僕と異世界と主人公と
入学試験
今日は入学試験らしい。勉強は問題ない。特に歴史なんて~年に英雄マエストロがドラゴンを倒した。などファンタジー小説を読んでる気分でどんどん進めれるからだ。魔法や体術は何でもできる僕だが勉強だけは1度目を通さないとわからない。
もっと言うと魔法や体術も知らなければ使いようがないので結局1回は本などを見ないといけないのだ。
「ねぇマリリン、入学試験の服って何を着ていけばいいと思う?」
「マリリです!服は2月も前に旦那様が準備して下さってます。用意いたしますので部屋でお待ち下さい!」
ツッコミを忘れないマリリだ。本当はマリリと呼んでやってもいいがなんか恥ずかしいので今後もマリリンで行こうとおもう。
「「シリウス兄さん!あそぼ!」」
スリウスとセリナは遊びだかりである。
「僕は今日試験があるからサリウス兄さんに遊んでもらいな」
困ったときにはサリウス兄さんに丸投げが安定だ。何よりサリウス兄さんは兄弟たちが大好きなので実は遊びたがりだ。しかし真面目というか何というか自分から遊ぼうとなかなか言えない男なのだ。
僕のパスを受けて目を輝かせたサリウス兄さんが言う
「まかせろ!スリウス!セリナ!なにして遊ぼうか!」
「あなたは普通に学校があるでしょ」
すかさず母さんからの正論という名のツッコミがくる。ガーン!という文字が頭に見えてくるほどに落ち込んでいる。どれだけ遊びたかったんだ。今度遊んであげよう。
「シリウスは早く準備しなさい。サリウスも学校でしょ。スリウスもセリナもお兄ちゃんとお姉ちゃんなんだから今日はソリウスと遊んであげなさい」
「「「「は~い」」」」
父さんがまとめて朝食はお開きとなる。スリウスとセリナが何の魔法を教えようかとコソコソと相談している。危険なことはしないだろうけど心配だ。
「シリウスさまー!、お洋服をお持ちいたしました!」
よかった、ノーマルの服だ。貴族だからキラキラしたもの準備されるかと思った。
「ありがとう。そこに置いてといて~」
「お手伝いいたします!」
「いや、いいから」
「いえいえ、そうおっしゃらずに」
「もう5歳だから!」
「まだ5歳です!」
「失礼だぞ!」
「それでもです!私の楽しm、、仕事を奪わないでください!」
「いま楽しみって言いかけたよね!?」
根負けして手伝ってもらった。マリリはかわいいからちょっと恥ずかしいんだけどな。
「馬車来てるぞ~!シリウス急げ~!」
下からサリウス兄さんの声が聞こえてくる。
待たせては悪いので急いで下に行く。
「「いってきま~す」」
こういうのって親も付いてくるもんじゃないの?サリウス兄さん居なかったらボッチだぞ?
転生こそしているが友達出来るかな?とか主人公居るかな?とかドキドキしてるというのに。
「シリウス!起きろ!」
サリウス兄さんが肩を叩いてくる。いつの間にか寝ていたみたいだ。
馬車を降りるとそこにはとても巨大な学園が!300メートル先ぐらいに見える。目の前に降りてくれればいいのに。みんなが目の前に止めたら混雑するから送迎用の広場が最近作られたらしい。
ささっと試験をこなすとしますかね!
「おい!そこの死んだ目をしたやつ!」
僕のことかな?
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