俺の考えはあたらない

大空 ヒロト

紅葉の面倒 1

今俺がいる場所はとてもしずかだ。別に俺しかいないからとゆうわけでもない。30人以上の人がいる。え、じゃあなんでそんなに静かなんだって?それは大山紅葉のある発言が原因だった。


午後の授業が始まり、みんなは今数学の問題を解いている。数学と言ってもまだ中学の復習みたいなもんだ。俺もとっくに終わっている。みんなもとき終わったようで先生が答えを言っていった。やっぱり簡単でほとんどあっていた。

「みんなできたなーこんなところで間違えていたらこのさきできないぞー」

と、ここで大山が

「せんせ~!10点だったんですけど私大丈夫ですかね~」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「はっ!?」

「え、え~とこの先頑張れば大丈夫ですよ…大山さん」

あ、あいつの言っていたことは本当だったのか。あの簡単なテストで10点か……たしかにバカだ。
こうして授業が終わった。



『さようならー』
学校が終わり放課だ

「竜介君!一緒に帰らない?」

俺は大山に誘われた。

「うん。いいよ」

特に断る理由もないので一緒に歩いて行く。

「大山、おまえほんとにバカだったんだな。」

「うん。だからいったでしょ~でもあんまりバカバカいわないでね~私でもきずつくから」

「わかってるよ」

「でさ、相談なんだけど竜介君て勉強できるよね?」

「まぁそこそこはな」

「私に勉強教えてくれない?」

「はぁ!?なんでだよ」

「なんとなくだよ~ほら私全然できないからさ~」

「俺でいいのか?」

「君がいいんだよ」

「わかった。たまにでよければ教えるよ」

「うん。ありがとう」

なんか俺が教えることになってしまった。まぁさすがにあの学力はやばいからな。

「ところでさ私のことは名前で呼んでよ」

「え、なんで?」

「いいから!」

「っ…わかった。紅葉。」

「うん!」

こうして帰り道を歩いていった。


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