビングの扉を開けた。すると仕事でいないはずの母さん雪穂ゆきほがいた。「千靖。ちょっといい。千靖。彼女できたんだって~!?瑞香から聞いたよ~。おめでとう!!ママ感激だよ~。」と母さんは息子より嬉しそうに言った。「ありがとう。今日はアニ研の部員たちと歓迎会してきたから飯はいらないわ。んじゃ風呂入って寝るわ。おやすみ。」と俺は言った。お風呂場に向かった。するとお風呂場から妹瑞香がいた。「あ。お兄ちゃん。おかえり。歓迎会どうだった??楽しかった?」と今日の歓迎会について聞かれた。「ああ。楽しかったよ。ラノベ三冊買ったよ。瑞香も読むか??」と俺は楽しそうに言った。「そっか。明日は学校だから自分で起きてよね!んじゃお兄ちゃんおやすみ!!」と瑞香は自分の部屋に戻って行った。俺も早く風呂入って寝よう。と俺は今日の一日を思い出の一ページにした。

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