俺の考えはあたらない
竜介と紅葉 1
あの勉強会から半月ほどがたった。いまでもまだそれは続いている。俺は今教室にいる。さきほどまでは体育祭の種目決めがおこなわれていたためにぎやかだったがそれも終わり今はとてもしずかだ。なんでそんな教室にいるかと言えば俺の前でなんとか勉強をしている紅葉におしえるためだ。
「できたか?」
「ごめん。もうちょっと」
かくだんにできるようになってきているがやはりまだまだバカだった。1問にそんなにかかるか?普通と思ってしまうほどの速度だ。
「終わったよ~」
「そうか。じゃあもう帰るか」
「そうだね」
案の定、外はほんとに少しだけだったが暗くなりつつあった。そして
「おくっていってね」
想像していた言葉がとんできた。まぁ最近はいつもこんな感じなのだが。
「わかったから、速くいくぞ。」
「まってよ~」
「もっと暗くなってもしらないからな」
少しからかいながらはやあしで学校をあとにする。
「そう言えば竜介君は何にでるんだっけ?」
「体育祭か?」
「そう!私は結構でるんだよ~。幅跳びとかリレーとか!」
「へ~俺は面倒くさいから100にしかでないよ」
「そっか~じゃあ私のこといっぱい応援できるね」
「まぁ、そうだな。ん?」
「どうしたの?」
「いや、あそこ」
そこには低学年の小学生くらいの男の子が道の横でボールを蹴って遊んでいた。
「こんな時間に一人か?しかも危なくないか、あれ」
俺の不安が的中した。男の子が飛び出した瞬間向こうから車がきたのだ。それにきずいた瞬間にはすでに俺は走りだしていた。
「竜介君!?」
後ろから紅葉の声がきこえたがとまらない。
「あぶない!」
俺が男の子を守るように抱えた瞬間
ガシャーン
体にものすごい衝撃がはしった。そして意識がなくなっていく。
その薄れゆく意識のなか紅葉の悲鳴と俺を包みこむような光がみえた。
「できたか?」
「ごめん。もうちょっと」
かくだんにできるようになってきているがやはりまだまだバカだった。1問にそんなにかかるか?普通と思ってしまうほどの速度だ。
「終わったよ~」
「そうか。じゃあもう帰るか」
「そうだね」
案の定、外はほんとに少しだけだったが暗くなりつつあった。そして
「おくっていってね」
想像していた言葉がとんできた。まぁ最近はいつもこんな感じなのだが。
「わかったから、速くいくぞ。」
「まってよ~」
「もっと暗くなってもしらないからな」
少しからかいながらはやあしで学校をあとにする。
「そう言えば竜介君は何にでるんだっけ?」
「体育祭か?」
「そう!私は結構でるんだよ~。幅跳びとかリレーとか!」
「へ~俺は面倒くさいから100にしかでないよ」
「そっか~じゃあ私のこといっぱい応援できるね」
「まぁ、そうだな。ん?」
「どうしたの?」
「いや、あそこ」
そこには低学年の小学生くらいの男の子が道の横でボールを蹴って遊んでいた。
「こんな時間に一人か?しかも危なくないか、あれ」
俺の不安が的中した。男の子が飛び出した瞬間向こうから車がきたのだ。それにきずいた瞬間にはすでに俺は走りだしていた。
「竜介君!?」
後ろから紅葉の声がきこえたがとまらない。
「あぶない!」
俺が男の子を守るように抱えた瞬間
ガシャーン
体にものすごい衝撃がはしった。そして意識がなくなっていく。
その薄れゆく意識のなか紅葉の悲鳴と俺を包みこむような光がみえた。
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