《完結》男が絶滅していく世界で、英雄は女の子たちをペロペロする

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第24話~シラティウスⅣ~

 レフィール伯爵から許可を得て、シラティウスを外に出してもらった。



 シラティウスも、レフィール伯爵の邸宅に自室を持っているということだった。メイド長にたいしては1人ひとりに部屋を与えるのが、レフィール伯爵のやり方らしかった。



 シラティウスの部屋は、純白だった。カーテンも白。ベッドも白。クローゼットやテーブルも白かった。



 シラティウスは、部屋の風呂に入っていた。そのあいだセイは部屋で待っているように言われた。しばらく待っていると、シラティウスが出てきた。



 見惚れた。



 バスタオルだけをカラダに巻きつけたシラティウスは、肩もフトモモも露出させていた。石膏のように白い肌には、風呂の温度が残っているのか、桃色がさしていた。そこに白銀の髪がかかっている。華奢なカラダだ。未成熟な胸や腰にも肉が見当たらない。



「なんで、服を着てないんだ?」



 浮き出た鎖骨に目が奪われる。自分を御していなければ、その鎖骨に指を這わせてしまいそうだ。あまりになめらかで、コスればキュキュと音を鳴らしそうだ。



「テストするって言った」
「言ってたけど、なんのテストなんだ?」



「セイの〝英雄印〟は舌にあるって聞いている。見せて」



「ん」
 ベーッと出して見せた。



 シラティウスはセイの舌を確認すると、人差し指と親指でつまんだ。



「い、痛ひゃい」
「うるさい」



 どこにそんなものを用意していたのか、イヌの首輪をセイにつけてきた。



「いったい何しようっていうんだ?」
「おすわり」



 シラティウスはリードをにぎり、喜悦の表情を浮かべていた。見間違いかと思った。しかし、間違いなくシラティウスはほくそ笑んでいる。頬を上気させているのは、湯上りのためだけとは思えなかった。



「おすわり――って言われても」
「早くして。私の印をナめたいんでしょ」



 ナめたいと言うと、やや語弊がある。
 だが、間違えてはいない。



「ああ」


 たしかレフィール伯爵のヘソにある印をナめたときも、四つん這いにさせられたな――と思いだした。座らなければナめれないような場所にあるのかと思って、セイはその場に腰を落とした。



 シラティウスはベッドに腰かけて、足を組んだ。バスタオルの奥が見えそうで、見えなかった。フォルモルの脚と比べれば、ずいぶんと細く見える。しかし細くとも、ちゃんと女らしい丸みがあった。



「私の印は、ここ」



 シラティウスは足の裏を見せた。足の裏に二重丸を描いた印があった。



「そんなところにあるのか」



 フォルモルやキリアの印もナめにくかった。シラティウスの印は先の2人とは、また違った意味でナめにくい。



「ほら、ナめたいんでしょ」



 シラティウスは満面の笑みだ。さきほど地下にいたときと、まるで別人だった。儚げな少女から一転、残虐な魔女に変貌したかのようだ。



「もしかして、そういう性癖なのか」
「文句あるんなら、ナめなくても良い」



 と、シラティウスは真っ白い足を引っ込めた。その癖、リードを離そうとする様子はなかった。



「わかった。ナめさせてもらいますよ。お姫さま」
 照れ隠しもあって、わざとそう言った。



「どうぞ」



 足の裏を突き付けられた。カカトのあたりだけ赤く染まり、土踏まずからつま先にかけては白くなっている。パン生地のようなやわらかそうな足だった。


 
 お風呂で丁寧に洗ってきたのか、それともシラティウスの体臭なのか、甘い匂いが淡く鼻についた。舌先をゆっくりとつけた。



「ひゃうッ」
 と、シラティウスは矯正をあげた。さっきまでは表情のなかった顔が、だらしなくゆるんでいた。目の焦点はあっておらず、桜色の唇をかみしめている。もう一度、舌先をつける。



「ひゃっ」
 と、小さく痙攣していた。


「ジッとしててくれないと、うまく印を重ねられないだろ」



「うるさい。文句を言わず、丁寧にナめなさい」
 シラティウスは、小さな白い足の指で、セイの舌を器用につまんだ。



「はいはい」



 土踏まずのところにある二重丸に、セイは〝英雄印〟を重ねた。足の指の合間から、シラティウスの表情が見えた。だらしなく口を開き、ヨダレを垂らしていた。


 
 印は、重なった。

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